だいぶ以前にこの本を購入し読んでみました。ちょうど日本で西洋ミツバチが大幅にその数を減らし、マスコミが「犯人探し」をしている頃でした。この蜂の大量死は英語のColony Collapse Disorder
から蜂群崩壊症候群(CCD)と呼びます。
マスコミはすぐこの「犯人探し」をしたがるものです。それも単独犯がお好みのようです。
原因は異常気象、農薬、天敵と色々と憶測されていました。
この本ではまだ犯人は分からないものの、複数の要因が絡み合ってこの蜂の大量死に至っているのではないかと論じていました。科学的推論が必要とする複眼的思考です。
それがつい最近、アメリカの政府系機関の所有する分析機によって解析したところ、ずばりウィルスと真菌の複合作用だと発表されたのです。詳しく知りたい方はこちらまで。
http://www.plosone.org/article/info:doi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0013181
細胞が癌化する際にもいくつもの複合的要因が重なり癌化することを思い出しました。
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