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2013年3月19日火曜日

腸詰 台湾料理 龍の髭 麗郷



腸詰 台湾料理 龍の髭 麗郷

30年近く前から宇田川町には台湾料理の店があった。しかし正式には台湾料理と言うジャンルはないらしい。何故なら中国本土から台湾に移住してきた人達の出身はバラバラでそれらが台湾に定着し台湾料理と呼ばれるようになったから、大元はそれぞれルーツがあるということになる。

確かに友人が関わっていた新幹線のプロジェクトの終了と成功を祝して台北に行った時にも四川料理、広東料理、北京料理と何でも揃っていて本場の味だった。

話を渋谷に戻すと、そんな台湾料理店の中でも先輩によく連れて行ってもらったのがこの龍髭こと龍の髭と麗郷だった。この二つは今も現存している。

もう一件「はごろも」という小さな店が渋谷にあった。ここは中華粽と腸詰が有名だったが今は痕跡すら見つからない。どの店も本格的な味の差こそあれ美味しい。特に好物なのはその中でも腸詰である。これをアテにビールを飲めば最高である。

もっとも記憶が確かならば、前者の方が香辛料控えめであっさりしていた記憶がある。
この頃は様々な駅前に腸詰屋なる店が増えた。時折、戴くのだがまあ私に言わせれば70点と言ったところか、もっともこの二つの店が抜群にうまいのだけど。

横浜に移ってから宇田川町は遠い外国である。当時はミウラ&サンズを覗いて、麗郷で良く食事をした。今は中々行く機会が無い。一度、横浜そごうの京華楼で腸詰を買った事がある。中々の逸品だったがどうした訳か取り扱わなくなった。残念である。

腸詰には葱は欠かせない。よく、完ぺきな白髪葱を供する店があるが、あれでは駄目だ。葱のツンと来る辛味とサクサクした芯の部分も加えなければ旨くないからだ。
箸で腸詰を掴み、葱をやわら乗せて口に運ぶ。好みで辛油を付けて戴く、鼻腔に五香粉の香りと豚肉の甘みが広がる。

龍の髭で通販を予定しているようだ。もし開始したならばたっぷり買占め冷蔵庫でいつでも食べられるようにしておこう。だって旨い腸詰はそうそうないから・・・