雑誌で村松友視さんが作家吉行淳之介氏の魅力的な言葉を紹介していました。
ある編集者が吉行氏の魅力的構想について掲載をお願いすると、氏から「やわらかい約束にしておこうか」と呟かれたとありました。
この言葉どう思います。女性にもてた氏の面目躍如というところでしょうか、とにかく「やわらかい約束」と「固い約束」のこの微妙な間を感じてただ恐れ入るばかりです。
「わかった考えておくよ」という言葉の代わりに私もこの「やわらかい約束」という言葉を拝借して使わせて戴くことにします。
だって言葉大切ですよ。この歳になると言葉を聞くだけで、その人の考え方、教養、育ってきた環境、場合によっては相方の性格さえ垣間見ることのできるものなのですから、用心して使わなければなりません。そしてこんなウイットに富んだフレーズでも加えれば完璧でしょう。
そういえば村松さんも言葉を大切にされる方です。「俵屋の不思議」の後に発刊された「帝国ホテルの不思議」もそうでした。そういえば氏は前のお店にも数回来ていただいたことがあるようです。確か私と同様に静岡の「磯自慢」が好きだったと聞いております・・・・・あのお酒は力強くてそして美味しいんですよ・・・・・・
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