このブログを検索

2012年9月6日木曜日

毒性植物 

私達の身近な所に摂取すると危ない植物が多く存在する。もっとも人間には大丈夫でも酵素を持たない犬、猫が重篤な障害や死に至るタマネギ、ニンニクなどもあるので注意が必要である。

トリカブトドクウツギなど有名であるし、庭先で見かけるということはないが、園芸店で売られている植物の中にも危険なものある。

毒もまた有用である薬にもなる。ジキタリスは心臓発作の薬でもある。また、マダラ蝶の仲間は幼虫時代に毒草を食べるため成虫になっても捕食されにくいそうだ。デジタルとジキタリスも語源は一緒「指」です。ホタルノブクロは近種です。



新春の福を祝う「福寿草」も実は毒を持つ。菊の花弁に似た花は毒性が強い。


さらにデルフォニウムという観葉植物も「デルフィン」というアルカロイド毒を持つ。ちなみにイルカに花の形が似ているから命名されたようだ。


私のオフィスにもあった南の島でよく見かけるこの「モンステラ」も毒がある。なんとなくサトイモに似ているもんね・・


それとこれも近年庭先のガーデニングにしたり、ハワイの海岸で自生しているものを時々見かけるラッパを逆さまにしたエンジェルトランペットという植物、こちらは食べるだけじゃなく触った手で目や口を触るととんでもない事になるので要注意。


山菜摘みに出掛けた人がワラビを一杯持って帰り、そのまま食したら(普通食べられないけどね)死にかかったという事故もある。ワラビは灰汁抜きして塩ゆでして下処理しないと食えんのね・・・

そうそう高原に行った時に牧草地の中にレンゲツツジが自生していた。地元の人に聞いたら馬や牛はそれが毒があるから食べないと言っていた。



人間の食べてるものなら大丈夫と犬にあげているあなた、もしやその野菜は毒かもしれませんぞ・・・・

ペダルの話 TIME  I clic carbon





誰もがロードバイクに初めて乗った時に戸惑うのが、ビンディングペダルだと思う。

昔はペダルに革ひもで括りつける単純なものだったのが、次第に機構が改良されて今のかたちになってきたわけである。

初心者はすぐに外れる(そう言われているが実際にはそう変わらない)SPDペダルを取りつける人も多いが、乗り慣れてくると力の逃げやすいSPDペダルだと満足できなくなってしまう。かくいう私もその一人だった。

段々慣れてきて、ペダルの感触や動きが分かるようになって、さらに走行距離も100キロを超えるようになると今度は体のあちこちの痛みと対峙しなければならない。

まずは、お尻、ハンドルの振動、ヘルメットの重さ・・・とにかく老齢の体を色々なところが攻めてくる訳である。

私の場合には、SPDからルックに変えて暫く乗っていたが、膝に違和感と傷みが生じるようになった。

そこでNという神宮前のプロショップのメカニックに話を伺うと、タイムのペダルを勧めてくれた。

迷わずRXSを購入した。軽量化オタクだからすぐにチタンカーボンに買い変えた。

これがすこぶる調子が良い。それ以来膝の痛みから解放された。

タイムの不満な点は、ケオと比べて踏み代の面積が小さい事だった。それにあの独特の形状のため、クリートの位置が問題となる。多少のコツが必要となる訳である。

そこにi clicが登場した。私の場合、ロードシューズ3足のクリートも交換しなければならないため二の足を踏んでいたが、最近ではWという便利な海外サイトからパーツを安く手に入れることも可能になったので、iclic carbon とクリート3セットを購入したのである。

動きは今まで同様で膝への負担も無く、さらに踏み代が大きくなった、バネ式からカーボンプレートになったお陰で泥つまりも多少減った。良い事づく目である。

ただし、一つだけ問題がある。クリートも大きくなった分、減りが早い。慎重に歩いてもすぐに突起が削れてしまう。そこが難点である。それ以外、私にとってこのペダルが無くなる事は死活問題である。その位大切なパーツである。

そうそうペダルの取り付け取り外しは、レンチでなんなく出来るが、締め付け過ぎには注意したい。普通に回していれば自然に締め付けられるからである。クランクとペダルのねじ山の埃取りとグリースアップを念入りにして組み上げてたもう。

練習中のパワーを計りたいという玄人向きには今まではSRMのパワーメーター(カンパ用41万)という高額品しかなかったが、ケオからペダル内臓式も発売されているようなので御探索あれ。




併読中 文系2 理系1

鎌倉の古本屋で購入した開高健氏の釣り魚本と野上弥生子女史の「森」はすでに一読しましたが、再度その文章の筆致を確認したく拝読しております。

好きこそものの上手なれと開高氏の釣り魚本を読んでいましたが、再読していくうちにヘミングウェイのそれと同じに抑圧され、ある日常生活ではとことん困り果てて疲弊し、精神的に会いこまれた逃げ場のような感じがしてくるのでもあります。

亡きあとにかれこれ書かれた開高本は数あれど、友人が言っていた「死んだんだから、そっとしておいてくれよ」という気持ち分からぬでもありません。

まさにヘーゲル先生の「従僕の目に英雄なし」というところでしょうか・・・・・・

もう一冊のお手軽本は東京大学の現役の教授でもある著者が人気講座の一読本として出版したものでありますが、何と言っても読み切りのコラムが面白い。

この先生、金沢のご出身で、先般私が訪れた21世紀美術館はその母校でもある金沢大学付属学校の跡地だったと聞きます。石川県は教育県でもあり、進学率も高いと聞き及びますが、そういえば息子が数学か医科学かで進路を迷っている時に、拙宅の些細な集まりの中で妻の友人の夫に「そんなに了見は狭くないと思うよ」と的確なアドバイスを戴いた、その人も石川のご出身でした。

懇意にさせて戴いている日経新聞の編集委員の方も、すでに亡くなられた免疫学の巨人多田富雄先生の本を出版し、私が興味あるというと、当時のその書籍を直接戴いたこともあり、そんな縁で私は多田先生の本はほとんど読んでいましたが、あとになってその人が多田先生の研究生だった事を知り、世の中の縁を感ぜずにいられませんでした。

閑話休題

CPスノウを持ちだすまでもなく、21世紀になって文系と理系は益々乖離していきます。

その証拠にノーベル物理学賞や化学賞、医学賞などの理系分野の受賞者がどんな研究で受賞したのか的確に説明できる人はどれほどいるのでしょうか、研究の専門家、先鋭化が進み、それを咀嚼し得ることが出来なくなっているのではないでしょうか。もっともポピュリズムに毒されたマスコミの大罪を見逃してはなりませんが・・・

秋の夜長の読書、、、文系2、理系1の割合が当分続きそうです・・・・