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2012年10月24日水曜日

整形外科医のひとりごと

家の近くにある掛り付けのM整形外科医院はいつも大繁盛である。老いも若きも老若男女が集まってくる。7.8人以上いるスタッフはそれぞれ分担しながら、しかも緊密に連携を取っている。

そんな塩梅だから患者を大切にしようとする気持が伝わってくる。理学療法と診察とリハビリを上手い具合に回しているのである。

そこへ行くと大学のそれはどうであろう。数時間待って診察は2.3分なんてことはざらである。若い医師はあまり患者を大切にしない。いや私がそう感じているだけかもしれない。

しかし、それはそれで良いのではと思ってしまう。もし街場の開業医が大学病院のようにやろうと思っても出来ない訳で、その逆も大学病院では困るのだ。餅屋は餅屋ということであうか。

人間、歳を取ればカ゜タは出てくる。友人が足裏に痛みを覚えたといって整形外科を受診したら「モートン氏病」と診断されたという。私もやったことがあるが、要するにもう無理はせず体のご意見を聞きながら(尊重しながら)やりなさいということなのだ。

私の場合はロードバイクに乗りすぎて、足裏の負担が増加し神経叢を圧迫して発症したが、自転車を少し乗らなかったら傷みも引いてまた動かせるようになった。

ただ、注意しなければならないのは彼らは骨折や皹が入っているような骨の異常については容易に見つけられるが、筋肉や腱、神経の圧迫,ダメージについては推測しか出来ないのだ。

なんだ駄目じゃないかと思うなかれ、それでいいのだ。これらの骨以外のダメージからの回復は3カ月すればきちんと修復されるのである。途中で無理して動かさなければ、人間の力で治っていくものなのだ。

私の場合は、頸椎も腰椎も椎間板が薄くなって、腰に負担が掛ればすぐ発症してしまう。

そうならないように背筋や腹筋を鍛えようと努力するのだが、その途中で発病したりして思うようにならないものである。まさにジレンマである。

痛みを我慢する必要はないが、多少の痛みは体を無理して動かさないようにしなさいという脳の命令なのです。

そんな事をつらつらと考えていたら、外科研修の息子が帰ってきた。週末は群馬県に行くそうである。あちらのT門会が御招待してくれるそうである。

どんな治療が良いのか、聞いてきておくれといっても息子は笑うばかりであるが・・・・・・・