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2012年1月16日月曜日

パルコフィクション  DVD


恵比寿ガーデンシネマが無くなってから映画館に行くことがめっきり減ったのと好対照に、DVD(安くなったから)で少し前の映画を見ることが多くなった。

このDVDも名前につられて買ったのだ。それが面白いのよ!!!

元社員としてはもっとシュールでブラックな場面も増やしてほしかったけど、実名じゃ無理ですな・・・

TS元会長がエレベーターの壁をドンドン蹴っていて、それを見て真っ青になっていたP役員の株主総会の場面やら、某霊園に墓守に行って打つ鐘の回数が少ないことを密告されて左遷された人の話、福袋に商品を詰める作業で自分の好きなものばかり詰めて、結局手に入れられなかった強欲な女性の話などもっともっとエピソード入れられるのですが、お声が掛らなかったのは残念です(笑 掛る訳ありません)

荒唐無稽な笑劇ですが!!!!

膳所

先日、京都から湖西線に乗る時に「膳所」という駅名を発見した。

普通に考えればゼンショとか読むのかと思って後で調べてみたらゼゼと読むのだそうです。

近県の人は知っていても、関東や東北の人はまず聞き慣れない読み方ですよね。

地名の意味は天智天皇の時代にまで遡り、大津に都を移した際にここが料理を作る場所=御厨所つまりは陪膳の所が転じて、膳所となったそうな・・・・・

知ってました??歴史の深さに驚かされます・・・

丸山眞男 現代政治の思想と行動


残念ながら私が進学した頃には丸山眞男氏は退官されていたが、犬友のリックパパは直接授業を受けた事があると言う。羨ましい・・・

当時氏は一世を風靡したがその後左翼系の人達に糾弾され一時影が薄くなっていたが、最近またブームのようだ。

数年前から氏の著作を読み始めているが、本書が氏の最も輝いていた頃の著作であることは間違いないであろう。

3.11の震災を観た時に、私には観ていなかった終戦の記憶が新たにインプットされた。

著作では日本は歴史を大きく分けて江戸末期までの時代、明治から終戦までの時代、そして戦後と別ける事が出来ると教えてくれた。

軍部暴発と決めつけられる一連の政治行動も無責任な行動が生んだ特徴的ノンイデオロギーの産物だとという見方もセンスがある。そして今日、日本もこれを引きづっている。

アメリカ化した後もこの無責任な行動が跋扈している。

先日も橋本知事と同席していた北海道の某大学教授が、橋本政治を批判していたが、この人など無責任行動の権化である。ある時は小泉構造改革に賛同し、後になって批判し、今度は民主党政権を無責任に幇助している。

橋本氏の思想には無理があるかもしれない、しかし現状の閉塞した日本の人の目を覚まし、抵抗勢力を破壊し、新たな価値観を創設するには氏のような人が必要だ。

そうそう、引退した小泉首相も復帰して二人でタッグを組んだらどうだろう。その時こそ途中で投げ出さずに最後までやりぬいてもらいたいと付け加えておこう。

構造改革の失敗はそれだから。

馬鹿げのいたり??

今考えてみるとなんて馬鹿だったんだろうと気づく事があります。若気の至りといってしまえば簡単ですが、要するに世の中のことを何も知らずに能天気な人間だったと言うことです。

私が岐阜に赴任していた頃、地下にS家という食品会社のテナントが入店していました。

地元の中高生を中心に顧客を持っていてそこそこ繁盛していました。

私や東京から赴任していたK先輩は、店長や東京本部の言われるままこのテナントを退店させるべく交渉を進め、数年かけてこのテナントは出て行きました。

そして地下は飲食店を排したファッションのフロアーに生まれ変わりました。

その後、バブル景気ははじけ、ファッションに特化したビルは急速に勢いを失います。もっとも、その背景には高齢化と名古屋消費圏の拡大というマーケットの特性もありましたが、そうした元々の地域に根差したテナントを排したことはその加速を一段と進めたとも言えます。

横浜のカップヌードルミュージアムは大変繁盛していると聞きます。私は若気の至りと言いながらも自らの経験と知識の無さを今でも悔しく思い出します。そうして今朝もこの食品メーカーのわかめうどんを食べているのです(笑)

食べるたびに若い時のこの恥ずかしい自分を思い出しているのです(笑)


マスコミにまたまた物申す

昨日、何気にテレビを付けたら報道番組に金さん銀さんの娘と思しき数名が出演していました。

何をしゃべらせるのかと言えば、彼女達が議員定数の削減や年金課税について物申すというシテュエーションなのです。

それに現役の大臣が呼応すると言うのが番組の骨子です。

あまりのあほらしさにすぐに切ってしまいました。彼女らが高齢のため全体を俯瞰する事が出来ないのは良しとしましょう。しかし、テレビ局は大切な日本の戦略をバラエティー化して何がマスコミなのでしょう。

マスコミがポプュリズム化したと言ったことがあります。ポプュリズム以前の話です。この国に必要なのは議員定数の削減で煙に巻き、政策なき消費税増税を認めさせる賢慮なき政治家の発言を国民が審判なのです。それがこんなマスコミでは多くの国民は間違った判断を下すでしょう。

Sパパが坂の下の国と言っていましたが、私にはこんなマスコミと政治家の発言を見る限り、坂の下の下の下の国にしか思えません。

だって財政再建というのはこの国の社会システムそのものを変えることなのですからね・・その事をもっとよく考え、枝葉のことばかり言っていては前に進みませんよ・・・・・トホホ

ハイゼンベルグの定理

私が理系(理系と言っても分野が理系で専門書とは言えない)の本を読むようになったのは息子の影響が40%、残りは立花隆氏の触発されたからです。

C.P.スノーの言うように文系と理系の乖離は益々進み、国民のリテラシーは失われて行くばかりです。

今日の朝刊にハイゼルベルグの不確定性原理を見直しか?という見出しがありました。

数年前、購入した以下の書籍でハイデルベルグの生涯と思想について勉強した私は研究にとってこの部分と全体を見極める難しさと必要性を確認したばかりだったので驚きです。



研究者の試みは一滴の水を静かな石盤に落としたときの心境が必要であることには変わりはないと思うのですが・・・・・・この発表の真意はしばらくすればわかるでしょう・・・・