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2009年7月29日水曜日

ニセモノ考

昨日TVで奥鬼怒の山村の旅館で「ここは何にもないですけど、これならあります」と山菜や山椒魚のてんぷらを出して、夜は語り部を囲んで昔話を聞く会に大勢の中高年が参加していました。

これでいいのよ!!私はそう思います。嘘はいけない、ニセモノは飽きられます!!

デズニーランドは別として(TDLが何故これほどファンを獲得できるのかについては、以前コトラーの手法を用いてマーケティング分析を行ったこともあり話すと長くなりますので、別席に譲ります)それ以外の大型遊園施設やテーマパークの惨状を見るや「当たり前だよ」と言いたくなります。九州にあるハ*ス*ン*スなんてどう見たってオランダの街そのまま持ってくる発想が私には分かりません。

20年以上も前の話なので、時効としてお話しますが、当時のトップの一言により「ミラノのガレリアがいいから埼玉県のショッピングセンターに作ろう」と大の大人が喧々諤々と話し合っている姿は実に滑稽でした。どーも昔からこういうのには弱い私です。

ニセモノに壁壁しているのは私だけではないでしょう。こういった発想は箱物行政そのものです。私は箱物理想主義と揶揄しています。ハリボテは所詮ハリボテです。結果主義にはやるあまり滑稽さを通り越して、悲しささえ覚えます。

知が海石(いくり)に閉じ込められてしまいます!!!

教育論

子育てをほぼ終了した感のある私達夫婦ですが、その経験から少しだけ申上げます。

子供の教育は植物を育てるのと同じだと思います。必要なときに必要な分だけ水と養分が要ります。時期を間違えても、与えすぎても良くありません。そして何より太陽が必要です。太陽は社会=世間です。

私の周りでも良い意味の「親子鷹」は才能を伸ばしています。甲子園優勝まではたしたK家もこの親子鷹でした。大学生になった今も常識のある素直なナイスガイです。

肝要なのは与えすぎず、ときには遠くから眺めるように干渉しすぎないことです。

昔の人は親の背中を見せてればいいといいますが、時期においては一緒に動いてあげることも必要です。子供にとって太陽=世間は初体験です。

今思い返せば、「どうしても塾に行きたい」と言い出した息子につきあって2年間、私の日曜日はありませんでした。塾から塾の運転でした。あの頃は体力もありました。

地理の実践として飛行機から下北半島や紀伊水道を見せたりしたことも今となっては良い思いでです。

仕事が忙しいからそんなことは出来ないと言い訳をする人がいます。私はそれ以上言いません。そういう人に限って努力もせず、自分に甘く、結果を人のせいにします。そして何よりその背中を子供は見ているのです。

世の中の子育て中のお父さん、今が大切なんです。後じゃ遅いんです。必要なとき限られているのです。time up にならないように!!

夫婦は別々でいいんです。それぞれ役割があります。その方が逃げ道も作れて子供には助かります。

腑に落ちる

今日、都税事務所に取得税の評価方法で問い合わせをしていたところ、自分の間違いに気づき「すっと腑に落ちました

そうです。これが大切です。財務省所有の底地を取得するのだから所有権として課税されては税公平の原則に反すると事前に理論構築しようとも、若い女性担当官の「だって最初から借地権の取得税は課税されてないでしょう」・・・・・・・・・・・・しごく ごもっともです。

自説はすぐ撤回です。納得しました。キチンと事前に調べておくことが大切です。

困りもの スーツ


ロードバイクのおかげで体重の減少(6kg)とスーツの型の変更により、以前着ていたスーツがとれもブカブカ、カバカバです。パンツやシャツ、ジャケットは買い替えたのですが、スーツは2着しか普通に着れません。これは困りものです。細身のシャツにブカブカのパンツもいたたけませんし、逆に細身のパンツにブカブカのシャツも同様です。
Sパパのように何十年も前のものでもサラリと今風に着れるのはダンディズムの極めです。
濃紺かダークグレーに薄いストライプのスーツでも見つけてきましょう。今日午後にでものぞいてきます。
気分はやはりモダンブリテッシュでしようか?今日の雰囲気はOO7のジェームズボンドがお手本です。
写真は伊勢丹メンズにある、ピータージョンストンです。サビルロウスタイルでかっこ良いですが、問題は胸の厚みです。胸だけは痩せないのでまだ96cmあるのでここが細身だと入りません。


ペプチドワクチン療法

今朝ロックシンガーの川村カオリさんの訃報が届きました。享年38歳、7歳の愛娘を残して癌が命を奪いました。

この癌を制圧するべく色々な試みがなされています。そのひとつがペプチドワクチン療法です。全国の先端医療施設で治験を行っておりましたが、残念ながらT先輩の場合はすでに癌転移が進み治験の出来ない状態でしたが、この治療も日に日に進歩しているようです。

この療法は患者本人のがん抗原より人工的にアミノ酸化合物=ペプチドを合成し、患者に戻す療法で、ここのがんの特性にあった療法として究極のオーダーメイド療法とも呼ばれています。

このたび、東京大学医科学研究所の中村祐輔・ヒトゲノム解析センター長の発表により、「陽性患者では半数以上が400日以上生存し、800日を超えた患者も4割近く、陰性患者では半数が200日以内で亡くなり、400日以上生存した患者約2割だった。」とありました。

しかし、まだ治験の段階です。これこそいち早く厚生労働省は治験の一般化に予算をさき、誰でも治療を受けられるようにするべきです。もちろん、この最先端で活躍している人たちには包括的保護と研究を国レベルで評価する必要もあります。人の命はこの世で一番重いのですから。

直島 地中美術館


息子たちが行く予定の直島「地中美術館」は以前から行きたい美術館のひとつです。しかし、私には絶対に行けません。だって船しか行く手立てがないのですから。
船は絶対にマズイです。サイパンのマニャガハ島につく10分のフェリーでも船酔いしてしまいます。そしてその後目が回って気絶してしまうのです。おそらく三半規管が普通じゃないのでしょう。
というわけで、絶対に行けないところです。
この美術館自体が自然との共生をテーマにした美術作品です。建物に切り取られた瀬戸内海の風景そのものがアートです。美術館には「地中庭園」もありモネが愛した、オーベルジュを作庭しています。

常設展示品にはウォルター・デ・マリア"タイム/タイムレス/ノー・タイム" 2004年、花崗岩、マホガニー材、金箔、コンクリート、ジェームズ・タレル"アフラム、ペール・ブルー" 1968年、プロジェクター"オープン・フィールド" 2000年、蛍光灯、ネオン管"オープン・スカイ" 2004年、LED、キセノンランプがあります。同時にクロード・モネ"睡蓮" 1914-17年、油彩、200×200cm"睡蓮-草の茂み" 1914-17年、油彩、200×213cm"睡蓮-柳の反映" 1916-19年、油彩、100×200cm"睡蓮の池" 1917-19年、油彩、100×200cm"睡蓮の池" c.1915-26年、油彩、2枚組、各200×300cmも展示されています。


機会があって船に乗れる方、是非お立ち寄りください。


そういえば表参道ヒルズもこの思想の延長上にすこしかぶる感じがします。そう、「建物が建物だよと威張っている」のは自然との共生というテーマからするとちよっとカッコ悪い訳であります。


建物外観のみ美術館HPよりお借りしました。詳しくは美術館のHPで調べて下さい。

ゴールデンもいろいろ




セプは我が家で2人目(ゴールデン人なので匹ではありません)のゴールデンです。

来たときからセプはおっとりしていて、マイペースです。犬のくせに走ることや、ボールを追いかけることはあまり好きではありません。ジーニーとは正反対です。
人間も犬も色々な性格があってしかるべきと考えていますが、最近ちと困っています。なんでもない物に怖がったり、雷ならまだしも雨音にまで怖がる始末です。それと緊張のあまり粗相をしてしまうのです。これは年をとったからではなく、若いときも夕立の雨音で漏らしてしまったことがありますのでヒビリの性でしょう。今日も和室に粗相がしてあり、セプはテーブルの下でブルブルしています。さくらがセプを怒らないでと機嫌取りに纏わりつきます。仕方ないと私も妻も思っていますが少し心配です。

セプのこのヒビリの性格は他の犬のときも、ときどき現れます。さくらはボールやおやつがあっても大抵の犬と平気ですが、セプは弱い犬に対して噛み付いてしまうことがあります。以前もシェパードの子犬に噛み付いてしまったことがありました。もちろん平身低頭に謝りました。
ジーニーやさくらはガウガウ言っても噛むことはありません。セプはなにも言わずガブッとなってしまうので要注意です。こんな性格も知りながら老犬と暮らしていかねばなりません。
犬も色々、人間も色々と感じる今日です。良いところもあればまずいところもある。でも家族です。




冷汁 とり南蛮




宮崎県は美味しいものが沢山あります。新鮮なお魚はどれを食べても美味しいですし、地鶏の炭焼きも香ばしくて最高です。
そんななかでも我が家は夏になるとしばし、冷汁チキン南蛮を作ります。
冷汁のポイントはズバリ、麦味噌を焼いて香ばしさを出すことです。いれる魚は何でも構いません。
昨日は、塩焼きのかれいの一夜干しを入れました。そのせいか上品な味になりました。
個人的にはアゴアジも美味しいと思います。
チキン南蛮にはたっぷりの甘酸っぱいタルタルソースをかけます。
期末試験をあと一教科に控えた息子も帰るなり席について無言で食べ始めました。
週末からは演奏旅行です。富士市、大阪市、松山市を回ります。それを終えた後、直島にある建築家の安藤忠雄さんが設計した美術館を観て来るそうです。
そういえば息子の入学式は彼から祝辞をいただいたのでした。
今は何でも吸収できる時期です。五感のアンテナをはりなさい!!