村上は同じでもこちらは龍さんです。氏は横浜の我が家の近くに住んでおられるようで、昨年も荏子田の成城石井で反対側からお母様と思しき女性をアウディの横に乗せているところでした。
その氏が今、文芸誌「群像」で連載していた「歌うくじら」の小説がI Padで発刊されるというのです。最初の頃しか読んではいませんが、物語はハワイの海底でグレゴリウス聖歌を正確に歌うくじらが発見されて(ザトウクジラ?)少年の冒険がクロスオーバーしていく小説のようです。
この配信には音楽やロゴデザインも付され音楽は坂本龍一氏が担当すると言った新たな試みでもあります。小説の新しい表現となるかもしれないということなのです。
氏は度々雑誌などで経済や政治について厳しい批評をしています。俗に言う経済評論家、政治評論家のそれよりも直接的で、現実を鋭く付いています。ゲーテというバブリーな安っぽい雑誌がありますが、氏の熱弁はそこでも炸裂しています。立ち読みで結構ですから是非一度ご一読お薦めします。
若い時の彼よりも数倍人間的に大きくなっていると感じます。やはり人をつくるのは人ということなのですね。
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