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2009年7月15日水曜日

アネキシンA4 NP

医薬基盤研究所と大阪大学の共同チームで卵巣がんの抗がん剤の効果を弱めている物質が発見されたとありました。この物質はアネキシンA4と呼ばれ細胞膜に存在し、抗がん剤を排出してしまうようです。人間の恒常性を保とうとする働き(=ホメオスタシス)が、抗がん剤を効かなくしているとは人間の体は不思議です。

一方、NP(=ナース・プランティクション)とは医師が専門的な治療に専念するため風邪や軽い怪我など看護士が初期診療を行うというものです。米国では90年代より本格導入されていますが、日本では医師法保健師助産師看護士法が「医師でなければ医業はできない」と規定されており、導入されていません。

息子が、「過換気」で倒れたときも、妻が交通事故を起こしたときも、居合わせた看護師さんは的確に症状の把握と処置を手伝ってくれました。病院名は言えませんが私の髄膜炎のときも「脊椎穿刺」が出来ない若いドクターに代わり看護士さんが手伝っていました。

私はありだと思いますが、医師会などが反対しているようです。

息子の高校時代の資料集に圧力団体として、経団連、遺族会に続いてこの医師会が含まれていたことを思い出しました。

タフツ大学

タフツ大学マサチューセッツ州メドフォードにある大学です。作家の村上春樹さんが出身であることは知っていました。元国連事務次官の明石 康氏、広島市長の秋葉忠利氏などが卒業しており、全米の1%に入るといわれている最難関大学であります。

特に医学、歯学、外交政治学の分野が顕著に抜きん出て、シリアの元元首、タイの副首相など政治家の面々も見られます。

どうも我々のようにアメリカの生活がない日本人は、東部のアイビーリーグの大学、UCLA、MITなどしか知らず、こんな大学があったのかと後で驚きます。(もちろんこれらの大学は入るのも、出るのも難関ですが)

そう私が尊敬する伊藤穣一氏もこの大学の出身でした。彼は「創発民主制」を唱えており、インターネット社会の新しいあり方を示していますので、興味のある方はご覧下さい。彼はこの「創発」は「直近の環境および隣接者たちといくつかのやり方で相互作用する中から生まれる」と論じています。そこには監督者や専制君主もいないのです。

梅雨明け GS 65%


昨日関東甲信越地方は梅雨明けだそうです。梅雨明けの翌日の空模様です。
私の梅雨明け予測も満更でもありません。好きこそ物の上手なれ夏は好きです。
そうそう梅雨明けで思い出しました。日経の1面にゴールドマンが65%増益と出ていました。
真っ先に公的資金を返済し、にっちもさっちも行かないシティとは対照的なこの企業はシステムと組織の再生が図れ、梅雨明けとなったのでしょうか。
以前、ロスチャイルドVSロックフェラーというタイトルで取り上げた事がありますが、まさにシティはデイビット・ロックフェラーによる石油権益を求める共和党を盾にしており、一方、ゴールドマンことジェイ・ロックフェラーはどちらかというと石油より原子力推進派であり、民主党をその基盤としています。
こんな事を考えると、われわれの知らないアメリカ合衆国の政治が、いかに一部の特権階級に支配されているのか少しだけ窺い知ることが出来ます。また、成長の縮図には政治が結びついている事も強く感じられる梅雨明けの日です。