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2012年1月16日月曜日
丸山眞男 現代政治の思想と行動
残念ながら私が進学した頃には丸山眞男氏は退官されていたが、犬友のリックパパは直接授業を受けた事があると言う。羨ましい・・・
当時氏は一世を風靡したがその後左翼系の人達に糾弾され一時影が薄くなっていたが、最近またブームのようだ。
数年前から氏の著作を読み始めているが、本書が氏の最も輝いていた頃の著作であることは間違いないであろう。
3.11の震災を観た時に、私には観ていなかった終戦の記憶が新たにインプットされた。
著作では日本は歴史を大きく分けて江戸末期までの時代、明治から終戦までの時代、そして戦後と別ける事が出来ると教えてくれた。
軍部暴発と決めつけられる一連の政治行動も無責任な行動が生んだ特徴的ノンイデオロギーの産物だとという見方もセンスがある。そして今日、日本もこれを引きづっている。
アメリカ化した後もこの無責任な行動が跋扈している。
先日も橋本知事と同席していた北海道の某大学教授が、橋本政治を批判していたが、この人など無責任行動の権化である。ある時は小泉構造改革に賛同し、後になって批判し、今度は民主党政権を無責任に幇助している。
橋本氏の思想には無理があるかもしれない、しかし現状の閉塞した日本の人の目を覚まし、抵抗勢力を破壊し、新たな価値観を創設するには氏のような人が必要だ。
そうそう、引退した小泉首相も復帰して二人でタッグを組んだらどうだろう。その時こそ途中で投げ出さずに最後までやりぬいてもらいたいと付け加えておこう。
構造改革の失敗はそれだから。
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