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2011年6月14日火曜日

本家の陥落 ソースかつ丼

ソースかつ丼の元祖を名乗る地方は沢山あります。私の生まれ育った北関東のK市もそうです。

何を横浜に住んでいて言ってやがると訝しがる向きもおありでしょうが、今回の情報はGWに横浜のパシフィコに脳神経外科学会出席のため、遊びに来てくれた在市の友人からの信頼できる情報です。

もともと私が子供のころは橋のたもとソースかつ丼やさんでS屋が有名でした。私が作るレシピもほぼこのお店のものに近いのです。

10年以上前に妻を連れて行った時は私たち以外にお客さんはいないのに、時間が掛り愛想のない接客でした。でもまあそんなものかと思って無言で食しました。

実は家の近くでうどん屋だったF食堂もこのソースかつ丼をはじめたようで、こちらは繁盛しています。隣の工務店が友達の実家だったのでよく覚えています。

友人によると接客もサービスもこのF食堂の方が断然よくて、本家は閑古鳥が鳴いているというのです。

いくら本家を名乗っていても歴史だけではやっていけません。日々の努力が必要ということでしょうか・・・・

今日のお昼ご飯は私特製のソースかつ丼です。どんぶりのまま事務所に運んできました!!!

やってみるもんですね!!

タイヤが届いたソーヨー  パクリです(笑)





坂の上の自転車屋さんことOGGIさんにお願いしていたソーヨータイヤ(シームレス)が届いたとメールを戴きました。

ブログに写真がアップされていたので早速拝見出来ました。中々カッコヨイ良い!!!

購入するまで、ベロフレックスのレコードやさらに細いタイヤも試したのですが、イマイチだったのでこのタイヤに決めました。

柔らかそうで好感触です。

週末も乗れそうにありません!!!さらに翌週もまだ難しそうです。取り急ぎバイクを持ちこんでスプロケ外して組んでもらうこにします。

このタイヤとホイールでへたれは出来ませんからもっと精進して挑みます・・・・・

今日明日休みのなので木曜日に行くことにします・・・楽しそうです!!

Mさん写真お借りしましたよ

上野千鶴子 ジェンダー社会学

昨年東京大学を退官した上野千鶴子氏は多くの社会学者を育てたことでも有名です。

ジェンダー研究は社会学者にとってモデル計測の最適エリアである田園都市沿線に住むものとしては外せないものです(笑)

犬友の奥様が大学院に復学され研究しているテーマもこのジェンダーをめぐる社会学でした。

そんな上野氏のもとで育った研究者に千田有紀氏がいます。今は武蔵大学で教鞭をとっている私より一回り若い丁度脂の乗り切ったところでしょう。



彼女の新刊「日本型近代家族ーどこからきて、どこにいくのか」を注文してあります。

日本の変容と脆弱性は私にも理解できますから・・・・・

読書法 バタフライ効果


私がユリゲラーの真似をしたのではありません。コンビニのスプーンが熱いスープをかき混ぜたらこのスプーンだけがぐにゃつと曲がってしまったのです。他のスプーンではなりません。

コンビニに文句をつける訳ではありません。世の中、起こりそうもないことでも起こるのです。それがほんの少しの揺らぎでもしだいに波及し、あるところでは大きな変化に繋がるバタフライ効果というやつです。

閑話休題

昨日もテレビで速読術について取り上げていました。私の読書もこれを利用します。簡単に言うとイメージングです。文章を言語として認識すると言うより、映像化していく訳です。これは確かに速いものです。私の読書は1勝2敗です。3冊買うと1冊はあたりで、残り2冊は速読のみです・・・

多い時には年間150冊金額にして3ケタまでいったこともありますので仕方ありません。

遅読もします。何回もいったりきたりしながら、付箋を貼ったり、折りたたんだりして何回も読み返します。これはこれでより詳細な効果が得られるのです。速読で白黒の無声の画像だったとすれば、遅読により色が付けられ、音まで聞こえてきます。そしてさらに良く読み込んだ時にはその場面にストリマーのような説明が加わります。世界史の教科書の欄外の説明のような感じです。

村上春樹氏の1Q84は何回も読み返して、色や音までは脳に浮かび上がります。高円寺の風呂屋や公園もその形まではっきりしています。今のところ溜飲の下る小説ナンバーワンです。

政治学

ドイツに続き、イタリアでも国民投票により原発廃止がほぼ決まったようです。

私は断っておきますが、原発推進派でも、反対派でもありません。そう簡単に白黒つけられるものではありませんから・・・

ここで取り上げたいのはこうした直接投票の危険性についてです。国民は一般的に時間的に静止した思考を持ち、今を考えるだけです。そして感情的判断を下すものです。日本が戦争に突入していったときの国民の思想体系はまさにそれです。
政治にとってポプュリズムが危険であることと同じことなのです。

そうしたことが世界の多くの国で行われています。政策と言うのは今の感情的判断ではなく、将来この国がどういう国になるために、どんな事が必要でどんな事をしなければならないのかという、結果とそれに伴う犠牲を国民に照らして勧めて行くべきものなのです。

もっとも政治だけが悪い訳ではありません。高速道路が千円になったからといって大挙して利用する国民です。自分たちが享受するサービスがどのような犠牲の上に立っているのか考えようともしないのです。嘆かわしい限りです。



こんなとき参考にしたいのがハーバード白熱教室で有名なマイケルサンデルの古典ともいえる著書です。アメリカの民主政治がどのようにして共和制的ものから変容したのかしっかりと書かれています。彼のロールズ批判と正義論にやや辟易した方にもお薦めです。こちらは正義論よりアカデミックです。



もう一点は妻との共著の「間違いだらけの少年H」で有名な山中 恒著の本です。この児童文学者は自らの戦争体験から世の中の不条理に対した物凄い反抗精神で貫かれた作品を書いています。確かにほんの題名のように昔が良かったはずはないのです。昔を知らないから昔が良かったといっているであって、決して昔が良かった訳ではありません。


そして最後は知の巨人ロナルド・ドォオーキンの日本初の著作集です。これは発売されたばかりなので予約を入れました。これはひと夏掛けて読むことにします。

この本はいずれも勁草書房より発刊されています。私も勁草のようにしぶとく強く生きてみたいと思うこのごろです。