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2009年10月26日月曜日

お気に入り コールハーンのルームシューズ

この季節になると足元が寒いんです! 予算がなくてコンクリートの上に直に塗装しているものてすから、この歳になるとキツイものがあります。

そんなときこのコールハーンのルームシューズです。3.4年前にアラモアナで買った(なんでハワイに売っていたのか?)ものですがお気に入りです。

底もきちんとついていますし、軽くて暖かです。お気に入りの一足であります。

In her shoes 贈与論


今週末BSでキャメロンディアスとトニー・コレットそしてシャリーマクレーンの演じる「イン ハー シューズ」を放映します。

番宣で山本監督が言っていた、目の見えない大学教授が施設のヘルパーてあるキャメロンに本を読んで欲しいと頼むシーンが印象的です。勉強をしてこなかった自由奔放なキャメロンはなんと読めないのです。しかし、そのたどたどしい語りを聞いた老人がキャメロンに向って「+A」というのです。
ここは涙もんです。
教育の本質とは見返りを求めずまず贈与することから始まります。そのことがスマートに感動的に描写されています。そして勉強の出来なかったキャメロンは一度だってこんなこと言ってもらえたことはなかったでしょうから、少しずつ学ぶことに興味をもっていくのです。

当年75歳のシャリー・マクレーン(奥様は魔女に出ていた人)も孫のキャメロンが現金をタンスから探しているときに、チラリとみせた演技は貫禄ものです。

そんなこんなで「イン ハー シューズ」お気に入りの映画です。ちなみにインハーシューズとは「彼女の立場」でというような意味があります。キャメロンはやっぱり良いですよ!!
中学のとき私をかばって他の先生の矢面にたってくれた体育S先生、高校のときに浪人できない経済
状況を見かねて田舎に留まろうとしていたところ背中をポンと押してくれた化学のA先生、みんなこの老
人のように私に大切なもの与えてくれた人たちです。

CP スノー 2つの文化

仕事で知り合った優秀な若いポスドクが言っていました。「今の給料じゃとても結婚して、子供を持とうなんて思えません」「夢はあったんですが、どんどんしぼんでいきます」

昨日偶然テレビでiPS細胞で有名な山中教授の特番をやっていました。

日本の基礎科学研究者の環境と彼が教授を勤めているUCLAサンフランシスコグラッドストーン研究所の環境があれほど違うのかとはっきりと驚かされました。そして彼が文部科学大臣に陳情する姿も写っていました。

これじゃ中々日本に基礎科学の研究をしたいという有能な人材は育ちません。頭脳流出するのは当たり前です。

CPスノーハンティントンがいうように「文化には2つの文化がある」と、まさに科学のことなど全く興味のない政治家をトップとする官僚社会と研究に没頭し人付き合いの苦手な科学者たちとの溝は増すばかりです。何とかしなければなりません。イノベーションの原動力は効率でも経済でもありません。こうしたいという強い欲求なのです。

逸喜優 25th 


我が家のとある会話



毎年結婚記念日は何もしてないけど今年は25周年だから何か食べに行こうか?

息子

「日曜なら空いているけど」


「じゃ折角だから日曜にしよう」


「娘は?」


「ちょっと無理かも」


「この前の韓国料理にする?参鶏湯もいいし」

妻・息子

「無言」


「お寿司にするから行くっていっているけど」


「いつお寿司に決めたの?」「まあいいかじゃそうしよう」



ということで25年目の結婚記念日は自宅からほど近い「逸喜優」さんです。

写真は他のお客様のご迷惑になるので遠慮しましたが、つまみからお願いして、松茸の土瓶蒸しも戴きました。まずは高級魚になってしまったのどぐろの炙りではじまり、真冬のぶり以上の美味しいブリの握り、さらに中々お目にかかれないケイジの握りも戴けました。おおトロより旨いかもしれません。アナゴもふっくらして塩とつめの両方で楽しめます。もう満腹です。


妻が隣のご家族が限定30セットのおせちを頼んでいるところを羨ましそうに見ているので「じゃあうちも頼んだらと」というと嬉々としてお願いしていました。毎年年末は大掃除とこの御節作りで頑張っているので今年は手を抜いても良いよと息子が横で申しております。ただし、10枚以上焼く鴨と黒豆とお刺身は必要とのことです。熱燗も効いて風邪気味の体も温かくなりました。31日に息子と墓参りを済ませてから私が取りに行くことになっています。思えば人生の半分を妻と一緒に過ごしたことになります。夫婦は空気のような存在が良いといいます。(どうでもいいってことじゃないですよ!)いるかどうか分からないけどないと生きてゆけないそんな存在のことです。まだそれには序の口です。