パーティのワイン買い付け行きました。
一度、オイスターロックフェラーに勧められた(ここじゃないですよ)シャブリが合わずひどい目にあったことがあるので、今日は料理の詳細を話しながら恵比寿ガーデンプレイスのLaVineeで探して戴きました。
**********************************************************************************
帆立と青のりのテリーヌ、牡蠣のEVオリーブオイル漬けに合わせるワインはこのサンセールです。
特 徴
サンセール北部のSURY-EN-VAUX村にある有名なポール・ヴァタンのドメーヌ。近年特に高い評価を得ており、中でも人気の『グランド・キュヴェ』は石灰質の強い土壌の高樹齢のソーヴィニヨン・ブランを選りすぐって仕込まれるもの。やや深い色合いで、熟した果実にミネラルの効いた非常にスモーキーな風味が強く、アタックは爽やかさがあるものの腰のあるしっかりとした風合い、凝縮感のある果実の味わいは全体の調和が見事。爽やかさと味わい深さの共存したような魅力があります。
**********************************************************************************
鶏肉のオージェ谷風煮込みに合わせるワインはこのジュライソンのLAPEYREです。写真はデザートですが、奥から特別に出してくれた濃縮の高いビンテージ05年のSECです。
特 徴
南西地方の白の銘酒として最近特に注目されるジュランソンを代表する蔵元。早くから協同組合を脱退したジャン・ベルナール・ラリュが産み出すワインはこの地でもトップ評価を受ける。プティ・マンサンの遅摘み葡萄から仕込まれるスペシャルキュヴェは、コアペの造る最高級デザートにも匹敵する記念碑的なキュヴェ。輝くばかりのゴールドカラー、トロピカルフルーツや蜂蜜、ローストのニュアンスが渾然一体となる華やかさ、濃密な果実味はネクターを思わせる甘美さ、そしてこれだけの熟度を持ちながら絶妙にキープされる酸味が絶妙の調和をもたらす極上の出来栄え!
**********************************************************************************
ペリゴール風サラダにあわせるワインは ローヌのVINSOBRES CADENE OOARNAUDです。
これもビンテージの05年です。
特徴
ローヌの強い太陽を感じさせない雑味のない飲み心地、それはオーク樽を使わないオールステンレスによる新しいローヌを完成させました。今までにないローヌの極上品です。
焼き鳥や牛タンにもこれは合います。もちろん塩味のきいた砂肝にも最高の1本です。
***********************************************************************************
最後に田舎風テリーヌ(テリーヌ・ド・カンパーニュ)合わせるのはロワールのブルグイユのカベルネフランです。
特 徴
ロワール地方、ブルグイユの東にあるレスティーニュに1870年から続く歴史ある蔵元。現在5代目のサミュエル&ソフィー夫婦が二人仲良くワイン造りを行なっています(とにかく明るくいつも笑顔)。このキュヴェは自他共に認める蔵元の最高級キュヴェで、この地で最高の区画とされる北側の緩やかな南向きの斜面から生み出された平均樹齢80年のカベルネ・フランから造られたもの。スパイスやブルーベリーの香りがあり、純粋な葡萄ジュースのような自然な果実味、アフターのタンニンと果実のバランスが絶妙で素直に「美味しい」と感じるはず。凝縮度も強い2005年の力作。
*********************************************************************************************
最後の物は表に出ていなかったものを奥まで走って取りに言ってくれた極上のロワールとのことです。今度のHPは是非ワインと料理の相性を楽しみながら味わってほしいと店主は思うのであります。
このブログを検索
2010年4月7日水曜日
カトルエピス(Quatre epice) 田舎風テリーヌ
フランス料理にはかかせないカトエピスは4つの香辛料を混ぜ合わせたものです。
私の場合には、シナモン、クローブ、ナツメグ、オールスパイスを基本にレットペパー、ジンジャー、オニオン、ホワイトペッパー、タイムをその時々に合わせて調合します。
今週末、挑戦するテリーヌ・ド・カンパーニュにはオニオンとジンジャーにタイムも加えます。
ポイントは乾燥フルーツを使うこととこのフルーツにひと手間かけてあげることてす。
きっと美味しい田舎風(カンパーニュ)のテリーヌが出来るはずです。
田舎風テリーヌのレシピ テリーヌ型1個分
材料
豚レバー50g、鶏レバー60g、豚肩ロース300g、豚トロ肉100g、ベーコン14枚、網脂1枚、
ポルト酒、コアントロー、乾燥(無花果10個、杏8個、栗50g、葡萄20個、ピスタチオ10g)、赤ワイン、砂糖、蜂蜜、ローリエ、レモン、塩胡椒
☆レバーは汚れを取り除き牛乳に一晩漬ける
☆乾燥果物に赤ワインとポルト酒、コアントローを鍋で温めて、砂糖、蜂蜜、レモン汁を加え冷蔵庫で一晩置く
☆翌日 豚肉を粗みじんにして、みじん切りのレバーとカトルエピスを加えよく合わせる
☆合わせた肉に乾燥果物とつけ汁ごと加えさらによくもむ
☆塩胡椒して味をととえ、ローリエを一枚のせ、一晩冷蔵庫で寝かせる
☆水で戻し網脂を用意し、テリーヌ型に合わせてオープンペーパーを切り、内側にバターを塗る
☆ベーコンを重ならないように敷き詰める
☆レバーと肉をぎゅうぎゅうに詰める
☆最後に網脂をかぶせ、さらにオープンペーパーをかぶせ重しをして、冷蔵庫で一晩寝かせる
☆湯煎にしたオープンで焼いて、汁がでなくなったら出来上がり
☆冷蔵庫で一晩ねかして明日食べます
結局、3日がかりでの完成とあいなるわけです。そういうのも楽しみの一つです。あわせるワインはカトルエピスではありませんが、メルロー、グルナッシュ、カベルネに南フランスのカリニャンを加えたブレンドの赤を合わせましょう。
写真は名店猿楽町のレザファンギャテのテリーヌです。目と舌で楽しませるお店です。八幡通りから少し入ったところにあります。
贈り物 キハチのロールケーキ
私がワインを好きだと言うとワインをよく戴きます。そんな中にも贈り手の思いが詰まっています。
値段じゃないんです。考え方なんですね。それ以来、贈り物は私が自分で好きなものを贈るようにしました。もちろん味覚の違いはあるのでもらっても美味しくないと感じる人もいるでしょうが、少なくても贈り手は良いと自分で確かめたものを贈っているわけです。
弊社のお中元・お歳暮はは親戚の惣菜店が特別に作ってもらっている明太子と数の子です。どちらも私の大好物です。
そんな好物の一つにキハチのロールケーキがあります。甘いものは苦手な私ですが、ここキハチのトライフルロールは大好きです。
午前中売り切れ必死の「シェ・かつ乃」のロールケーキも、大行列の堂島ロールも食べましたが、私の中での金メダルはここのトライフルロールです。今日のお見舞いにはここのロールケーキを恵比寿のアトレに行って買ってくることにします。
それと入院中は禁忌といわれている黄金の書籍も同-包しましょう。ただし、くれぐれも術後2日目以降お読みください。もし守らなければ大変なことになりますぞ!!!ご注意あれ!!!!
仮死性
細胞というのは誕生した時からapotosis=プログラム死する運命にあります。つまり人間は生まれたときから死ぬことを運命づけられているということです。
私が死の哲学の必要性を説いているのはこれなんです。人間の大命題は死ぬことが不可避なことです。別に死の哲学も大それたものではありません。この事実を念頭に置いて常に行動をするということだけです。
「明日、死ぬと分かったら」上かつ丼と並かつ丼のどちらを食べますか?
こんな命題も「 」がつくと考えてしまいます。いかに私達が日常このことを考えないで行動しているか考えさせられます。つまり今は一回きりで次はないのです。
そんなことしてたら経済的に困窮してしまうと反論の向きもありましょう。いいんです別に上かつ丼じゃなくてもそうやって悩み考え今を大切にすることが大切なんです。
今日、内田 樹氏のブログにいいことが書いてありました。氏も大学での生活があと1年と次がない状態で今を楽しんでいるように窺われます。一部、仮死性について抜粋しましたので、全部読みたい方はブログの方にどうぞ!!!!
***************
***************
内田 樹氏のブログより
なぜ、「生け花」と「プラスチックの造花」のあいだに美的価値の違いがあるかということを前に論じたことがある。
もしも、造型的にも、香りも、触感も、まったく同じであったとしたら、「生きた花」と「死んだ花」の本質的な差はどこにあるか。
差は一つしかない。
「生きている花」はこれから死ぬことができるが、「死んだ花」はもう死ぬことができないということだけである。
美的価値とは、畢竟するところ、「死ぬことができる」「滅びることができる」という可能態のうちに棲まっている。
私たちが死ぬのを嫌がるのは、生きることが楽しいからではない。
一度死ぬと、もう死ねないからである。
すべての人間的価値を本質的なところで構成するのは「死」である。
「仮死性」というものがあらゆる人間的価値の中心にある。
昨日書いたように、私たちが定型的なことばを嫌うのは、それが「生きていない」からではない。
それが「死なない」からである。
個人の身体が担保したものだけが「死ぬ」ことができる。
「世論」は死なない。
個人としての誰が死んでも、「世論」は死なない。
それは「プラスチックの造花」と本質的には変わらない。
だから、世論は私たちに深く、響くようには届かない。
深く、骨の中にまで沁み込むように残るのは「死ぬ言葉」だけである。
内田先生のブログ ここhttp://blog.tatsuru.com/
私が死の哲学の必要性を説いているのはこれなんです。人間の大命題は死ぬことが不可避なことです。別に死の哲学も大それたものではありません。この事実を念頭に置いて常に行動をするということだけです。
「明日、死ぬと分かったら」上かつ丼と並かつ丼のどちらを食べますか?
こんな命題も「 」がつくと考えてしまいます。いかに私達が日常このことを考えないで行動しているか考えさせられます。つまり今は一回きりで次はないのです。
そんなことしてたら経済的に困窮してしまうと反論の向きもありましょう。いいんです別に上かつ丼じゃなくてもそうやって悩み考え今を大切にすることが大切なんです。
今日、内田 樹氏のブログにいいことが書いてありました。氏も大学での生活があと1年と次がない状態で今を楽しんでいるように窺われます。一部、仮死性について抜粋しましたので、全部読みたい方はブログの方にどうぞ!!!!
***************
***************
内田 樹氏のブログより
なぜ、「生け花」と「プラスチックの造花」のあいだに美的価値の違いがあるかということを前に論じたことがある。
もしも、造型的にも、香りも、触感も、まったく同じであったとしたら、「生きた花」と「死んだ花」の本質的な差はどこにあるか。
差は一つしかない。
「生きている花」はこれから死ぬことができるが、「死んだ花」はもう死ぬことができないということだけである。
美的価値とは、畢竟するところ、「死ぬことができる」「滅びることができる」という可能態のうちに棲まっている。
私たちが死ぬのを嫌がるのは、生きることが楽しいからではない。
一度死ぬと、もう死ねないからである。
すべての人間的価値を本質的なところで構成するのは「死」である。
「仮死性」というものがあらゆる人間的価値の中心にある。
昨日書いたように、私たちが定型的なことばを嫌うのは、それが「生きていない」からではない。
それが「死なない」からである。
個人の身体が担保したものだけが「死ぬ」ことができる。
「世論」は死なない。
個人としての誰が死んでも、「世論」は死なない。
それは「プラスチックの造花」と本質的には変わらない。
だから、世論は私たちに深く、響くようには届かない。
深く、骨の中にまで沁み込むように残るのは「死ぬ言葉」だけである。
内田先生のブログ ここhttp://blog.tatsuru.com/
多磨霊園 菊池 寛 雨宮育作
仏教にも、キリスト教にも帰依していない私でありますが、夢枕に20年以上前に死んだ父親が出てくるというのは気持ちのよいものではありませんし、同じ日に妻も夢を見たとなると嫌な感じです。
お彼岸には混みすぎていて近寄れないので、この墓参は昨年の大晦日以来となります。
園内には八重桜がありますが、まだほころんでもいません。あと1月くらいでしょうか。
その代わりにソメイヨシノは満開で、桜吹雪です。
雑草取りを済ませ、献花して近くを散策すると有名人のお墓があります。この桜の下は菊池寛氏の墓です。父が生前教えてくれました。
お墓に戻ってあたりを見回すと、我が家の真裏には雨宮家とあります。そうです。水産学で功績を残した雨宮育作氏のお墓です。牡蠣の研究や河口湖にわかさぎを放流し育成した人です。東京大学の学士院の文字もみられます。ご近所だったのですね????
青森の桜を追って旅に出ようと思っていましたが、私が行きたい十和田現代美術館付近には桜の名所はなさそうです。弘前と間違っていました。4月の下旬には草間弥生氏の講演もあり楽しみにしていたのですが残念ながら次回にします。Sパパ期待させてごめんなさい!!!
ひとつ朗報です。短いのに200円も通行料金を徴収していた稲城大橋が無料になりましたよ。
登録:
投稿 (Atom)