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2010年7月15日木曜日

音霊

国道134号線を鎌倉方面より逗子インターに向かって車を走らせている右手に黒い建物を作っていました。

海の家なのに窓が少なく変だな―と思っていたら、そこが逗子出身のアーテイスト「キマグレン」が運営する海の家ライブスポット゛「音霊」だったので今年の出演アーテイストは有名人が目白押しです。



実はこの音霊BARなるものが恵比寿の駒沢通りにオープンしたのです。



季節限定とはいえ厨房やホールのスタッフを雇わなければならずこうした常設店舗は必要なのでしょう。私の前の事務所のすぐ近くです。

本日の発見その1でした。

写真はHPよりお借りしました。

嬉し楽しいメンテナンス  ロードバイク


ロードで100キロ以上走った直後はチト苦しいのですが、そうでない時はシャワーを浴びた後にはメンテナンスです。

愛車をメンテするのって嬉し楽しなのです。

私が使うのはブルーシートとケミカルとウェス数枚です。

外でメンテをするときも以前デッキの隙間からパーツが落ちて大変な目に会いましたのでシートは必需品です。あまりにも暑いときは和室のクーラーの前でします。

ケミカルはほとんどがフィニッシュラインです。エコテック2のディグリーザーは水溶性で環境にも配慮した製品で汚れ落ちも抜群です。これとチェーンクリーナーが活躍です。私は3回取り買えます。





チェーンの潤滑油は湿気の多い夏場はこのゴールドのやや粘性のあるものを使っています。冬季や乾燥している時期はシルバーのワックスのときもあります。



ワイヤーへの注油はこの赤のボトルです。




鶴見川は途中舗装が途切れていて、泥の上を自転車を担いで歩かなければならず、時々ペダルやクリートも外して洗浄しなければなりません。

最後にピカピカにするためにこの白いボトルでカーボンフレームの艶出しをします。この商品ショールームポリッシュというんです。


カーボンの締め付けにはトルクゲージ付のラチェットとTACXフィニッシュラインのカーボンアッセンブリーは必需品です。



このエプロンは持っていますがほとんど使いません。だって夏は暑くて・・・・・・・・


AX Lightness 究極の軽量化

軽量化オタクなら知らない人はいないでしょうが、一応ドイツの超軽量パーツメーカーのAXライトネス社の製品です。詳しくは同社のHPご参考下さい。





このフェニックスというカーボンサドルを注文しました。何と62gです。船便なのでいつになるかまだ分かりませんが380€プラス運送代です。日本円にするとざっと4万3千円プラスアルファです。



それ以外にも軽量パーツは目地押しなのですが、購入となると躊躇してしまいます。とくに力の入るクランクやシートポスト、ステムというのは・・・・・弱腰になります。


AX2100というシートポストはなんと75gです。価格は395€です。もちろん体重制限ありです。


後で調べたら何と体重制限75キロです。スタッフのT氏はもう少し太るとアブナイかも!!!、私は65キロなのでOKですけど・・・・・



AX3000というブレーキはわずか130gです。ステムも90.100.110でそれぞれ59g、64g、68gと驚きの数値です。

クランクだって375gはTHMのクラビクラより軽量です。

ここまでくると普通の軽量パーツは軽量に思えなくなります。一番軽量化しなければならないのは己の体重とは分かっていてもなかなかできないのでこういった軽量パーツに走るのです・・・・・

そうそう軽量したつもりでジャージとビブでも購入しますか・・・・しめて158€です。これはお買い得です。体も軽量化したつもりで・・・・・

Le Tour de France 第10ステージ Paris Marriott Hotel Champs-Elysees

パリ祭(フランス革命記念日)の昨日、フランス人選手が果敢にアタックを掛けましたが、結果ステージを勝利したのはポルトガル人のレディオシャックのカウリーニョ選手でした。

総合は変わらずアンディのままです。今年のコンタドールは調子が良いのか、悪いのか分かりません。でもアンディがペースを落としても昨年までのコンタドールだったら先行していたと思うような場面でも行きません。もしかすると???

パリのシャンゼリゼゴールは最高の華やかさですが、このシャンゼリゼの特等席に陣取っているホテルがこのParis Marriott Hotel Champs-Elyseesです。




ツールの日程が決まる以前からシャンゼリゼに面した眺めの良い部屋は予約で一杯になってしまうようです。ワイキキビーチマリオットによく泊る私はマリオットリワードを持っているので是非一度チャレンジしてみたいと思っています。

村上 龍  歌うくじら

村上は同じでもこちらは龍さんです。氏は横浜の我が家の近くに住んでおられるようで、昨年も荏子田の成城石井で反対側からお母様と思しき女性をアウディの横に乗せているところでした。

その氏が今、文芸誌「群像」で連載していた「歌うくじら」の小説がI Padで発刊されるというのです。最初の頃しか読んではいませんが、物語はハワイの海底でグレゴリウス聖歌を正確に歌うくじらが発見されて(ザトウクジラ?)少年の冒険がクロスオーバーしていく小説のようです。

この配信には音楽やロゴデザインも付され音楽は坂本龍一氏が担当すると言った新たな試みでもあります。小説の新しい表現となるかもしれないということなのです。

氏は度々雑誌などで経済や政治について厳しい批評をしています。俗に言う経済評論家、政治評論家のそれよりも直接的で、現実を鋭く付いています。ゲーテというバブリーな安っぽい雑誌がありますが、氏の熱弁はそこでも炸裂しています。立ち読みで結構ですから是非一度ご一読お薦めします。

若い時の彼よりも数倍人間的に大きくなっていると感じます。やはり人をつくるのは人ということなのですね。

ノルウェイの森

1Q84の大ヒットの話題がまだ新しい村上春樹氏ですが、氏の先行して発表された「ノルウェイの森」が映画化されます。

氏の作品についていわば村上春樹論まで登場している訳で、私がここでとやかくいうつもりはありませんが、ひとつだけ氏の作品を批判する多くの人に共通するのが一元論的価値を有するということです。つまり、かくかくこういうものはこうあるべきといった固定的伝統的価値観を大切にしているということです。

氏はその部分に一石を投じているのです。世の中に絶対悪とか絶対正義なるものなど存在せず、他者と士分との関係でどうにもなるのです。

このノルウェイの森でもある部分はものすごく適当で、ある部分はガラスのように脆く壊れやすいそんな人間の2面性が表現されています。

文化論ではデカダンスとデシプリンはコインの両面なのですから・・・・

話を映画に戻します。この映画の主題曲にピートルズの「Norwaygian Wood」が決まったそうです。この曲は高校時代ギターコピーし何回も練習しました。あの頃感じていたノルウェーの森は静謐で物悲しい北欧の森でした。今もその印象は変わりません。


池澤夏樹 短編コレクション


夏に近づくとこういった短編小説が無性に読みたくなります。

昨年はポールオースターを読みました。今年は池澤夏樹さんのお薦めする短編小説です。

私は池澤氏のとりたててシンパという訳ではありませんが、氏の紀行文は臨場感があって好きです。

彼の妻は元JALのCAで危惧にも妻と同名です。昔のJALは家族に優しく安く渡航することが出来たようです。

JALの経営危機とマスコミで騒がれると池澤さんには失礼ですが、彼の顔が真っ先に浮かぶのです。変な連想回路が出来てしまいました。

短編に収録されているのは以下のものです

コルタサル 「南部高速道路」
パス 「波との生 活」
マラマッド 「白痴が先」
ルルフォ 「タルパ」
張愛玲 「色、 戒」
イドリース 「肉の家」
ディック 「小さな黒い箱」
アチェベ 「呪い 卵」
金達寿 「朴達の裁判」
バース 「夜の海の旅」
バーセルミ 「ジョーカー最大の勝 利」
モリスン 「レシタティフ──叙唱」
ブローティガン 「サン・フランシスコYMCA讃 歌」
カナファーニー 「ラムレの証言」
マクラウド 「冬の犬」
カーヴァー 「ささやかだけ れど、役にたつこと」
アトウッド 「ダンシング・ガールズ」
高行健 「母」
アル=サンマー ン 「猫の首を刎ねる」
目取真俊 「面影と連れて」

このうちコルタサル、バース、モリスン、ブローティガン、カーヴァーは一読したことがありますが、訳者によってどうかわっているのか楽しみです。