「
暗黙知」とは
ハンガリーの哲学者マイケル・ポランニーが1966年に提唱した概念で認知のプロセスにおいて言語で表わせない知覚をさして以前説明しました。
私達には言葉では説明できないが当たり前に行動している部分が多かれ少なかれあるのは史実です。自転車に乗ることも、水道をひねることも別に考えてしている訳ではありません。
私は人間の行動は①本来代々受け継がれてきた生得的要素によるもの②回数を行うことで生得的要素ではなかったがそれが本能的要素へとすり替わったもの③回数を重ねても本能的要素に刷り変わらないものに大別出来ると思っています。
このことは今さかんに議論されている
「共感力」という言葉とも複雑に関係します。
ビジネスモデルにおいてこの共感力を発揮することが強みになります。つまり説明しないでも安心できる、理解できる知覚ということです。
我々の仕事は如何にこの共感力をつけていくかということです。究極の共感力は「あ・うん」の呼吸です。しかし、そこにたどり着くまでには本人の自覚と相手への理解、そして努力と忍耐が必要です。
その上での「あ・うん」の呼吸であり、そんじょそこらには転がっていません。