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2010年7月7日水曜日

New BMW 5 Touring



先日、New BMW5シリーズの528を試乗し、前回の535と乗り比べ、自分にはどちらが合っているか再確認したわけですが、海外のサイトでは年末発売されるツーリングの予想写真が載っていました。ほとんどNew5シリーズと変わらなくオフィシャルの発表なのでこの形で出されると思います。

Mスポーツもセダンとツーリングが近い時期で発表される気がします。

ノーマルでもディフューザーが効いているように感じます。後ろ姿はアゥディ似なのが気にかかりますが、顔は中々悪くありません。

こうして先代、先々代、先々々代と並べると形の変化がわかります。

写真は発表されたオフィシャルフォトよりお借りしました。

Herring Hurling  

飲食店を15年も経営すると良いこともあります。

外国からのお客様も多かったので英語のメニュー作りを辞書と首っ引きで私がやっていたため、今では海外のレストランに行ってもオーダーに困りません。(英語圏だけですけど)

オヒョウはHalibutと言います。映画ビッグウエンズデーで桟橋のところで老人がペアーに向かってちいさな魚をHalibutと言ってからかわれるシーンです。ごぼうはBurdockです。

Herringと言えばニシンのことです。W-Cupサッカー決勝戦出場が決まったオランダではこの時期に新しいHerrinが食べられます。料理名はすばりHerringです。

一方、英語でHurlingと言えばアイルランド発祥のスティックとボールを使った球技のことです。

よく野球のピッチャーが「ハーラーダービートップ・・・・・」と言われるのはこちらのHurlerの事です。原意は投げる人です。

蕎麦はJapanese Noodleなのですが正式には Japanese Buckwheat Noodleと言います。うどんはJapanese Wheat Noodleです。

暑気払い  銷夏  小署


小署の今日は暑気払いです。銷夏ともいいます。

昼時に軽く近くのお蕎麦屋さんに行きました。中目黒の「驀仙坊」です。

みんな鴨せいろでつまみに天ぬき板わさだし巻き卵とビールを軽く1杯です。

スタッフのT女史の悪阻が治まったので中々連れていけなかったのですがやっと念願叶いました。

出産予定日は1月2日のお正月とのことおめでたい時期です。

午後には近くの有名な産婦人科に診察に行くそうです。健康な赤ちゃんを産んでもらうことが一番です。

江橋 節朗

山極勝三朗先生のお話をしたのに、江橋節朗先生の事を書かないと言うのは基礎医学の先人を紹介する身としては片手落ちです。

江橋先生は今では当然と思われている筋収縮のメカニズムが微量のCa2+の濃度変化によって起こる事を突き止めた人なのです。

当時は生体の基序とも言える筋収縮のメカニズムをこのどこにでもあるCa2が司っているということに抵抗があったようです。

先生は1965年に骨格筋からこのメカニズムの仲立ちをするたんぱく質を同定し「トロポニン」と命名したのです。

このCaシグナル機構は最重要なシグナルとして世に認められるようになったのです。

そしてそれらはいくつかの疾患原因の解明や、循環器病治療薬のCa拮抗治療薬の開発につながったのです。

こういう素晴らしい業績のもと今日の医学があるのだと考えさせられます。先人、感謝であります。

Sumuel Smiles「自助論」 竹内 均

福沢諭吉の「学問のすすめ」と同様に「西国立志編」として広く人口に膾炙した書作であるサムェル・スマイルズの「自助論」ですが、ニュートン編集長の地球物理学者である故竹内 均氏が訳されているのです。

氏は寺田寅彦氏のエッセー「茶碗の湯」を読み学者になる事を決めたといいます。


スマイルズの自助論の冒頭に「天は自らを助くる物を助く」という一文があります。

努力しないものには天からの贈り物は無いという意味です。竹内先生が継続と努力と言う言葉が好きだった人柄に重なります。


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良い癖を付けることがとても大切な話を一つ

上司   「表の電気が点いてないようだけど器具が壊れているのか、それとも電球が切れているのかな?」

部下  「スタッフに見させます」

スタッフ 「器具が曲がっていて、電球の問題じゃない」

部下  上司に向かって「器具が壊れているようです。専門家に直させなければならないようです。

上司 無言

翌日、部下は上司から叱られました。何故でしょう?

この話は先程のスマイルズの自助論と通じるのです。この部下の問題点は次の通りです。

①上司はどんな状況において「そう」言ったのか、相手の立場に立って検証しているのか?
  (時間、曜日、天気、頻度など)
②自分で確証しているのか?
③スタッフを旨く使えない理由は何故なのか?

スタッフの目が節穴であることは、部下はうすうす気づいています。なのに自分で確証しないことか一番いけない。さらに、上司の出勤する時間と今の時間では違う。つまり上司は電気がついているときの事を話しているということを理解していない。電気が点いているということは器具は壊れていない。ようするに天に助くる努力をしていないということなのです。こうした積み重ねが天に助けてもらえるかどうかの分かれ目になるのです。時には厳しく、非論理的な仕事の方法は良い癖を遠ざけます。論理的に考察しなさい

七夕 笹川流れ

七夕の雨を催涙雨(=酒涙雨)といいます。

織姫町に住んでいた彦星ですから、七夕には詳しいのです。(笑)

笹の葉に短冊で願い事をするようになったのは江戸時代からで、奈良時代toこの日に芋の葉の露で墨を溶くと習字が上達すると言われています。

七夕で思い出すのは、中学生の時に友達を連れて父と3人で新潟までドライブしたことです。我が家の初めての車、マツダファミリア1000CCでした。




非力な車は三国トンネルをやっとの思いで走りながら、新潟県の北部、笹川流れに到着しました。

夜通し走ったのでみんな眠くなり、海岸で眠った記憶があります。起きてみるとそこらじゅう蚊にさされ腫れていました。

ということで本日、笹川流れの名物、岩牡蠣を村上のうおやさんに発注しました。あのときは食べていません。

ここの早い流れで育った天然の岩牡蠣です。一度注文して抜群に美味しかったのです。今の季節だけです。


写真はうおやさんよりお借りしました。

定期健康診断 G500 GranEdition


人間ではありません。車が定期健康診断より戻ってきました。オイルの滲みやすい部品も交換し、エンジンオイル、ATオイルを交換し、足回り、電気系統のチェックをし異常ありませんでした。

私がBMWより塗装の質が良いように思うのだけどと聞くと、ゲレンデは鉄なのでアルミのBMより塗装の食いつきが良いとの事でした。なるほどそうかもしれません。

ところで今MBが売れているようです。販売の中心であるCEクラスが好調のようです。

車を持ってきてくれた東名横浜MBのS氏はよく分かっていて、「****さんはあまり興味ないんですよね」「やはりBMのリニアなハンドリングが好みなのですよね」

「その通りです」・・・・・・・・・・・・・




どちらも経営母体はKUさんです。横須賀のBMも新たに傘下にしたようです。横浜ではほとんどのディーラーがKU系列になりました。我が家ではすでにKUさんより3台購入したことになります。

今度のクラブマンも含めると4台目です。今度は何か特典が付くと嬉しいのですが?????

ジョン・ロールズ John Rawls  アイザイア・バーリン Isaiah Berlin

先日、ハーバードの超人気講座のマイケル・サンデルについて、息子の言質からコミュニタリストと一言で片づけてしまったので、今日はそのことについて補強します。

サンデルの「正義論」を読むにあたって、私達は20世紀アメリカを代表する政治哲学者のジョン・ロールズを学ばなければなりません。彼はそれまで功利主義以外新たに理論的な柱を持っていなかった閉塞したその分野に貢献したからです。

そして、もうひとりこりロールズが参考にしたアイザイア・パーリンのことを知らねばなりません。

バーリンはオックスフォードで逝去していますが彼の「自由論」は自由には「消極的自由」と「積極的自由」があると述べています。前者はリバタリアンの原理である自己責任と政府の干渉を最小にするものです。一方後者は共同体の善を優先する一般意志に基づいて各個人が政治参加することを意味するものです。そうルソーの社会契約論とつながります。

ロールズは第2次世界大戦に従軍し、原爆を投下された日本の惨状を目の当たりにして士官への道を辞退します。彼の「正義論」の第一原理は自由に関する原理です。他者の自由を侵害しない限りにおいて自由は許容されるべきだと説き、基本的自由の権利 - 良心の自由、信教の自由、言論の自由、集会の自由などを含む - はあらゆる人に平等に分配されねばならないとしました。

ただここにおける自由とはいわゆるバーリンの消極的自由を指示しています。

第二原理.は、格差原理とも呼ばれるもので、社会的格差の存在そのものは是認しつつも、そこに一定の制度的枠組みを設けることが必要と考えました。自由以外の社会的基本財をどのように分配するかを示すための原理です。さらにもうひとつは機会均等原理と呼ばれるものです。同じ条件下で生じた不平等は許容されるというものです。

こうした原理により彼はバーリンの説く「自由論」の正当性を説明すると同時にこの正義の原理は、「原初状態」や「無知のヴェール」といった概念を用いた思考実験から導出されているため現実から乖離したものになっている危険性があったものを、普通の人間の正義感覚と比較検討してもなお正当性を失わないことという「反照的均衡」という彼の方法論に実際的な妥当性を付与しているのです。

そしてサンデルはそれをさらに推し進め、自由かつ合理的でない人々の場合の「正義論」つまり例外的状況下における「正義」についてもこの論を援用しているのです。

このような思想的系譜を考えながらねサンデルの授業を聞くとより興味が沸くことは間違いありません。