このブログを検索

2011年10月26日水曜日

言質をとる リスク管理

数年前、我が社の顧問弁護士をして戴いているK先生とご一緒している仕事で「言質をとる」仕事を教えてもらったことがあります。

仕事の中には己の信義に基づき決定していくものと、他人との鬩ぎ合いの中決定していくものがあります。

よく人は「やるたげやったのだから仕方ない」と言い訳をしますが、先生によればそれはそこまでの頭の人間がすることで、相手との交渉事には「言質をとりながら行う」必要があるというのです。

私の顧客が欲を出して必要以上の要求をしようとしたときも、先生は私達に向かって「その主張の言質をとられてしまいますよ」と戒められました。

それ以来、相手との関係に置いて「言質をとる」必要性を痛感したのです。

私は長年、良い税理士さんに巡り合いませんでした。最初の人は親の顧客をそのまま顧客とした人で、税理士試験に中々パスせず、やっと手に入れた苦労の人なのですが、何事にも駄目の一点張りで、はっきりいって知識が足りませんでした。

次の人は若くて活動家ですが、人格的問題があり(遅刻の常習魔)、前述の人とは対照的に何でも大丈夫の大盤振るまいの人でした。

そして窮して友人のO氏に依頼して紹介して戴いた今のS先生は年齢的にも同世代であり、先生の経験(独立して30年近く自分で顧客を獲得している)そして何よりも「言質をとりながら」進めるその方法論に共感しています。

わずかな接待交際費の課税を逃れたいばかりに修正申告をさせられたり、公益と私益の区別なく勝手に振る舞う経営者の否認事象など考えてみればね「言質を忘れた」行為なのです。

経営者ならこの「言質をとる」ことこそリスク管理と言うことを再認識して下さい。

TPPを考える

TPPとはTrans-Pasific-Patnershipつまり環太平洋戦略的経済連携協定であります。

これについて皆さんは考えた事がありますか?

私は先日、N新聞社のH女史とお話した後、これについて考えてみました。

そもそもこのTPPは小国が独自の連携を深めて大国に対峙しようと戦略的に作られたもので、発足当時はシンガポール、チリ、ブルネイ、ニュージーランドの4カ国でした。

それがいつの間にかアメリカも加わり当初の様相とは大分変わってきたのです。

すでに日本は多くの国との間に関税を引き下げ自由貿易体制に移行しています。

それらの国との間ではTPPに参加しようがしまいが実質的な影響はないのです。

あるのはニュージーランドとオーストラリアぐらいです。

TPPに参加することで一般的に日本の輸出が増えると言うのは正しい理解ではないのです。増えたとしても数パーセントです。今のような為替レートの変更があれば全く効果はありません

。ただし、ここで注意しなければならないのがチャイナリスクとアメリカが必死に日本の参加を求めている真意です。この大国の動向次第でTPPは良薬にも毒薬にもなりえるからです。

まさか皆さん、アメリカが日本のためにそうしているなどと思ってはいませんよね。


TPPとは貿易に実質的に影響を及ぼすものではなく、政治的つまり国際関係における発言なのです。我々は参加か非参加と二元論で論じますが、そもそも政治的、戦略的話題なのです。これを理解しなければなりません。

民主党の某人が途中脱退もあり得るなどと発言したことはまるで理解が足りません。恥ずかしいばかりです。

農業分野での大打撃と訴える人もいます。これもおかしな理論です。世界的潮流の前に小さな小石のダムは用をなしません。

ようするにTPPとはそうしたものなのです。本論を理解せず成否を求めている我が国の現状に憂鬱になります。

内田先生がTPPについて論じていました。興味深いのでご参考にして下さい。

http://blog.tatsuru.com/

予約発注  FFWD F6日本限定カラー

我が社のスタッフT氏がいればこそ私はKKAFと事務所をいったり来たりできます。

そんな彼に約束しているものがあります。それはホイールです。

初チューブラーも経験させてあげたいのですが、昨年発表されたFFWDのF6日本バージョンは第一弾は完売でしたが、12月に入荷の予定です。

ナルシマフレンドさんに予約を入れました。

今から到着が楽しみです。

ただし、T氏は今期走行禁止です(笑)靱帯損傷からまだ完治していません。

実走は来春までお預けです(笑)

我が社はサーファーとローディには天国のはずです(笑)きっと・・・・


無私の功罪

ゼロリスクを取る人が多いと嘆いたばかりでありますが、逆に無私の人はもっと困りものです。

私は知らなかった、私は関係ない、私は自分のためにしたことではない・・・・こうした言い訳をしばし耳にします。これはゼロリスクを取る人より始末が悪いのです。

こうした人は「リスクに鈍感」なのです。リスクに鈍感な自分を決して振り返ろうとはしません。

すべて世の中、社会のせいにします。

仮面をかぶっているだけに始末が悪いのです。

覚えておいて下さい「無私の功罪」