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2014年2月4日火曜日

二葉の年賀状

毎年戴く年賀状の中で特に楽しみにしている年賀状が二葉ある。一葉は顧問の弁護士先生からの年賀状である。先生とはお付き合いしてもう十年になるであろうか。
そしてもう一葉は私より一回り先輩から戴くのものである。

この二葉はとても似ている。年賀状に絵や図柄のかわりに極小の文字で、今自分が考えていることや体感していること、そうした事が丁寧に綴られている。読む方は虫眼鏡必須であるがこれがとても楽しい。

そんな文章の中に二十年前の昔の自分と今の自分が和解したというくだりが書かれていた。時代は違うのに私にはとても共感できた。誰もが学生時代の自分は愚かでちっぽけで青臭いと背を向け生きてきたのではないか。ところが艾年も過ぎるとその根っこはあの頃のものとちっとも変わっていないと気づく。友人は和解したそうだが、私は和解どころか今なお二つの自分がせめぎ合っている始末だ。誰かに調停をお願いしようかと考えたくもなる。

そうそう、偶然にもこの二人共淡青の大学の同じ学部の卒業生でもある。