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2010年10月20日水曜日

近江商人の心得

前の会社にいた頃、西武グループであったため鎌倉霊園の墓守に派遣されたことがあります。その時に山頂にある宿坊で読んだ本により先代の堤康次郎氏が近江の出身だと知ったのはその時であります。

近江商人の心得には次のようなものがあります。この心得を続ければ細く長く会社は継続出来るものです。大企業ではなくあくまで「商店」として生きていく知恵です。


1 商売は世のため、人のため、利益はその当然の報酬
2 店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の良否
3 売る前のお世辞より売った後の奉仕
4 資金の少なきを憂うな、信用の足らざるを憂うべし
5 無理に売るな、客の好むものも売るな、客のためになるものを売れ
6 良きものを売るは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり
7 紙一枚でも景品はお客を喜ばせばる、つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ
8 正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ
9 今日の損益を常に考えよ、今日の損益を明らかにしないでは、寝につかぬ習慣にせよ
10 商売には好況、不況はない、いずれにしても儲けねばならぬ

診療所監査汚職 厚生労働省元課長再逮捕

大阪でコンタクトレンズ診療所の監査を巡る汚職事件で休職中の厚生労働省元課長再逮捕のニュースが飛び込んできました。

火のないところに煙は立ちません。

以前もお話したように数年前コンタクトレンズの処方をお願いするために青葉台にあるS眼科に行ったことがあります。コンタクトレンズ屋さんのすぐ横に設置されているのに、私の目を見るや否や
この細胞数では失明に繋がるから処方はしないいうのです。挙句の果てに自説を強調するように雑誌の端に掲載された自らの写真とその理屈がだらだらと書いてある論理的でも、帰納的でもない紙面を見せられ、結局、そのまま帰されました。

別の眼科で再診してもらうとそんなことはなく、細胞数は人によっても違い、問題はつぶれたり数そのものが減少傾向にあるのかということで、定期的診断が必要とのことでした。それから3年減少もつぶれもせず今に至っています。

しかし、そのとき何の処方も、処置もしていないのに「処置料」が加算されているのです。あまりに頭に来たので横浜にある厚生労働省の出先機関に内容証明郵便を送り、この不正を追及したのですが結局なしのつぶて1回の電話のみで、その後の連絡はありませんでした。

そこへきてこのニュースです。何をか言わんやです。

こういうことまでしてお金を儲けたいと思う、医師のモラルを疑います。そうでない良心の医師が大半なのに、こういう一握りの心根の貧相な医師が医師と言う職業を汚すのですから、許してはなりません。お金に色は無いと言いますが、そんなことはありません。貰っていいお金と貰ってはいけないお金は存在するのです。

科学的推論

だいぶ以前にこの本を購入し読んでみました。ちょうど日本で西洋ミツバチが大幅にその数を減らし、マスコミが「犯人探し」をしている頃でした。この蜂の大量死は英語のColony Collapse Disorder

から蜂群崩壊症候群(CCD)と呼びます。

マスコミはすぐこの「犯人探し」をしたがるものです。それも単独犯がお好みのようです。

原因は異常気象、農薬、天敵と色々と憶測されていました。

この本ではまだ犯人は分からないものの、複数の要因が絡み合ってこの蜂の大量死に至っているのではないかと論じていました。科学的推論が必要とする複眼的思考です。

それがつい最近、アメリカの政府系機関の所有する分析機によって解析したところ、ずばりウィルスと真菌の複合作用だと発表されたのです。詳しく知りたい方はこちらまで。

http://www.plosone.org/article/info:doi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0013181

細胞が癌化する際にもいくつもの複合的要因が重なり癌化することを思い出しました。