このブログを検索

2008年12月25日木曜日

中目黒らしさ 




設計の方と進めている中目黒プロジェクトの模型です。昨日、この素敵なクリスマスプレゼントを携えて来社されました。ありがとうございます。
「中目黒らしさ」を考え具現化しています。利用者の導線、気持ちよさ、周囲への配慮など本当に細部まで検討してきました。私達全員なんとか実現したいと思っています。ただし、私は大切な資産をお預かりします。もしそのリスクが増大して絶対にやらないほうが良いという結論が出れば例えここまで熟考したとしても計画はストップします。厳しいですがそれが私の仕事だからです。


とはいえ今現在は98%の確立で進める予定です。今後は相続税、キャッシュフローなどと市場の見極めこそが判断の要点です。

書評


長谷川慶太郎氏の本を2冊読みました。(昨日早寝したので早朝にイッキ読みです)

一方は田原総一郎氏との対談形式なのであまり参考にはなりませんが、私は必ず2冊並行して読みます。そうすると著者がそのときだけ調子よく言っていることなのかどうか判断できるからです。


この著者については好き嫌いの分かれるところですが(佐高信氏などは批判している)、中国の近代化評価や共産主義思想の一部を除けばかなり話は実践的です。しかしながら、日本が成長するシナリオの中で、ドル供給の増減が論じられていない点、アメリカの次期政権のリーダーシップ力、日本の製造業の過剰なまでの信奉などの点は甚だ疑問です。しかしながら、「ドルが下がったのではなく、円だけ下がっていない」という点は私には盲点でした。円ドルベースしか見ないのでついドル安と勘違いしてしまいますが、実際に2007年12月と対比するとドル77.3%、ポンド60.16%、ユーロ77.3%、オーストラリアドル63.9%、ウォン56.6%となります。逆に言えば金融恐慌の中心であるアメリカのドルの値下がり率は少ないという評価になります。これは裏を返せばアイスランドがIMFに援助を申し出た一件を見ても、基軸通貨としてのドルを保有していなければ貿易さえ行えない(この場合は漁業用の燃料などの購入)事例が指し示すとおり、基軸通貨としてのドル機能は普遍ということになります。


アメリカの次期政権は死に物狂いで経済対策を行うでしょう。そして公共事業や社会保障など法律を変えてでも生活の安定に努めるはずです。その結果ドルは増刷され供給量が著しく増えるはずです。

当然そうなればドル安が加速はずですが、そこに基軸通貨としてのドルの機能が重なり単純にはそうならないのかもしれません。この本の著者のように104円、105円安定にはまだ程遠いでしょう。当面行き場を失った世界マネーは東洋の国の周辺に漂いそうな予感がします。

クリスマスイブ 鮟鱇鍋




我が家のクリスマスイブの夕食は会社のスタッフT女史より戴いたあんこうを使っての「鮟鱇鍋」と「鶏肉とターァツァイの黒胡椒炒め」「イカとニンニクの芽の四川風トウチ炒め」です。この時期の鮟鱇にはフォアグラ以上の大きさの肝があり、これを乾煎りしてスープに加えます。じきにスープはオレンジ色に染まりえもいわれぬ美味しい鮟鱇鍋の出来上がりです。身にはコラーゲンがたっぷりついていてとても美味しく戴きました。T家の皆様ごちそうさまでした。




中華2品もこのところ「トウチ」の使い方を覚え、失敗がなくできるようになりました。




食後には娘が作ったイチゴケーキを食べました。一番喜んだのはもちろん「セプ」と「さくら」です。




腕がますますひどくなったのでゆっくりとお風呂に入ってボルタレンテープを肩から肘まで貼って早寝です。