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2009年11月25日水曜日

ペットロス  可愛い家族




寝ながらふと考えてしまいます。いつかはお別れしなければならないときが来ると分かっていてもその辛さは尋常ではありません。




ジーニーが死んでしまったときのことを一度たりとも忘れたことはありません。今こうやっている瞬間にも無常にも時間は経過していきます。




さくらは寒くなったので私の布団にもぐりこみます。さくらは以外と寝相は良いです。まくらに顔を乗せ寝息を立てています。さくらの心臓鼓動と私のがよく分かるくらいぴったりと体をくっつけて寝ます。




この子達は子供とはまた別の可愛さがあります。何故犬は寿命が短いのでしょうか、それ故毎日を大切にしなければなりません。元気なうちにもっと色々と連れて行ってあげたいですが生憎の空模様です。長い散歩にでも連れ出しましょう・・・・・








社会科教師 歴史観

はずかしながら社会科の教員資格を持っています。専攻は世界史でした。

私がつねづね不思議に思っていたのは、世界史でも日本史でも中世や近世はよく細かな点まで記載されていたのが近代になるや10倍速ほどのすっ飛びの内容なのです。

我が国についてもこのようなものですから、各国史についてはもはや言葉を発することも出来ません。

生徒に「ケマル・パシャ」知っていると言ってもほとんどの生徒は知りません。トルコ建国の父なのにこの有様です。

U先生が世界水準になれるのは、「対抗文化」であると言っていました。しかり。

しかし子供達に教える教科に限って対抗文化はどこの国の教科書も取り上げていないわけです。一番対抗文化を吸収、排出しながら成長している時代をです。

これはどこの国でも「歴史観」というものが「確定的」であることが前提だからなのでしょうか。
だとしたら現在の結果主義に通ずるところがあります。「多様性を認めない個の生産」は以外やこんなところから発しているのかもしれません。

坂の上の雲 司馬遼太郎

NHKの大河ドラマ「直江兼続」が今週終わってしまったので(今回の大河はイマイチと思っていたのでいいんですが)どうしてかなと思っていたら、3週連続で司馬遼太郎の「坂の上の雲」を放送するのだそうです。

坂の上の雲は「日本騎兵」を育てた秋山好吉、「日本海軍発展の祖」となった秋山眞之正岡子規の織り成す明治維新の物語で仔細は番組に譲ると致しますが、ここで注目したいのが作家司馬遼太郎氏についてです。

彼の著作はたった3冊しか海外に翻訳されていないというのです。同様に多作で有名な評論家の吉本隆明氏はゼロだというのです。その一方で世界的に評価の高い村上春樹氏は奪うように翻訳出版されています。

この違い何なのか?U先生によると「対抗文化」だというのです。なるほど納得です。

司馬遼太郎氏や吉本隆明氏の文章に日本人以外は全く興味を占めさないのです。これは面白い行です。

イデオロギー 個人の歴史


午後から回復すると言う天気予報が嘘のようにどんより曇ってぐずついている空模様なので、今日の香りは清涼感のあるユーカリです。ユーカリはEucalyptusを短くしたものです。ラテン語の原意は「eu 真に」「Kapiputos 覆った」です。アボリジニは傷の手当にも利用し、頭を明晰にして集中力を高めたり、花粉症にも効くと言われています。




洒脱な言い回しの「東京灰骨紀行」が面白かったので、眠れないときに枕元に置き今読んでいる写真の「通り過ぎた人々 同 小沢信男著」には実に様々な人々が登場し、彼なりの弔辞としているわけであります。


先に慶応と立教が彼の2つの著でそれぞれ現在の聖路加病院あたりで産声を上げたとい行があり、調べてみたらどちらもそのようです。慶応は1858年、立教はウィリアムズ主教により1874年です。ちなみに我が母校は現在の紀尾井町で1913年に開校されています。


閑話休題


私が大学に入る頃には「安保闘争」は下火になり、数少ない大学で「多少燻っている」程度でした。

何より、左翼運動そのものが、「かっこ悪い」という風潮になっていました。おそらくその時代を過ごした人とのイデオロギーの埋め込まれ方は大きく異なっているのだと思います。彼の著に登場する人たちはいずれも魅力的で、精力的です。もし自分がこの時代に生きていたら、きっと傾倒していたかもしれないと思わされるものでした。しかし、時代は遡行不可能です。私たちには私たちのアイデンティティが生成されているのです。いずれも弔辞を述べている著者は心なしか寂しそうにメランコリックな印を受けたものです。

不運と思うか 幸運と思うか

先月駐車中にぶつけられて修理を終えたばかり我が黒い貴婦人ことBMが今度は高速道路の飛び石でフロントガラスの交換が必要となってきました。最初は小さなほつだったのが20センチ以上に亀裂が広がり、ディーラーより交換が必要と相成りました。

まあ、これを「不幸」と見るか、「幸運」と見るか人それぞれでしょうが、いずれも高速で前のトラックが宙返りしてスレスレを通り抜けたり、大きな積荷が崩れて後一歩という経験している私としては「幸運」ととらえることにします。

蛇足ですが、ガラスというのは均質な物質です。合気道の達人でもあるU先生が、均質なものほど「隙」が出来ると言っていました。本当は一部のエリートによる日本の権力システムつまり官僚構造のことなんですけどね。

話は変わってとある日の出来事

契約してからまだ一度も行ったことがない私を妻が銀行の貸金庫(別に何も入れてないです権利証ぐらいなのですが)に連れて行ったときのことです。カードで入室のOKが出て、中に入り、金庫の位置を妻が説明しているとき、他の貸金庫に鍵が付いていて空いています。それを妻は見るや否や、

すぐインターホンで連絡して!」それを言い終わる前に妻はパタパタとあわてて外に飛び出して行きました。私が振り返ると作業室は2机あり同時に2組入れるような構造です。それに私たちが使っていないところの扉は閉まっています。

外に出て、銀行の人にあわてて話している妻に

人がいるんじゃない?」というと、妻は「ハッ!」

あわてた銀行の人もすっといなくなりました。後で私が妻に「どうしてあせるの?」

すると妻は「私たちが疑われたら嫌じゃない

何一つ悪いこともしていないのに、「疑われたって構わないでしょ」と言うとと黙ってしまいました。

そりゃ人間失敗することもあります。25年経って変わらない癖もあります。みんなあばたもえくぼです。
いいじゃないですか。

しかし、しかし危機管理能力はもう少し付けましょう。大人なんですから。

私はおっちょこちょいですが、こんな火事場には冷静です。大きな火事場ほどです。脳の空間認識能力というものはこういった事例に関与しているのかもしれませんが、なにせもう少しで大台です。パタパタは遠慮しましょう。もう少し冷静に周りを観察して欲しいものです。