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2009年1月7日水曜日

2008年 方丈記

この時期になると気になる新聞の切り抜きを1年分PDF化しながら、読み返すようにしています。

あのとき世間はこんな風潮だったのかと、改めて発見することも少なくありません。

そういえば2007年には前FRBのアラン・グリーンスパン氏が私の履歴書で「理由なき熱狂」ではなく、市場至上主義を声高に謳っており、同時にドバイやハワイの高級パック旅行が売れ、まだファンドが買い時とばかりに値下がり始めた不動産を購入する記事が載っていました。このどれもが今はいずこ・・・・

「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず・・・・」方丈記の一文を思い出します。世の中変化しているのです。

IT

数年前にものすごい勢いでIT化は進み、社会は一変するという「ウェブ進化論」という新書を読んだ事があります。しかし、本当にそうだったでしょうか?

昨年11月に知り合いも関係していた、VBの会社が東京地裁に民事再生法適用の申請を提出しました。リンデンラボ社のセカンドライフがその主力商品だったのですが、思うように利用者が伸びず、計画通りに進まなかったようです。

確かに、私たちは仮想空間を色々なところで既に目にしており、仮想空間そのものが珍しいものではなくなっています。一方、インターネットは様々な情報分析の手段として欠くことの出来ない存在となり、当然前述したメディアリテラシーを持って望むことが前提になるわけですが、これらの情報を駆使して、数年前では想像も出来ない情報を得ています。このようにITといっても我々がその使用方法を取捨選択し、使いこなす時代になったようです。

ITのこの特性を考えれば、「正く」、「的確」で、「時代適応」した情報を利用すれば、消費者は安心し、購買や利用について促進されるはずです。ここを読み誤らぬようにせねばなりません。「バーチャル」なものはより「リアル」なものを欲しがり、「リアル」なものはより「バーチャル」なものを欲しがるものです。

芸術 非芸術




芸術とそうでないものの違いは何なんでしょう?広辞苑を調べると芸術①後漢書 技芸と学術 ②一定の材料・技術・様式を駆使して、美的価値を創造・表現しようとする人間の活動およびのその所産。と記載されています。


今まで、料理が芸術とは思わなかったのですが、前回「カンテサンス」で味わった岸田周三氏の料理は芸術と呼ぶにふさわしい始めての料理でした。(昨日も予約が取れなくて、こんな話ばかりで関係の皆様には申し訳ありません!!)
写真は豚肉です。血は全く出ませんが、この色、食感は絶妙な火入れによりなされたものです。全く臭みがなく、驚く程美味しいものでした。(写真撮影は不可なのでNHKよりお借りしました)
彼はO型だそうです。拘るところは徹底的にこだわり、そうでないところは結構ゆるーい性格との事です。これも芸術家らしい一面かもしれません。