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2010年7月15日木曜日

池澤夏樹 短編コレクション


夏に近づくとこういった短編小説が無性に読みたくなります。

昨年はポールオースターを読みました。今年は池澤夏樹さんのお薦めする短編小説です。

私は池澤氏のとりたててシンパという訳ではありませんが、氏の紀行文は臨場感があって好きです。

彼の妻は元JALのCAで危惧にも妻と同名です。昔のJALは家族に優しく安く渡航することが出来たようです。

JALの経営危機とマスコミで騒がれると池澤さんには失礼ですが、彼の顔が真っ先に浮かぶのです。変な連想回路が出来てしまいました。

短編に収録されているのは以下のものです

コルタサル 「南部高速道路」
パス 「波との生 活」
マラマッド 「白痴が先」
ルルフォ 「タルパ」
張愛玲 「色、 戒」
イドリース 「肉の家」
ディック 「小さな黒い箱」
アチェベ 「呪い 卵」
金達寿 「朴達の裁判」
バース 「夜の海の旅」
バーセルミ 「ジョーカー最大の勝 利」
モリスン 「レシタティフ──叙唱」
ブローティガン 「サン・フランシスコYMCA讃 歌」
カナファーニー 「ラムレの証言」
マクラウド 「冬の犬」
カーヴァー 「ささやかだけ れど、役にたつこと」
アトウッド 「ダンシング・ガールズ」
高行健 「母」
アル=サンマー ン 「猫の首を刎ねる」
目取真俊 「面影と連れて」

このうちコルタサル、バース、モリスン、ブローティガン、カーヴァーは一読したことがありますが、訳者によってどうかわっているのか楽しみです。

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