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2009年4月24日金曜日

SMAP S君事件

昨日のSMAPのS君事件をどう思いますか?確かにいい歳をして分別がなくなるまで飲むのはおかしいという意見もあるでしょう。

私はそれよりも、一緒に飲んでいた人たちがこれだけ飲んでいる人を何故放っておいたのかという素朴な疑問です。友達や仲間ならば最後まで何故面倒を見なかったのか、一緒にいたのは友達や仲間ではなかったのかということです。

人間誰でも失敗はあります。でも、そんな相手がしょげて弱い立場のとき、立ち直れなくなるほど相手を攻撃するのはどうかと思います。

私も20代の頃お酒の 失敗がありました。でも、そんなとき本当の友達が誰なのか、その人の人間性が顕れます。今でもそのとき応援してくれた先輩達のことは忘れたことはありません。一方、そのときよってたかって攻撃してきた人たちの事も同時に忘れていません。

総務大臣のHさんはここぞとばかりとSクンを敵矢にして、「俺が使ってやってるのに、俺の顔に泥を塗りやがって、この野郎」と思ったのでしょうか、あの剣幕です。本人はもうすっかりしょげ返って反省しているのですから、ここはひとつ大人の対応するべきなのではないでしょうか?

だから?????酒飲みには優しい私なのです。

ネクタイ


皆さんは「勝負ネクタイ」ありますか?私の勝負ネクタイはこれです。Sパパに見立ててもらい、台湾の空港で買った安物ですが、これがつきがあります。重要な契約のときにこれを着用します。


今日は、足掛け4年半掛かったあるプロジェクトの契約です。親から子へ資産を継承するためには、自制と緻密な計画と運が必要です。ミニバブル、リーマンショック、世界景気の悪化とこの2.3年はジエットコースターのような有様です。しかし、グリードが場外退場し、市場は平穏に戻りました。


もともと私は安心の上に安心の保険を掛けて計画する性分です。ですから今日まで何が最善か何度も立ち止まり、引き返し考えに考え抜きました。そうです、いつ行うか、どう行うかによって開ける将来が全く変わってくるのです。「動的均衡」です。

動的均衡 ロハス

福岡伸一氏の「動的均衡」の書評です。分子生物学者が著したものとしては一般の我々でも大変読みやすく、一方アカデミックさに欠けるとも感じられました。

生物とはこの「動的均衡」にある状態だと結論していますが、面白いのは世の中に蔓延する健康志向の愚かさ(コラーゲンや各種サプリメントの無意味さ)や逆にトリプトファンという必須アミノ酸は細胞内の関門を通過する可能性があり、過ぎたるは及ばざるのごとしのようです。

気に掛かった箇所です。

「サスティナブルとは、常に動的な状態のことである。一見堅牢強固に見える巨石文化は長い風雨に晒されてやがて廃墟と化すが、リナベーショナルを繰り返しうる柔軟な建造物は永続的都市を造る

「かくして私たちは極めてシンプルな箴言に出会うことになる。アンチ・アンチ・エイジングこそが、エイジングと共存する最も賢いあり方だということである」

「ロハスの考え方は、禁止したり、命令するものではない。むしろ、私たちの考え方にパラダイムシフトをもたらすものだ。そのシフトとは端的に言えば、線形性から非線形性へということである」

分子生物学の分野に限らずこれらのことは建築や都市デザインなど多岐に援用可能な気がします。
彼によると胃や腸は体内ではなく、外界にあたるそうです。その意味では人間は考える管というそうです。面白い表現です。