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2011年1月31日月曜日

鴨のコンフィ  定温調理器


先日、Chez AZUMAさんにて食した鴨のコンフィとは異なりますが、美味しそうな一皿です。

コンフィとはどんな料理法か知っていますか・・・・・以下ウィキペディアより

コンフィ(フランス語:confit)はフランス料理の調理法であり、各種の食材を風味をよくし、なおかつ保存性を上げることのできる物質に浸して調理した食品の総称である。主に南西フランスで用いられる。コンフィにする食材は肉と果物であることが多く、肉の場合は油脂を、果物の場合は砂糖を用いて調理するのが通例である。密閉して冷所に保管すれば、コンフィは数ヶ月の保存に耐え、さらに繰り返し再加熱することにより保存期間を延長することができる。コンフィは食物を保存するための最も古い方法の1つで、類似の調理法はヨーロッパの他地域や中東、北米でも見られる。



伝統的な肉のコンフィには、ガチョウやアヒルのような水鳥と豚肉の両方がある。アヒルの砂嚢(砂肝)も一般にコンフィとして調理され、様々なコンフィがフランス南部の至る所で作られている。


伝統的に肉の保存にコンフィが用いられてきた「コンフィ文化圏」は、オクシタニアの域内にある。この地域では伝統的にガチョウの脂肪を調理に使用してきた。これは、おなじオクシタニアに位置する地域でもオリーブが豊富で安価であったプロバンスでオリーブ・オイルが調理に使われてきたのと対照的である。ガチョウ脂肪文化圏であるラングドック地方では、ガチョウを肥育してフォアグラを生産するのが盛んで、そのときに得られる脂肪を多量に含んだ肉の部分をコンフィにして保存食として活用してきた。
コンフィ文化圏は何の肉をコンフィに用いるかによって2つに大別される。


ガチョウのコンフィは、ベアルン地方、バスク地方で伝統料理のカスレおよびガルビュールと共に供される。 一方、アヒルのコンフィはサントンジュ地方やブラントーム地方でしばしばジャガイモやセイヨウショウロと共に供される。


水鳥以外の肉でもしばしばコンフィが作られるが、古典的には真のコンフィとはされていない。フランス語では、コンフィを「アヒルのコンフィ」(「confit de canard」)あるいは「ガチョウのコンフィ」(「confit de oie」)に限定しており、他の肉をアヒルまたはガチョウの脂肪を用いてコンフィの製法で調理した料理は「コンフィの中で」を意味する「アン・コンフィ」("en confit")を付して表現する。例えば、ガチョウ脂肪の中で料理された鶏は「プーレ・アン・コンフィ」("poulet en confit"と呼ばれる)[1]。

つまりは元々保存法として発達した調理法で、とても手間が掛っているのです。ただし、仕込んでおけば料理は短時間に仕上げられますからビストロでは重宝するのでしょう。


それに引き換え私の鴨のローストはこの定温調理器が活躍しました。64度で4時間セットしてあとはバーナーで八つ橋の粉末を火で炙ります。失敗しません。鎌倉ベースに持って行こうか迷っています・・・・

LAST HOLIDAY SKI

深夜に偶然CS放送でやっていた映画「ラストホリデイ」を途中から観てしまいました。

ストーリーは突然余命宣告をされた百貨店販売員の主人公が全財産を処分して今までやれなかったことをしようとチェコのスキーリゾートに出掛けて起こすハプニングのコメディでした。

観終わってホッとできるハートウォーミングな映画でした。

仕事のスケジュールで週末利用した冬の日本海は難しそうですが、1日でもスキーリゾートに出掛けてみたくなりました。

学生の頃、他の大学の友人と一緒にスキーツアーを企画していました。大して儲かりもしないのにあれだけ一生懸命にやっていた事を思うと不思議です。もし事故でも起こったらどうするのでしょう。
怖いもの知らずとはあの当時の私です。

当時まだオープンしていなかった焼額山はどんなコースなのでしょう。今頃の季節ならフワフワの粉雪の寺子屋山も魅力的です。私にとってスキーリゾートと言えば志賀高原なのです・・・・味は保証できませんけどね・・・・

2011年1月30日日曜日

新年会 911 party

ずっと昔から911が好きと言っていたS家のM子さんが我が家に御出で頂けました。

Rホテルという世界的にもトップクオリティのホテルビジネスをされている多忙のところ本当に時間を割いて来て頂いた訳です。

彼女には娘が幼い頃よりS家にお泊りに行かせたおり面倒を見て頂いたり本当にお世話になっております。

まだ彼女が大学生だったころ案内していただいたCAは今でも3指に入るほど記憶に残る旅行でした。

そんな彼女に是非ハンドルを握って高速を試乗していただきたく今日と相成りました。

もちろん犬友フルメンバーの参加となり新年会となりました。

次は鎌倉ベースのお披露目会となりませう・・・



私作成のブッフブルギニオンと鴨のローストオレンジソースはうまいこと出来ました。中目黒マザーのサラダドレッシングも好評でした。

パリのビストロ風ニョッキのグラタンは再考の余地ありです。Dr.Fより持ってきて戴いたCH.セントジーンのサンクパージュはさすがの飲みごたえでした。これは中々手に入らないものです。

ホストはひと眠りしたので本日はとても爽快です。Mちゃんの気持ち良さわかりました(笑)

Sパパより自らが初めて著した本を貸していただきました。なんと1970年代にアメリカの格付け会社を研究したものです。恐らく日本初の格付け会社及び債権の評価に関する実務書ではないかと思われます。しばし研究してみようと思っています。

寒い日曜日、尊敬できる友との語らいは貴重な時間です。

2011年1月28日金曜日

CASSOULET カスレのお話

代官山パッションのアンドレ・パッション氏をご存じの方は多いと思いますが、彼のカスレの説明にこんなことが書かれています。父なるカスレはカステルノーダリ、子なるカスレはカルカッソンヌ、そして聖霊なるカスレはトゥールーズです。

カスレは地方によってその作り方がまちまちです。カステルノーダリのカスレはシンプルに豚肉とお豆、カルカッソンヌはうずらのプレッセ、トゥールーズはガチョウのコンフィを加えるといった具合です。

しかし、この言葉を聞いてハッと思ったあなた西洋史勉強しています。実はこのラングドックルーション地方というのはカタリ派の牙城でもあったのです。カタリ派とは後にキリスト教では異端扱いされるのですが、物質と霊の二元論(キリスト教は禁じている)であるグノーシス主義を掲げていたのです。グノーシスとはギリシャ語で認識と知識というような意味合いです。そう考えるとこのカスレの説明意味深いじゃありませんか。

そして偶然なのがこの私がパション氏の料理を11歳のときに食べていたのです。何と彼は大阪万博のカナダ館のシェフだったのです。当時私が初めて新幹線に乗った時のことです。人気のアメリカ館やソビエト館は長蛇の列で無理でした。かろうじて入れたのがカナダ館でした。そこで生まれて初めてステーキを食べたのです。それが氏の監修だったとは奇遇です。

さらにさらに奇遇なのはパション氏も、今日、ランチをしてきたシェ・アズマのアズマシェフも六本木のイル・ド・フランス(後に表参道に移店)の出身というから驚きです。

こんなカスレの夕餉が催されるようです。滋味あふれるフレンチ食べたいものです・・・・

Chez AZUMA  代官山

代官山の美味しいビストロ「シェ・アズマ」に行ってきました。

平成5.6年頃に一度だけ連れて行ってもらったことがあり、そのときのオニオングラタンスープの味が忘れられませんでしたが、この15年以上経っても味は変わっておりませんでした。

前菜はこのスープを選び、メインは私が「鴨のコンフィ」妻が「子羊のポワレ」です。

鴨は鴨ってジビエだったんだと納得させる味です。羊も食感がとても宜しいです。鴨のお皿に乗せられたジャガイモとにんにくの美味しい事このうえなしです。どこかで同じフレーズ聞いたことがあったような??
2,400円のコースに生牡蠣を3つ頼みました。もうお腹いっぱいです。

田舎風テリーヌはやや脂が多く、レバーが少ない感じです。リエットもバラ肉を使っているせいか少し脂っぽかったです。

ここのシェフはバーゼルでの修行のあと、フランスでさらに研鑽を積まれたそうです。日本に戻ってからのお店を見ても正統派の感じがします。

会社のスタッフも連れて行ったあげたいお店ですが難点はランチで正味1時間半かかることです・・・・・

グランメニューを見ていたら「カスレ」も載っていました。どんなカスレかソムリエさんに伺うと豚肉だけのカスレとのことです。やはり思った通り、カステルノダリー地方のカスレです。つまり父なるカスレということです。カスレのお話はまた別の機会といたしましょう。

お土産に無理を言って予約してなかったのに日曜日のためにチーズケーキを買って帰りました。







タルムードとトーラー

タルムードトーラー聞いたことありますか。私はエマニュエル・レヴィナスの著書や内田先生の解説本などを読んで初めてこの言葉を知りました。

これはユダヤ教でモーセが書き残した教えをトーラーというのに対して、口伝したもの(口伝律法)をタルムードといいます。

同教の教義は複雑で、このタルムードを認めてない一派も存在します。

レヴィナスの思想の原点を知るにはこういった外堀から始めるのも一考かもしれません。

ちなみに息子はタルムードを知っていました。妻はタマリンドと間違えていました。両方知らない???

それは問題です(笑)




スタンダード&プアーズ

日本の国債の格付けがワンランク下げられたというニュースでこの名前を聞いた方も多いと思いますが、民間の格付け会社です。

どんな会社なのか調べてみると1860年にヘンリー・バーナム・プアーと言う人が「米国における鉄道と運河の歴史」という本を出版した事に始まり。1940年に現在のスタンダード&プアーズが誕生したとあります。

かつてはビジネスウィークの出版元でもありましたが、現在はJDパワーの親会社、マグロウヒルズカンパニーの一員のようです。日本法人はスタンダード&プアーズ・レーティングジャパンと言います。

この会社の日本の発行体に初めて格付け評価したのが1975年とあります。そんなに昔ではありません。

そんなことをしていたらメールにSママよりSパパの初めての出版物としてこんな本の写真が添付されてきました。


なんとその創生期に格付け会社や格付けの方法について研究していた人が近くにいたとは驚きです。

さすがSパパ、金融界のパイオニアです。私よりも若い金融関係の人まさにこうした知識の集積を持った人に「驥尾につけ」ですよ。週末の話題がまた一つ増えました(笑)

911 落語

落語に特に詳しいとか寄席に良く行くとかではありませんが、落語のCDは時々聞きます。

色々な人の落語を聞いていると何故それが十八番と呼ばれるのか分かるような気がします。

色々な人の「芝浜」を聞きましたが五代目桂三木助(故人)が何故そういわれるのか片鱗が窺われます。そうとう細かな所までこの演目は気を使わなければ全体を通して流れる優しさや温かさがポロッと落ちてしまうからではないでしょうか(素人判断で申し訳ありません・・)

一方、「堀之内」は私は古今亭志ん朝(故人)のもが好みです。この人は鰻が好物だったようですがやはり根っからの勉強家で棺にはドイツ語の辞書が入れられたといいます。

なんといってもジェットコースターのように笑いを作るところがなんとも言えません。

私の好きな落語家はこうしてみると「努力した秀才」ということになるのでしょうか・・・・

こんな話を妻にしていたら息子が「911に乗って落語っていうのは、ありそうだから怖いよね」とのこと、どういう意味か聞き返すと「そんな人が多いんじゃない」とぬかしました。

わたしゃポプュリズム嫌悪ですので911では聞きません。(笑)

戦々恐々  カキフライ セーフ

お正月明けに牡蠣で食べた全員討ち死にしてから、恐ろしくて食卓に出なかった牡蠣です。

東急百貨店の鮮魚店で生食用の牡蠣を購入して良く洗って丁寧に作りました。

やはり、旨い!!T銀行より戴いたハチ公ソースと定番のウスターです。タルタルはカロリーが上がるので付けません。千切りは息子が手伝ってくれました。

1月4日より研究室の予定だったのがすぐ上のボスの海外への転勤に伴い、新たな研究室を探さなければならず、思いがけないウィンターロングバケーションです。夏休みの冬休みもない大学生活だったのですから良しとしましょう。それに長い人生そんな一拍も必要です(いつも一拍ばかりの私ですが・・笑)

こんな寒い日は焼酎のお湯割りに梅干しです。体が芯から暖まります。

2011年1月27日木曜日

銀行の公共性

とある信用金庫の支店長がみえて日銀より一定期間、しかも認定された金融機関にゼロに近い優遇金利である一定の無担保貸出が行われているといっていました。

これならばスプレッドに相当するものは小さくなるのですから、利用者には朗報です。

しかし、あくまで日銀の規定する医療や福祉など公的性格を併せ持つ成長分野への投資に限るとのことでした。

メガバンクなどは1500億以上の資金をわずか100社当たりで消化してしまうとのことです。そこへ行くと信金はその10倍以上の中小企業に向けて、しかも地域性を重視した貸し出しになるだうとのことです。

なるほど、銀行も規模や形態に応じてそれぞれの分担する公共性も自ずと変わってくるということでしょうか・・・

西日の差しこむ事務所ではまぶしくて目が開けていられません・・・・

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡

この聞き慣れない名前の望遠鏡はハッブル宇宙望遠鏡の次世代後継機種として本当なら今年から活躍する予定だったのですが、あちらの国もご多分にもれず予算の削減やらで開発が伸びているようです。

因みにこの名前はNASAの2代長官ジェイムズ・エドウィン・ウェッブからとったもののようです。

口径は拡大され解析度は高くなるようですが、軽量化が図られているとのことです。

いずれでもこの望遠鏡はラグランジェ点に打ち上げられなければならないとのことです。ラグランジェ点の説明は難しくなるので省略しますが、SF小説などに出てくる「もう一つの地球」が存在する場所で出てきたりします。この場合L2なので月の裏側ということになりますでしょうか・・・
宇宙創成の謎に迫る機械なのです・・・

詳細はウィキペディアのこちらまで

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%96%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%9C%9B%E9%81%A0%E9%8F%A1

河豚は食べたしされど命は惜しい  牡蠣!!

河豚と書きましたが、そんな高級品ではありません。牡蠣のことです。

パーティで出している牡蠣は松島から送られてくる生牡蠣で殺菌処理してあり、一度も当たったことはなかったのです。そんな過信からか、お正月明けに近くのスーパーで加熱用の牡蠣を購入して鉄板で焼いて食したのですが、食べた全員がひどい症状となりました。それ以来、牡蠣を食していません。

牡蠣は生食用より加熱用の方が身も大きくて食感も良いので加熱用としていましたがそんなことを言っていられません。今日は生食用にします。でも食べたい!!

近くのスーパーは非常に便利なのですが、このところそんなこともあり魚介類は買わないようにしています。それとお肉も確かに安いのですが、ひき肉はダイエットの敵脂身が多く、この頃避けています。

結局、野菜と飲み物を買うように戻ってしまいました。値段は嘘は言わない・・・・確かにその通りです。

情報の非対称性

インターネットの普及により情報の川上と川下の非対称性はだいぶ緩和されたと思いますが、まだまだ多く存在します。今回は川下、川上ではありませんがそんなトラブルの一例をご紹介します。

ある飛行機のキャビンで男性客が飲み物のオーダーを取りに来たCAに「コーラ」が欲しいと答えたそうです。

CAはこの飛行機では「ペプシ」しかありません。コーラは置いてありませんといったのです。

男性客は「コーラ」がないなら要らないとぶっきりぼうに断り、後の接客アンケートにマイナスを付けて回答したというのです。

では、どうしたら良いのでしょう。

この場合、この男性客の「コーラ」に対するブランド性依存性考えてから答える必要があったのです。もちろんブランドの依存性が弱ければ「ペプシ」で良かった訳ですが、そうでなく強かった場合には、その依存性そのものを否定するような表現ではなく接するべきです。つまり男性の客とCAは「コーラ」を即物的には共有しているものの、その中に内在する価値は共有していなかったということになります。

その場合、依存性の高いブランドの対抗的銘柄を進めるよりも、他の飲み物をさりげなく進めるべきです。場合によっては切らしてしまって申し訳ありませんという一言を添えて。

我々は絶えずこうした情報の非対称性の中で生活しております。このことはメディアリテラシーに限らず日常的対人関係においても重要な意味を持つことになります。

オニオングラタンスープ

この寒い季節にピッタリなのがオニオングラタンスープです。海外ではカフェ・ド・ラペなどつとに有名ですが、この手のかかる料理は中々通年食べることは出来ません。

数年前、取引先の方と食事をした代官山のとあるAというレストランでもこのスープが有名です。このお店はとても小さなお店で裏通りにあるのでミシュランなどに載ったら大変なことになるので教えたくない筆頭ですが、とにかくオーセンティックな料理が素晴らしいのです。そうです。まさにパリのビストロです。この写真でピピッと来た人はフレンチ名人です



ビストロという言葉の起源は諸説ありますがパリをコサック兵が駐屯しているときに食事をしているときにも「早く 早く」「Bistoro Bistoro!!」と叫んだ事によると言われています。

明日久々に時間が出来たら行ってみましょう、それとも白金のオー・プティ・パリにしようか迷っています。

マーケットばかりみてメニューを作ったり、正統派のフレンチも勉強したことないのに☆だけ欲しくてマスコミに露出しているような企画型の店舗にうんざりしているので、こういうしっかりしたフレンチ個人的に大好きです。そうそうこの季節には「カスレ」もあります。

やわらかい約束 吉行淳之介

雑誌で村松友視さんが作家吉行淳之介氏の魅力的な言葉を紹介していました。

ある編集者が吉行氏の魅力的構想について掲載をお願いすると、氏から「やわらかい約束にしておこうか」と呟かれたとありました。

この言葉どう思います。女性にもてた氏の面目躍如というところでしょうか、とにかく「やわらかい約束」と「固い約束」のこの微妙な間を感じてただ恐れ入るばかりです。

「わかった考えておくよ」という言葉の代わりに私もこの「やわらかい約束」という言葉を拝借して使わせて戴くことにします。

だって言葉大切ですよ。この歳になると言葉を聞くだけで、その人の考え方、教養、育ってきた環境、場合によっては相方の性格さえ垣間見ることのできるものなのですから、用心して使わなければなりません。そしてこんなウイットに富んだフレーズでも加えれば完璧でしょう。




そういえば村松さんも言葉を大切にされる方です。「俵屋の不思議」の後に発刊された「帝国ホテルの不思議」もそうでした。そういえば氏は前のお店にも数回来ていただいたことがあるようです。確か私と同様に静岡の「磯自慢」が好きだったと聞いております・・・・・あのお酒は力強くてそして美味しいんですよ・・・・・・

2011年1月26日水曜日

福袋とバーゲンセール

ポン**とかポ***という会員限定のクーポンサービスが大盛況のようです。

妻の友人も多くが利用しています。確かに初めてのお店に行くには便利かもしれません。ファーストトライとしては・・・・確かに納得です。

しかし私は実はこの種が全くダメなんです。全く全くもって信用できないのです。

以前ファッションの流通業界で働いていた頃に福袋の袋詰めを行ったことがあります。早朝から寒い中何時間も並んで意地でもその福袋をゲットしたい人の気持ちが全く分かりませんでした。

さらに、装飾品担当でフロアー担当もしていた頃、沢山のテナントに呼び掛けてスーパー****なるバーゲン企画をしたときもなんでこんな商品買うのと???と思いっきり引いていたのです。

本多静六氏の蓄財法を持ち出すまでもありませんが、費用の前払というやつはマネタリーベースでは大変な効用です。要件を備えれば税法でも認められている立派な節税なのです。

しかしです。自由意志を阻害する恐れのある行為(簡単にいってしまえば行きたいとき行く、行きたくない時行かない)は私の消費行動にはないのです。何故なら、それはお金を使うことが完全なる自由意志にならないからです。

もちろん妻にはそんなところは全くありません。私だけが頑なに信奉している消費哲学なのです。

下流社会の著者M君、こんな考えはおかしいの?アーバンからサバ―バンに移り住んだ悲哀ですか???

分かりません・・・・

包摂する社会 

菅首相の演説に使われた包摂する社会とは、その中でも公務員や行政のみならず社会全体が弱者を幇助する社会の構築に向けて考えると言う意味合いの言葉でしたが、このところブログで何回も申し上げている「他者との孤立」「個人主義の肥大化」にも関係します。

確かに「無縁社会」「孤立社会」は顕著にあちこちで見られます。

しかしながら、従来型の構造を社会が持ち続ける(持ち続けるベクトルがどうしても強い気がします)ならばこの社会的包摂も意味をなしません。

社会的包摂を説くならば同様に国民に自己犠牲を問うべきです。この両論なくば論理は構築されません。

そうです日本人の最も不得意とする個の自律です。これをどうやって為し得るのかそれこそが社会的包摂なのです。

所詮一時のあだ花というなかれ、タイガーマスク現象はその一条の光となるかもしれません。社会学的に再検証する必要がありそうです。

NIRA 個の自律について

NIRAは財団法人総合研究開発機構 National Institute for Research Advancementの略です。

この機構の理事長をしているのが伊藤元重教授です。確か数年前に日銀総裁も囁かされましたがすっと身を引いてこちらの職におります。ときおり彼らの発表を観察しています。

我が国の経済はマスコミに露出する慶大教授のK氏や財政で言いたいことをいっているJ氏(こちらはK野ではなくJ野です)などによって言いたいように言われていますが、私には違和感どころかこんなやつに政策を任せられないと思っているので、このNIRAの発言は自分のためにも必要な安定剤なのです。

今回のこの発表の詳細は是非HPで見て下さい。何より拍手を送りたいのは、欧米型の雇用と社会システム、日本型の社会システムの良い所だけ部分入れ替えをしてもきちんと作用しないという点です。そうセットになっているものをバラバラにして組み立ててスイッチを入れてもうんともすんともいわない機械だということです。

http://www.nira.or.jp/pdf/review49.pdf

筑紫楼  ご馳走




恵比寿で私が居酒屋をやっていた同じ頃に産声を上げた筑紫楼さんが今では都内5.6店舗の展開をしています。

今日はいつもお世話になっているO社長のお呼ばれで恵比寿の筑紫楼でランチを戴きました。

場所は元千代田生命のビルです。

O社長の言うように中華は色々と分け合って食べれるところが嬉しいです。

名物のふかひれスープを白いご飯にのせて食べると至福の味です。デザートの杏仁豆腐も普通のお店のそれとは違います。もし食べた事のないならば是非お勧めします。決して甘すぎません。

本当にひと月分の滋味を戴きました。これなら風邪も大丈夫でしょう????

ご馳走様でした!!!!!

アブダクション チャールズ・サンダース・パース Charles Sanders Peirce

チャールズ・サンダー・パースという論理科学者をご存じだろうか?彼は父親をハーバードの教授に持つ秀才で後にアメリカで最も偉大な論理学者といわれはしましたが、多くの人生を赤貧で暮らした人でもあります。

その彼が演繹法と昨日法とは別にもう一つの思考法があると唱えたのが、このアブダクションという考え方です。一般には日本語で推論とか仮説と訳されます。

確かにU理論などはこの方法を昇華させた考え方のように思います。

そういえばスコラ哲学の中で「オッカムの剃刀」という原理があります。これはある事を説明するのに必要以上に多くの実体を仮定するべきでないというものです。

しかしこれとて後にアインシュタインによって「必要以上に簡素化するにも限度がある」といって論破されたのです。

一応、基礎素養としてアブダクション程度は理解しておきましょう。

2011年1月25日火曜日

お帰りなさい!!

S家は常夏の島より昨日戻られて、列島ごと冷蔵庫に入ってしまったような日本の気候におどかれていると思います。

今日のホノルルの最高気温が28度、最低気温が21度です。横浜の今朝の最低気温は2度です。

今日太陽が出ているので10度まで上がりそうですが、それでもこの気温差は厳しいと思います。

風邪など召さぬように暖かくしてください・・・・・日は一日一日長くなっていますが、寒さは続きそうですから・・・・

吉田慶子  ナラ・レオンを歌う



吉田慶子さん大好きなシンガーです。ボサノバというとリラックスミュージックに感じますが、しっかりと魂を込めて歌っています。

それに彼女がナラ・レオンを歌うのは私としては鳥はだものです。

昨年の夏に鎌倉のカローロで、オーナーの堀内さんが監修された「ナラ・レオン」の本をCDと共に購入し、晩夏の海岸で読み耽ったので尚更です。


彼女のCD愛聴盤になること間違いありません。

母の味  おきりこみうどん

群馬県はあまりお米の取れない所で、昔から小麦を使った料理が良く食べられていました。

上州名物のうどんはそんなルーツです。

家に帰ると77歳の母が地粉でうどんを打っていました。股関節手術の前とは別人のようです。

鶏肉、大根、里芋、葱の入ったスープにそのまま茹でます。するとうどんの粉がスープに溶け出しとろっとしたスープになります。上州名物「おきりこみ」の完成です。

胃の調子を整えるべく夕餉はこのおきりこみうどんです。滋味があって美味しいものです。

花粉が本格的になる前に911でドライブにでも連れて行ってあげましょうか・・・

二通りの人種

折衝も重要な折衝以外、スタッフに任せているのですが、それでも時折「自らの城を作る」人に出会います。

自己チューといってしまえばそれまでですが、そういった人は如何に偏狭で少ない情報の上で成り立っているのか自らは理解していないのです。

これは近代科学や合理主義の急速な発達の一方、宗教、伝統、文化、地域的なつながりという社会の中でうまく調和されていた(薄められていた)自我が活性化され切り離され個人主義の時代に入ったことを意味します。

この肥大化した自我はやっかいなのです。ともすれば社会離反を加速化し、さらなる自我の肥大化という悪循環をもたらすものなのです。

私はこういう人たちに言いたいのです。自己実現とは他者とのかかわりの中に置いてしか達成されないものなのです。それを自覚して下さい。いくら自我の中で悩んで見ても、他者との関わりを欠いたなかでは何の意味も持たないのです。

一方、他者との関わりを形式上持とうと見せかける人がいます。しかし所詮それは肥大化した自我の中でのピエロです。他者との関わりの中での発見や驚き、共感ではありません。

良い人は良い人を呼び、周りを幸せにするといいます。これは他者との関わりを認めた人に限るのです。共感力という言葉はまさにこの関係性の最たる所以です。デカルトの問題もマックスウェーバーも、他者との関係性を気付かせるアンチテーゼのようなものかもしれません。これは重要な真理だと思います。あなたの周りに城を築いている人は多いですか、それとも少ないですか?後者とお付き合いしているなら問題はありません。

新人におくる書  本多静六 博士

妻の友人の息子が今春から社会人として東京で生活を始める予定です。

関西のR大学を卒業し、目出度くガーデンプレイスに本拠を置く会社に勤めることが決まりました。

近くなのでランチでも誘い出す予定ですが、そんな新人に書を送ります。




以前にも書いたことのある日本の庭園の父(日比谷公園もこの人の監修設計)本多静六博士の人生訓です。

氏の末裔もお金の専門家として書を出していますが、お金の専門家といってしまってはダメです。

博士は本道を進みながら人生訓を残したのです。お金のためではありません。あくまで本道は別です。

人生の最大幸福は職業の道楽化にある

天才マイナスの努力より凡人プラスの努力の方が勝っている」

三カクに陥るな 義理をかき、人情をかき、恥をかく 道理なり

そんな中に老境に差し掛かる私にとってのヒントも書いてありました。それは理想的な別居法というものです。別に離婚すると言う訳ではありません。別に居を構えると言うものです。

氏は言っています「1.2時間で行けるところ、遠い場合でも1日往復できる景勝地に隠居所を建てることである。しかもその土地は温暖な気候の上に、山紫水明の海岸湖畔、あるいは温泉郷であれば申し分なく、時々子供や孫が遊びにこれるような交通至便の地を選び得れば満点である

どうです。95点は行っていると思いますよ・・・えっ鎌倉ベースのことです・・・・

2011年1月24日月曜日

日本の200年 アンドルー・ゴードン著



このアンドルー・ゴードンという著者の日本研究の本が中々良いのです。我々が敢えて目をつぶっているようなところを喝破しています。

特に戦後の日本が置かれた状況を外国人から見るとどうであったのか興味の高い事象です。

構造的問題点についても指摘しており、一読をお勧めします。下手な日本人よりこういった人たちの方が俯瞰的に捉えている気もします。

縮小し続けている日本です・・・・・

河原のあべ  隅田川 鶴見川

鶴見川沿いにあべ商店というシブーイお店があるのですが、どこかで同じような店名を見た記憶があったのですが、今その記憶が繋がりました。

暫く、下町に居候をしていたことがあり、そのとき曳舟の近くに天麩羅屋さんと思しきお店があり、特にお惣菜が食べ放題なので大食漢には有難い存在でした。






そこの店名が「あべ」だったのです。土手や河原には「あべ」が似合う???

吉報 ワインの夕べ

後輩のK君が911見がてら我が家に相談があるといって来てくれました。

彼は大学の後輩でその後Pに入社し、優秀な彼は当時のアクロスの大ヒット店舗となった時計の壁面ショップを立ち上げから組みし、その後もヘッドとなって運営してきたのです。

その後独立し、厳しい時代もあったのでしょうが、このところ業績も安定し、次のステップを考えているようで嬉しい限りです。

彼も言っていました。人生というのは一様ではなく、動かない時は動かないし、動き始めたらトントン拍子に動き続ける。確かにそうです。

富士山が見えることが気に行って購入したマンションの真西側に建物が立って見えなくなり、その時は彼も嘆いていましたが、風水的には西側の窓が塞がれて、経済的には支出と収入のバランスがとれるようになったと言っていました。分かるような気がします。

そんなこんなの昔話に花が咲き、何本ワインを開けたか記憶が定かではありません。空き瓶を確認すると7本空いていたようです。どうりで翌日、頭が重いはずです。でも彼は私達よりお酒に強くケろっとしていました。

肝心の不動産については色々な情報を見ることは良いことだと思います。今度、検索システムを教えてあげます。ただ、あとは縁です。そう恩師のS先生が良く言っていた縁です。買いたいと思っても手に入らないものもあれば、すっと買えてしまうこともあります。まさに縁です。でも縁は人が作るものでもあるのです。きっと良縁に巡り合えること請け合います。縁は不真面目なところには寄って行きませんから・・・大丈夫です・・

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犬友のご夫妻が湘南国際を走りました。三バカ+ワンのM子も走ったようです。走れなかった時期があれば、ただ走れるだけで幸せを感じることができたと思います。私もロード復帰に向けて徐々にですが体力向上に励むことにします(笑)坐骨神経痛は少しですが良くなってきました。硬い911のシートが腰痛にはよさそうです・・

2011年1月21日金曜日

青山有紀さん来社

テレビでも活躍されている青山有紀さんが来社されました。彼女の「青屋」さんは弊社の管理案件でもあるのです。

ご結婚し、新婚旅行で訪れたタイやブータンのお話も聞かせてもらいました。幸福指数を標榜する同国ですが、キラキラしている目の人もいれば、どんより曇った目の人もいて、一様ではないと申されていたことが印象的です。

それにしても輝いている人のお話はやはり違います。ビジネスというのはいかに味方を作るかです。共感者を作るかということが大切なのです。

彼女の努力は並大抵ではありません。旨く行っているにはそれなりの理由があるのです。

お帰りになった後、天童よしみさんが家鴨の姿で必死に脚を動かしているCMを連想しました。そう努力しているのです。

50歳までスポーツカーに乗らなかった本当の理由

正式には51歳ですけど、私が今までスポーツカーに乗らなかった本当の理由です。

この商売をしていると人の嫉妬や妬みを嫌というほど見ているからです。どうしてと思うようなことまで嫉妬の対象になります。

洋服や車なんて大したことないと思うのにこれさえ対象です。家ならなおさら、家が立てば腹が立つとは良く言ったものです。物ならまだしも進学や教育もこの対象なのです。

本当に馬鹿馬鹿しくなってしまいます。ですからこの手の集まりにはダンマリを決め込んで出来る限り出席しないことにしているのです。

サラリーマン、自営業者共にその類の人の多いことに驚かされます。まさに奥田氏が嫉妬から賞賛にと言われる所以でしょう。

このルサンチマンや不倶戴天のごときものは始末に悪いのです。言葉や論理ではなく感情です。

ですから私は50歳までは絶対に乗らないと心に決めていたのです。

ではどうして乗るようになった?そうです。私の中の不等式で乗ることの方が、受ける嫉妬や妬みより大きくなったからです。そう横着者になった訳です。それと犬友のように何につけオープンに話しても何ら問題の無い友が増えた事も要因です。

頭の中でステッペンウルフが鳴っています・・・・!!!!!!

ざらざらした気持  姜尚中

過去のことはとかく忘れがちです。

自分が若かったころ、社会や体制にどうしてあれだけ批判的(今も十分批判的??)だったのか不思議です。そしてあのざらざらしていて取りつくことのできない心はいつの間にかなめらかなものに変化してしまっています。

自分が「何者からも認められていないというどうしようもない挫折感、寂寥感、孤独」そのやりどころのないパワーだったのでしょう。

でも若者にはこんな気持ちを是非持ってほしいと思います。

姜尚中さんが著書の中で言っていました。氏も子供の頃、私と同じような気持ちを味わったといいます。壁にぶつかり、本当にぎりぎりのところで生還したそんな気持ちなのでしょう。

歳をとったら「横着者」で行こうと・・・そうステッペンウルフの「ワイルドで行こう」です。

彼はバイクの免許をとってハーレーで旅をしたいと言っています。そうもう怖いことなどないんだから小さくではなく、はっきりと堂々とやろうよと言っています。まさに慧眼です。

私の911もそんな気概からです・・・一人で正当化してますね(笑)

SNS 考察その2

カール・ヤスパースも著書の中で「自分の城を築こうとするものは必ず破滅すると」と・・・・・

交わりとは「自己開示」であり、各人が自らに閉じこもることなく他者へと向かい、それにより自己自身の存在に対する意識を反省するのであると述べています。

その意味においてSNS的なるものは自己開示なのですが、私としてはここでどうも腑に落ちません。

漱石もマックスウェバー(M君がウェバー本書いていましたね)も精神衰弱になり危ない目に会っています。確かに自分の城が強大な分「相互承認」からは離れていくのです。

SNS的なものが他者とのかかわり強固にし、相互承認なる方向へ導いているとはどうも理解しがたいのです。

まだまだ勉強不足です。もう一度考え直してみます・・・

映画「シンプルプラン」


1998年制作のブリジットフォンダとジムバクストン主演の「シンプルプラン」というサスペンス映画があります。

あらすじは赤貧の生活をしていたものが、大金を手にして普通の生活からどんどん離れて狂気の世界に入り込んでしまう映画です。

これを観てすぐに落語「芝浜」を思い出した方は心配いりません。

51年の人生、仕事柄色々な人を見てきました。

元々家が裕福で何一つ不自由なく育ったのに全財産をなくした人、苦労してお金持ちになっても一瞬で財産をなくした人、そして思ってもいなかった大金を手にして結局全てを失ってしまった人、・・・・・もちろん無くなさない人だっております・・・

英語で財産はgoodの複数形、ドイツ語ではGutです。そう元々良いものなのです。その良いものが人間を悪くするならそれは財産ではなくなってしまうのです。

親から子へ渡される財産は本当にその子にとってgoodsになるものですか?もう一度お考えください。

ヘンリー・チャールズ・ブコウスキー Henry Charles Bukowski

皆さんはこのブコウスキーという作家の作品を読んだり手にしたことはありますか?

私の手元には無くなってしまったけれど、二十歳を過ぎてアメリカへの憧れが募る一方、このブコウスキーの小説を読みアメリカの荒んだ生活が脳裏に焼き付けられたものです。期待と不安??

そして友人を訪ねて渡米し、その友人がオレンジ農園で働く姿を観た時このブコウスキーの文章とオーバーラップし、喉の奥に苦いものを感じました。

その後、彼の作品は映画にもなり、ロサンジェルス(村上春樹流に)という都市の下層に働く人々の情景が丹念に描かれていました。確か「酔いどれ詩人になる前に」という題名でした。主演のブコウスキーがマットディロンでした。



遺作となった「パルプ」は柴田元幸さんが翻訳しています。

エディ・アイカウ

老いも若きもこの名前を知らない人はいないだう。ハワイなら石が飛んでくるほど人々に慕われている今は亡き人です。



ホクレア号のこのメモリアルプレートはヨハネの福音書から引用したものだそうです。
(写真はウィキペディアからお借りしました)

よくハワイでは「Eddie would go」という言葉が膾炙されていますが、私はもう一つ彼の有名な言葉を知っています。

それは「抜け出せるまで、波に逆らわず、潮流に乗り続ける」というフレーズです。

何か人生に当てはまりませんか?

何をやっても八方塞だめなときはあります。そんなときとことんジタバタしたあとふとこのフレーズを思い出してみて下さい。エディの素晴らしい贈り物です・・・

大寒 鎌倉 由比ヶ浜



本日は所用があり鎌倉です。大寒にハワイ島のS家には負けますが、我が家も避寒です。
風も穏やかです。セプとさくらも連れて行きます。

材木座の端から由比ヶ浜の先までゆっくり歩きます。とんびがすぐ近くを回っています。

パンダの顔のポールを投げても反応しません。ハンバーガーの形のポールを投げると集まって持って行ってしまいます。目がいいのですね・・・

さくらは小さい犬は無視します。ある程度大きいと匂いを嗅ぎにいきます。もちろん喧嘩にはなりません。

昨年、夏床「エリー」として海の家があったところが建築中です。このローケーションは散歩にばっちりと思っていたら、マンションでなくウェディング施設のようです。今年の夏の様子です。自転車借りた事思い出しました。




昼食を抜いていたので軽く犬連れで入れる所を探します。由比ヶ浜のシードレスも老舗になりました。我々よりもう少し若い鎌倉サーファーの夜御用達といったところです。


本日はそのとなりのスマイルドッグに入ります。プレオープンとのこと正式には2月9日だそうです。
パニーニとブリトーとホットドッグの中間のような感じです。これで480円です。マアマアかな?






モーニングセット600円がお得かも・・・・

帰りに魚佐次で「日本一美味しいアジフライ」と「まぐろの角煮」「鯖の文化干し」を少量購入して横浜に戻りました

戻ってから2匹のシャンプーとドライヤーです。明日は叔母様より素敵な戴きものをするとのことで、ゲレンデの荷室もクリーニングです。やっと片付けも終わりました。

それにしても鎌倉ベースの進捗状況はどうなっているのでしょう。解体工事は終わったのかしらん??ドアの近くまで行きましたが音もせず何の気配もありませんてした・・・きっと解体は終わったのでしょう・・・・・・良いように理解します・・・・・

2011年1月20日木曜日

内なる孤立と漂流  SNS

自分が知らないものは勉強するしかありません。今SNS関連の3冊の本を読んでいます。

当社の新しいスタッフのA女史(彼女は29歳)に聞いたところによるというなればミクシィのようなSNSで相手とはメールの交換のみでお付き合いするようになった話をよく聞くというのです。

若者の間にはそうとうこのSNSが広がっているようです。

見ず知らずの他人に全ての情報を開示しないというのはこれまた問題です。ただ、従来は仮想ではなく実空間=自分の言葉としての確認を経て、徐々に解き放たれていくものなのではないでしょうか・・何となく市場のせりに出される魚を連想してしまいます。

若者が携帯でキイを打ちながらSNSで繋がっている姿は内なる孤立が昂まりもはや現実世界に居場所を失ったそんな漂流する若者の姿に見えてしかたありません。

内なる孤立の昂まりは結構、ただ爆発させ、昇華しない限り、次の孤立へは向かえません。それでは停滞を起こします。

SNSについて更なる勉強を進めます。

応援 女優復活 高樹 澪

しばらくブラウン管(この表現古いですね・・今じゃ液晶?? 日本で最初にブラウン管TVの放映に成功した日本のTVの父、故高橋健次郎氏の業績によりお許しあれ)に出ていなかったと思ったら、女優の高樹澪さん壮絶な闘病をしていたのですね。

知り合いということではありませんが、偶然、年齢も同じなのです。

離婚や度重なるストレスから顔面まひに陥り、女優業を廃業し、清掃や雑務のアルバイトで生活費をなんとか捻出していたというのです。全くの知らない数人との出会いで彼女は手術をすることになり無事女優業に復帰したというのです。

彼女はラッキーな人との出会いといっていましたが、実は彼女がそのラッキーを呼び込んだと思うのです。俳優という虚飾の世界にも一輪の誠実な花があるのと同様に、世間だって捨てる神あれば拾う神なのですよ。彼女を心配した隣人もしかり、彼女に女優復帰を進めた人もしかり、何も言わず待っていた事務所の社長もしかり、皆彼女に無償の愛を与え、与えられたかったのではないでしょうか。

ひどい世の中です。でも捨てたもんじゃないとも思えるのです。今度ブラウン管で彼女の顔をよく見て下さい。とても良い顔になっています。きっとこの経験が彼女を優しくそして強く成長させたのでしょう。それにしても聞き役の小倉さんの真摯な姿勢とても好感が持てました。ひさしぶり心晴れやかな話題でした。

あいぞめ町 あいぞめ書店

本郷界隈に所用で出かけたおり、信号待ちをする車の窓から「あいぞめ書店」の看板が目に入ってきました。場所は根津2丁目の信号の近くです。書店には漫画本が並び、多田富雄先生が白秋の詩集より「百舌鳥啼けば、紺の腹掛新しき、わかくも大工も 涙ながしぬ」の詩に出会えた書店であることがはっきりと思い出された。

その本でこのあたりは昔は藍染町といって、ゴムのお店やオートバイのお店が多かったといっていました。

そんな感傷に浸っていると後ろからクラクションの音、タイムスリップの旅は終り現実に戻るのでありました・・・・

日本海の冬景色

Sママ、Sパパより日本海の冬景色ツアーの企画を依頼され色々と調べているのですが、肝心の私のスケジュールが飛び石状に埋まっており、調整に難儀しております。

それに欲張りな性格ゆえ、古都金沢の雪景色も見たい、七尾の加賀屋にも泊まりたい、ごばせ荘の開高丼も食べたい等等・・・色々欲張ってみるとこれはもうプランが私のゆとりの範囲をとうに越えてしまいます。F家やK家はへっちゃらでしょうが・・・・・(笑)

あと数日でハワイ島より帰国です。帰国後、美味しいCAワインでも飲みながら相談することにいたしましょう・・・・

それではハワイ島の宿泊しているマウナラニリゾートの景色です。




イノベーションのもうひとつの解  水平対向6気筒エンジン

経済発展にはイノベーションが必要とシュンペーターは説いている。私もそう思います。

イノベーションに至るまでには多くの時間と苦労が詰まったものなのです。それをいとも簡単に持ち去られてしまうのが今問題となっているイノベーションのジレンマです。

後者は別として前社の形成の過程で問題になってくるのが、イノベーションの過程における顧客主義です。顧客主義といっても多くの場合はパワーユーザー(口うるさい顧客のことですよ)によってその流れを作らされます。そして出来た商品はマーケットのど真ん中に存在するのです。

日本の匠の技とはこういったマーケット追随ではない、作り手のポリシーの集まったものだったはずです。それが1970年頃より、アメリカというマーケットで売れている(実際には踊らされているだけ)に気を取られ、トヨタ方式だなどと威張っていたのは今となっては物悲しさを感じます。

一方では海外の自動車メーカーを見て下さい。水平対向エンジンは色々ありますが、ことフラット6といったら現在では数社しか製造していません。ポルシェはいくつかの別のエンジンも搭載しましたが現在では一部のSUVを除いて全てこのフラット6です。一方、この生みの親のメルセデスはとっくにフラットエンジンを捨ててV型に切り替えています。明確なメーカーの姿勢です。日本はもともとのよりどころがなかったのだから仕方ありません。

水平対向エンジンというのは、はっきりいってF1以外では強みを発揮します。F1はダウンフォースが必要なためエンジンしたのクリアランスをデューズしなければならないからです。一方、コンパクトに作ることが出来るためにリアエンジンやミッドシップが可能になるのです。ですから大柄のスーパーカーはエンジンの大きさゆえあれだけのガタイが必要になるのです。いっぽう、クランクシャフトの関係で振動は驚くほど小さいのです。エンジン音により相当の振動があると思われていたら大間違いです。エンジンの大きな振動はほとんどありません。こうして改良に改良を重ねられフラット6は1963年より48年間も生産されているのです。もう一台のゲレンデも初期型が1969年ですから、こちらも42年です。日本にこんな車があるでしょうか?

時代は変化します。ガソリンエンジンはなくなるかもしれません。でも、私達に残されたのはそんなに長い人生ではありません。マーケットのど真ん中の商品を手にして喜ぶより、エッジの効いた少し不便な魅力的商品を手に入れてはみませんか?心のドライサンプにオイルが潤滑するように全てのミドルエイジに喜びを持って・・・・写真はカレラ4のフラット6です

2011年1月19日水曜日

2nd Try エベレストキッチン あざみ野

早く帰ってきた息子が犬の散歩に一緒に行ってくれました。

そのかわり先日本人は行けなかったエベレストキッチンに連れて行ってほしいようです。

本日、2nd tryです。

カレーの写真はありませんが、一番辛い3辛をマトン、海老と鶏肉の挽肉と玉子は2辛です。

鶏肉のココナッツとヨーグルトのものがボリュームもあって美味しかったです。

ブラウンマサラ風の海老はやや中国よりかな????

ネパールの餃子モモはセロリの香りがします。ソースがスパイシーで不思議な味です。

料理は全体的にネパールはインドより辛くはないようです。

ネパールのビール、エベレストビールとネパールアイスはともに飲みやすかったです。

刺激的、な市が尾、荏田、あざみ野界隈です・・・・・




Night On Earth 映画

いよいよ恵比寿ガーデンシネマが1月28日に休館します。HPにも閉館とはありませんでした。休館です。本当に無くなってしまわないように願うばかりです。

最後の最後のおおとりをつとめる映画は「Smoke」です。これも良い映画です。NYの片隅で煙草屋を営む主人公は毎日同じ景色の写真をとるのが日課です。そんな中で起こっていく日常の人間と人間の関係。

観終わった後、人間中々捨てたもんじゃないジャンと言いたくなります。

もう一つの映画はウィノナ・ライダー主演の「ナイト オン アース」です。タクシーで繰り広げられる人間模様が夜の街に溶け込んでずしりと重いオンザロックのような感覚の映画です。

後者はDVDを購入しました。

まいまいず井戸

今日、先程土地測量師の先生とお話していた武蔵野台地について、ある事を思い出しました。

私の育った北関東のK市に隣接し、大間々という地名があります。間々と書きますが、ママ=崖の意味です。

一方、その崖地の下部をハケといいます。これがママハケです。

崖の下部つまりはハケでは湧水が多いのですが、武蔵野台地のように砂礫層が厚いとその分脆くなってしまい垂直に井戸を掘ることができません。

かつては大間々にもあっといわれているのが、このまいまいず井戸です。この写真は羽村駅にほど近い五ノ神神社の井戸です。井戸仙人が出てきそうです。(笑)



井戸に向かって螺旋状に緩やかに掘り進め、すり鉢状の底に井戸を設置するため、そのかたちがかたつむり=まいまいに似ていたことから命名されたようです。

地名も調べると色々な広がりを持ちます。