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2009年12月10日木曜日

山本陽子さん

今でも山本陽子さんのあのときの所作が忘れられません。28年前です。

当時、私より7歳上の山本陽子さんは私が早朝出勤してショッピングセンターでの映画のワンシーンを撮る撮影の際に本当にみんなに気を配り、ありがとうごめんなさいと丁寧に挨拶していました。

人生でその後数人の女優さんともお会いしましたが、こんなみんなのことを思いやれる女性は少ないです。

私は一気にそのときよりファンになりました。

聞くところによると彼女も縁を大切にしているようです。

いつまでも一線で一緒に頑張りましょう。

東京大学に物申す

定年退職され東京大学の教養学部に学士入学をしようと張り切っていたRパパより今年の募集は無いとの報告を受けました。HPにも仔細は書かれていません。書いたらまずいから?

小宮山総長の時代より知の構築を図るべく開かれた大学を標榜していたのにこれはいけません。もう一度元気な大人に社会(この場合は大学)に入ってもらうことは経済の活性化にもつながります。

東大がしなくてどこがする。そういいたいです。無気力は社会が仕向けるものなのだよ。頑張ってもらわねばいけません。知のプロムナードは物ではありません。脈々と続く人間なのです。

お弁当 つくり続けて14年 再開


娘が12年、息子が6年と年齢が4つ違いなので14年間お弁当を作り続けてきた妻ですが、2年前に息子の入学と同時にこの大役も終え、たまってしまったお弁当箱を処分した矢先の昨日


「明日お弁当作って」と息子です。忙しくて食べに行っている時間がないとのことです。一時的再開のようです。


カロリーコントロールにもなり息子には良いのですが、私のでは如何せん20歳の息子には足らないので妻は新たにお弁当箱を購入してきました。


写真は私の今日のお弁当。毎日、少し残ったものをお弁当箱に詰めているので、2人分はお手の物です。ご飯は炊きたてを冷凍してあるので持ってくるのはおかずたげです。寒いので市販の麻辣スープも一緒です。


右から、鶏肉とししとうのウスターソース炒め、アスパラの豚バラ巻、牡蠣のしぐれに山椒かけです。


歳なのでこれで十分な量です。

不可能な交換 ジャン・ボードリヤール


象徴交換と死」「シミラークルとシミレーション」は既読ですが、911以降のジャン・ボードリヤールの著作は初となります。


911で飛行機が高層ビルに突っ込むシーンを見ていてあの自爆テロが彼がいう所の「象徴交換と死」=逃げられない現実とカタストロフィーを暗示していたかのように思われました。そして本書が「不可能な交換」です。


さらに彼はルモンド特別寄稿しており、テロ対正義という2項対立的思考を厳しく咎めていました。


本書をまだ熟読していないので(この手は3回は最低必要ですから)わかりませんが、「ダイスマン」のところで面白いことを言っています。


「いずれにしても、プログラミングされてないものは、何一つコンピューターから出てこないのと同じように、精神のうちにあらかじめプログラミングされていないものは、何一つサイコロからでてこない。だから、サイコロの目的が一切固有の意思から自らを解放することだとしても、この挑戦は疑似餌にすぎない。あらゆる企ては疑似餌であり、欲望の月並みな偶然性に回帰するためには、わざわざサイコロを通過する必要はないのだ」


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その通りです。


クロード・モネ 最年少賞金王

少し前のカード会社発刊の小冊子に伊集院 静氏クロード・モネの取材のエッセイが載っていました。

私も油彩を愛するものとしてモネの以下の行は知っておりました。

要約
「モネは貧窮のためパリよりル・アーブルに移り住み、そこで手先の器用さを利用し小遣い稼ぎの風刺絵を書いていた。それなりに評判になるもののそれは子供の書いたものとしてであって決してパリでは認められない代物であった。そのモネが18歳のときブータンという一人の画家に出会い風景画を描くことを薦められ、モネはその後の人生を決定するのである。もしモネこの人と出会わなかったら私たちが見た睡蓮はなく、もう少し風刺絵がうまければなかったかもしれない・・・・・・・」


そしてエッセイは慶応義塾大学の塾長も務めた経済学者の小泉信三氏の「すぐに役立つものは、すぐに役立たなくなる」という言葉で締めくくっています。

日本の「すぐに役立つものをせっかちに求める風潮」が問題です。

今、醜聞なゴシップでマスコミを賑わせている世界的ゴルファーのT氏も大学中退しています。そして日本でも「人生急がば回るな」を座右の銘にしている最年少賞金王君大丈夫なんでしょうか?

人生後から分かるものなのですよ・・・・・・・・・

統計資料

妻は時々面白いものを買ってきます。前回は小学生向けの日本の産業地図でした。我が家ではいい加減なことを口走ると息子の糾弾が激しく(私は恐ろしくてしませんよ)その為かもしれません。

今回はもう少しレベルアップして高校生ぐらいが対象のデータブックです。皆さん下の統計資料何だか分かりますか?

統計1

 1位 キューバ  59.1
 2位 セントルシア 51.7
 3位 ベラルーシ  45.5
  4位 ベルギー  44.9
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58位 日本  19.8

統計2

1位 日本 143
2位 北朝鮮 132
3位 ベラルーシ 111
4位 ロシア 97

尚、セントルシアは西インド諸島にある英連邦の島国です。

答えは統計1が人口1万人当たりの医師の数、統計2は人口1万人当たりの病床数です。

これを見ると日本の医師数が少ないことと、旧共産圏東欧諸国が上位にいることがわかり、医療政策はまさに国家規模のシステム作りが必要なことが読み込めます。まさに社会基盤=インフラに他なりません。

ちなみに統計1は国連開発計画に基づくデータで各国より報告が基になっています。統計2はworld deveropment indicatorsという世界銀行よりのデータであることも視野に入れる必要があります。