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2011年11月8日火曜日

プライベートクラブ

Sパパより新春の外国特派員倶楽部で開催されるバレエにお呼ばれの機会を戴きました。特派員倶楽部は行ったことがないので今から楽しみです。

以前、シンガポールのタングリングクラブのことを書いたことがありましたが、外国にはこうしたプライベートクラブが多いのです。Sパパが会員だったサンタモニカのジョナサンクラブもその一つです。

日本では麻布台にあるアメリカンクラブが代表的ですが2007年に敷地の一部をマンションにして建て替えてからは入ったことはありません。分乗したのはパークハウスシリーズなるマンションで確か先輩のT工務店が建築した分譲マンションでした。

この手のクラブはSパパが言うとおり、料理やお酒が比較的リーズナブルなのが嬉しいです。日本のクラブはどうしてもこのあたりが割高になっています。

横浜にある横浜カントリー&アスレチッククラブも同様の倶楽部で、横浜・神戸に多いのも外国人の多かった街ならではでしょう。

もし機会があったら是非ハンバーガーかクラブハウスサンドを食べてみて下さい。名前のとおり本場の味です。決して裏切りませんから(笑)

内田 樹VS池田信夫

この有名人お二方のブログは毎日見ています。

両氏とも水と油とまでは申しませんが全く噛みあわない相性のようですが、私にはどちらが正しいなどと申し上げたくありません。

内田先生は物書きとしては一流です。読ませる術を心得ています。本はどれも面白いですから。リックのパパも確か同意見でした。

一方、池田氏は理論家で論理的整合性のないものは認めません。

経済理論においては後氏に軍配があがります。Sパパのリフレ理論とはやや反号しますが・・・・

一方、内田先生の教育論はまさに正論です。先生の教育=贈与という考え方は多くの理解を得ます。

いわばそれぞれの得意分野というものがあって、全人格的に全て従うというのは盲目の宗教崇拝と同じですから我々はそうした目で多くの理論と言質をとる必要があるのです。

権威的な人々  共感力

若い頃は権威的な人々を毛嫌いしてよく反発していましたが、この頃は可愛そうな人達だと思うようにしています。

私の言う権威的な人々とは経済的な優位性や教育のレベルをひけらかし自慢する人のことではありません。その組織にしがみついて、その組織の毛皮を借りて自分だと誤認している人達です。

こうした人は必ずエクスキュースします。自分は悪くないのだと、会社や組織がそう決めたからと言い訳します。

残念ながらこうした人種に魅力を感じません。

昨日も震災で被災した建物の修復工事が無事に終了しました。建物のオーナーにとっては手痛い出費ですが、そのままに放置することは出来ません。

ならば出来る限り、オーナーや入居者の立場に立って修復する事が私たちの課せられた責務な訳です。

ひとつの仕事に関わる誰もが権威的でなく、何をすればより良い仕事になるのか理解してくれています。有難いことです。

まさに仕事で一番大切な「共感力」そのものです。

旅のお供 本

海外に出掛ける時には必ず旅のお供が必要となります。

数年前のマウイでは5日間で10冊の本を読みました。もちろん併読です。

今回はそんなに時間がないのでマイケル・スペンスの「マルチスピード化する世界で」と村上春樹氏訳本の「パット・ビューティフル」の2冊です。



2冊ともさわりの部分は読みました。

後者はジャズに造詣の深い訳者ならではもので、一般的には決して幸せな人生とは言えないような奇人変人のアーティストにスポットライトをあて、優しく物悲しいストーリーを展開しています。

セロニアス・モンクが日本公演にきたとき、いつまでたってもステージに現れないので側近が探しにいったら新宿の裏通りを歩いていて、モンクが戻るまで聴衆は大人しく待っていたという件は、落語の名人が高座で眠ってしまい、お客さんが「師匠を寝かせてやってよ」という件と似ています。

アーティストとはそういう存在なのかもしれません。

今年も残すところ2カ月です。

今までの読書量は平年並みです。1週間に約3.2冊です。年間に直すと160冊程度です。

出来るだけあざみ野の書店で買うようにしていますが無いことが多いのでアマゾンを利用しています。そろそろアマゾンから表彰されてもいいかなと思うのですが(笑)いかがでしょう・・・

寒くなってきました。鎌倉の古本屋でもまた覗いてみたくなりました。