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2010年10月20日水曜日

近江商人の心得

前の会社にいた頃、西武グループであったため鎌倉霊園の墓守に派遣されたことがあります。その時に山頂にある宿坊で読んだ本により先代の堤康次郎氏が近江の出身だと知ったのはその時であります。

近江商人の心得には次のようなものがあります。この心得を続ければ細く長く会社は継続出来るものです。大企業ではなくあくまで「商店」として生きていく知恵です。


1 商売は世のため、人のため、利益はその当然の報酬
2 店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の良否
3 売る前のお世辞より売った後の奉仕
4 資金の少なきを憂うな、信用の足らざるを憂うべし
5 無理に売るな、客の好むものも売るな、客のためになるものを売れ
6 良きものを売るは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり
7 紙一枚でも景品はお客を喜ばせばる、つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ
8 正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ
9 今日の損益を常に考えよ、今日の損益を明らかにしないでは、寝につかぬ習慣にせよ
10 商売には好況、不況はない、いずれにしても儲けねばならぬ

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