このブログを検索

2012年4月26日木曜日

宇宙論 佐藤勝彦氏

みなさんは宇宙について興味はありますか?興味の無い方や宇宙の事を考えると怖くなる人(息子は小さなころ宇宙の話をすると耳をふさいでいました・・笑)はとばしてください。

佐藤勝彦氏という研究者がいます。この分野でノーベル賞に一番近い人だとも言われています。

数年前まで東京大学で教鞭をとっていたのですが、定年で退官し別の大学に移られました。

私は小柴教授のノーベル賞受賞記念の公演の折、直接佐藤氏の講演を聞く機会に恵まれました。

氏の講義は一般の聴衆のため難しい方程式は使わずに、至極簡単に彼の唱えるインフレーション宇宙論について説明してくれました。

ここにお薦めする本は氏がまさにそうした素人向きに分かりやすく書きあげたものです。

宇宙論の序章としてお薦めの書籍です。




ステープ・ホーキング氏は皆様もご存じの車いすの天才物理学者です。彼はスタートレックにも出演していますから知らない人はいないと思います(笑)

彼の著したこの本も入門書としてお薦めです。今最新の宇宙論の概要をつかむにはうってつけです。

そうそう佐藤勝彦氏はホーキングの訳者でもありましたね。




もう少し量子論や粒子の振る舞い(物理学は良い言葉を使いますね)を知りたいと言う人にはこちらの本をお勧めします。

内容的には日本人で先般ノーベル賞を受賞した益川・小林理論とも通ずるものがあります。

宇宙創成の謎は対称性の破れだった?本当に想像が膨らみます。



さらに宇宙の姿を俯瞰しようとするならばこの2冊がお薦めです。宇宙観が一気に広がること間違いありません。カラビヤウ多様体ということばや超弦理論もこの本で知りました。

読み終えると村上春樹のパラレルワールドが嘘ではなく、実際に説明されているところに驚きます。

金環日食が近づいています。専用の器具を使って目を傷めないように観測しましょう。私は日食の開始と終了間際のダイヤモンドリングが好きです。