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2011年1月11日火曜日

NYの地下鉄 良くない事が良くない事を・・・

良くないことを放置することが如何に良くないことなのか、その答えはNYの地下鉄にあります。

落書きを放置していたら益々その状況は悪化し、犯罪も増えました。

一方、落書きを消して、風紀を守る自衛団を作ったら犯罪は減少しました。

よくないことを放置しない好例です。あなたの周りにもよくないことを放置していませんか?

まず身の周りから始めましょう・・・連休明けの訓告その1です・・・・

自分を変えられる人

残念な人の思考法」という本が売れていると聞きますが、そんな本を読まずとも残念な人の思考には共通点があります。

それは必要以上に自己評価を過大に行い、「自分は~」、「私だって~」とう接頭語が絶えず聞かれます。そして自分を変えられません。

そこには大きな思考法の違いがあって、何事にも注意力が足りません。相手の行動言説全てに注意力が散漫なのです。怠慢とは緊張感のない状態のことです。緊張するということは単に意識を集中するということではありません。その思考に至るまで広範囲の情報を仕入れてそれまでに頭の中で分析し、仮説を立てることです。

残念ながら、老若男女を問わず残念な人の思考にはこれがありません。

こんな諺があります。

群盲象を評す」という言葉です。盲人が群がって象を触り、脚を触ったものは丸太のようだといい、尻尾を触ったものは鞭のようだといい、お腹を触ったものは太鼓のようだというと物のたとえです。残念な人はこの域を脱していないのです。

とりあえず私以上の年の人はもうどうでもいいでしょう。でも若い人はこれではいけません。残念な人になっては困ります・・・・

本多静六 嵐山町  勤倹貯蓄

本多静六という人は日本の公園の父ともいわれる林学者です。埼玉県の嵐山町も氏がその風光明美な姿が京都の嵐山に似ていることから命名したと言われていますが、どうじに巨万の富を勤倹貯蓄をモットーに巨万の富を築いたと言われています。

一時期ロバート・キヨサキ著の「金持ち父さん・貧乏父さん」という本が話題になったけれど、あの本の骨子は「天引き貯金をして投資しなさい」というもので、実は日本ではもうずっと前にこの本多氏が当たり前のように訓示していたのです。

本多氏が行ったのは以下のことです。

①定収入の4分の1を貯蓄する
②貯金の金利は定収入とし、その4分の3のみ使う

たったこれだけのことです。私が言うのもおかしいのですが、これはサラリーマンでも、自営業者でもやろうと思えば絶対に出来るのです。出来ないのはそもそもの形(構造)がおかしいのです。
負債や、実力以上の支出をしていれば出来ません。見栄体裁ばかり考えていてもダメです。

今は安い月給かもしれませんが、今出来たら将来もずっと出来ます。しらずしらずのうちにその差は大きくなっていきます。

英語の諺に"Money is a good servant,but a bad master"といいうものがあります。つまりもう一つの要点はその蓄財のために何かをすることではなく、蓄財したものをどうしてservantにしていくかということです。この両輪がとても大切なことだと思います。

新成人の皆さん、給与が上がらないと愚痴を言う前に、この実践をしてみたらどうですか?

自信につながる事請け合いです。

こばぜ旅館  開高 健

赤い、大きな足をとりあげて殻をパチンと割ると、なかからいよいよ肉がでてくる。それは冷たいけれど白く豊満で、清淡なあぶらがとろりとのり、赤と白が霜降りの繊鋭な模様となって膚に刷かれてあり、肉をひとくち頬ばると甘い滋味が、冷たい海の果汁が、口いっぱいにひろがる。これを高級料亭のようにおちょぼ口でやってはいけない。食べたくて食べたくてムズムズしてくるのをジッと耐えながらどんぶり鉢に一本ずつ落していき、やがていっぱいになったところで、箸いっぱいにはさみ、アア、ウンといって大口あけて頬ばるのである。



この文章は「越前ガニ」が掲載された『サントリー・グルメ』第1号のものです。この文章を読んで越前蟹が食べたくない人は信じられません。よだれの出そうな文章です。馥郁たる蟹の旨さを妖艶なまでに表現しています。

ところでこの蟹の舞台は越前町にある「こばぜ旅館」です。いつか行きたいと思っているのですが、実は偶然、岐阜に赴任していた頃、妻と義父は車で琵琶湖を北上し、この岬のこの場所に蟹を買いに出かけたことがあるようです。その帰りにお土産で買ってきてもらった蟹の美味しいことといったら筆舌に尽くしがたい味でした。Sパパのお友達の弁護士先生が金沢から3万円を払って送ってもらう蟹の美味しさを話していましたが、私も全く同感です。

メスのセコガニの漁期は1月中旬までです。岐阜では当時、100円もしませんでした。
ちなみに開高丼なるこの旅館の名物は蟹半分を使った丼物5000円だそうです。もちろん食べたいー!!!!!



写真は旅館のHPよりお借りしました。

くいしんぼうにかけては開高氏にもひけをとりませんので・・・・・・・・・