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2011年1月26日水曜日

アブダクション チャールズ・サンダース・パース Charles Sanders Peirce

チャールズ・サンダー・パースという論理科学者をご存じだろうか?彼は父親をハーバードの教授に持つ秀才で後にアメリカで最も偉大な論理学者といわれはしましたが、多くの人生を赤貧で暮らした人でもあります。

その彼が演繹法と昨日法とは別にもう一つの思考法があると唱えたのが、このアブダクションという考え方です。一般には日本語で推論とか仮説と訳されます。

確かにU理論などはこの方法を昇華させた考え方のように思います。

そういえばスコラ哲学の中で「オッカムの剃刀」という原理があります。これはある事を説明するのに必要以上に多くの実体を仮定するべきでないというものです。

しかしこれとて後にアインシュタインによって「必要以上に簡素化するにも限度がある」といって論破されたのです。

一応、基礎素養としてアブダクション程度は理解しておきましょう。

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