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2011年3月7日月曜日

視座 リダイレクション  牡蠣フライの自分史

多かれ少なかれ年齢の違いはあれど私たちは過去の経験によって各人それぞれの思考性向をもち、やっかいなことに中々変更は出来ないものです。

村上春樹氏の小説が分からないという人はこの傾向が強く、いってみればしっかりとした自己を持っている人が多いようです。

村上氏は小説家とは多くを観察し、わずかしか判断を下さないことを生業とする人と言っています。

そして自己顕示のための小説や読書に判断を押し付ける小説はつまらないものが多いとも言っています。

多くの読者が村上氏の小説に共感するのは氏が書き続ける詳細な観察が事象・事物と自分自身との間に存在する距離や方向をデータとして積み重ねていく、そのことが氏の言う「仮説」であり、静かに眠り続ける猫であり、読者にそれぞれの物語を作る重要な要素です。その意味で徹底的にフィクションにこだわるとも。

氏が就職活動中に原稿用紙4枚に自分史を書けと言われた学生が氏に手紙をよこしたという件がありました。とても自分史を4枚では書けない。しかし、牡蠣フライに関してならできるのではと・・・

視座の転換です。牡蠣フライは自分という自己を表現する道具なのです。氏は易々とそして自己の内面性を際立たせた文章をその後に載せています。

我々に必要なことはまさに自己と他者との関係性を考察することです。エマニュエル・レビィナスがそうしたように唯一の自己発現の方法なのです。

T・P・O・L

TPOとは前の会社に入社したての時にある人から悉く教わりました。皆様もご存じのTime=Place=Occuationです。30年近く前です。

50歳までは頑なにスポーツカーは所有しないと言っていた私ですから、TPOについても自分流にアレンジはしますがルールを守っていました。

いつ誰が来ても会ったときに嫌な感じにならない服装です。もちろん正式な時にはスーツやタキシードも着用します。

このところ会社のスタッフのT氏も成長し、自分で考え対処できる力を持ってきました。明日はその初お披露目の日です。

一人で契約を対処します。そう今までは全て私が同席していたのです。商売は人です。そのことさえ間違わなければ結果はついてきます。

そろそろ私のTPOに彼の成長を記念してLを加えましょうか・・・・LはLIFE STYLEです。そう私らしさです。

コムデギャルソンの川久保玲氏にお会いした時も彼女のそのスタイルがオーラを放っていました。

山本耀司氏もそうでした。服がブランドタグをつけて歩いているのではなく、パーソナリティがそのまま具現化しているのです。その時の印象は三宅一生氏を佐川急便と間違えた以上に私に影響を与えました。20代の私はとうていそうはなれないと思ったからこのルールを頑なに守ってきたのです。

そろそろその殻も外しても良いのかもしれません・・・そろそろ素の私と付き合ってくれる人と付き合いたいと思うのです。

葉酸添加 FDA  カッツング薬理学

遭難する前に帰ってきました。多摩川橋や高架のところは薄ら積雪しています。

税務関係の本を読みながら気にかかる部分を調べているうちに、疲れと腰痛のため気分転換です。

そんなときは息子の本の盗み見が一番です。

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アメリカの葉酸添加について

アメリカのFDA(Food&Drug Administlation)は1998年より全ての強化穀物に葉酸の添加を義務付けています。

この目的は先天性神経管欠損の発言の低下を意図したものです。

母体の葉酸欠乏とこの神経管欠損には強い関連性が示されたためです。

しかし、一方では高齢者集団でビタミンB12欠乏症が表に出ないで、神経疾患の流行を招く危険性もあるというのです。

まさにディレンマです。万薬はないようです。

息子の机の上の本は宝の山です。経済的支援の見返りです。自由に読ませてもらいます。

カッツングはちなみに人の名前です・・・・

HEV Hotel Everrest View

世界の果てが大好きな私です。以前もパタゴニアのホテルのことやユーラシアの西端のホテルなど最果てに旅したい(最後はみんな最果てに向かう?)衝動に駆られています(笑)

そんなときまたまた行きたーーーい!!と思うホテルを発見しました。

その名もHEV・・・・・街場のCDショップではありません。ホテル・エベレスト・ビューです。

カトマンズから小型飛行機に乗り込んで、さらにヘリに乗り換えて、さらに高地順応で1泊そして徒歩か馬でそのホテルに向かいのだそうです。

こんなところで生姜を利かせたアッサム茶のチャイを飲みながら、エベレストの雄大な写真を取ってみたいものです。

そうそうこのホテル日本のヒマラヤ観光開発社というところが所有しており、日本語も通じるのだそうです。

写真は社のHPよりお借りしました。興味のある方は是非アクセスしてみて下さい。

8848mの夕陽のエベレストも圧巻ですが、個人的には大きくカービングナイフで削り取ったようなコンデ・リ(6187m)や槍のような形のアマダブラム(6812m)が好きです。







そんな話をしていた窓の外は春の雪です。

雪には弱い911です。難民にならないうちに帰りましょう。

不倶戴天 外務大臣辞任

不倶戴天=フグザイテンという言葉をご存知であろうか。

「互いに憎しみあい復讐しないではいられない間柄」と辞書にはありますが、読んで字のごとく「ともに天を戴かず」ということなのでしょうか。

わが国の外務大臣の辞任にまつわる野党と与党の応酬を見ていて、あまりの幕切れにあっけにとらわれてしまいました。そのときこの言葉を思い出しました。

そもそも政治資金規正法における外国人からの寄付の禁止については、国の中枢を担う国会議員が外国の利益誘導になるような行為を禁ずるべく制定されているものです。

条文に「故意」と書いてあるのは知っていたか、知っていなかったかではなく、そのことを利用し意識的に相手の利益になる行為をしようと誘導された自覚があるかという問題です。

その点においては今回の個人応援者が外国人と認識(在日2世)としても何ら問題のなかったはずです。

野党も野党ですが、こんな問題で国の重要なポストである外務大臣の辞任をあっさり認める首相の浅はかさ、情けなくなります。

裸の王様宜しく、一人だけどんカンな王様が残り、周りはみんな居なくなった。その通りです。

民主党が政権を握ったときにこの政権の問題はあまりに寄り合い所帯すぎると言いました。以前なら野党と与党として政策を戦わせた人たちがひとつになっているのですから、時間の問題なのです。

かと言って自民党を応援している訳ではありません。

前原氏に関しては苦労して大学に進み、高坂教授の下政治の世界に進んだ人間としてどれだけの力量があるのかと興味を持ち、彼の講演を聞いたこともあり、そのときは中々の事を言うと評価していましたが。このところの彼の発言の迷走ぶりで私の評価は下がりました。政治の中枢にM政経塾出身者が多すぎるアレルギーもあります。

わが国はこんなことをやっていたら完全に無視されます。そうでなくても冷ややかな目が注がれているのに、もはや風前の灯とはこの国の政治でしょうか・・・・

リベンジ メカジキのグリエ 新ごぼうのエスプレッソ風ソース

昼間のフレンチにいまひとつ???????だったのでならば自分で春の香りのするフレンチを作ろうと痛い腰にベルトを巻いていざスタートです。

付け合せにアボガドとそらまめです。それとBILLSのフェタチーズポテトです。今回のほうが旨くできました。

脂の乗ったメカジキは塩コショウだけのシンプルな味付けです。焼いているうちに出る油を丁寧に取り除くことがポイントです。

肝心のソースはライト感覚に仕上げるべくバターは少なめです。新ごぼうを軽くビネガーでゆがいてからミキサーですり潰します。こでカトルエピスを少々して、生クリームで泡立てます。エスブレッソ風新ごぼうのソースの出来上がりです。

お味は???☆☆☆☆でした!!!!!!