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2009年10月26日月曜日

In her shoes 贈与論


今週末BSでキャメロンディアスとトニー・コレットそしてシャリーマクレーンの演じる「イン ハー シューズ」を放映します。

番宣で山本監督が言っていた、目の見えない大学教授が施設のヘルパーてあるキャメロンに本を読んで欲しいと頼むシーンが印象的です。勉強をしてこなかった自由奔放なキャメロンはなんと読めないのです。しかし、そのたどたどしい語りを聞いた老人がキャメロンに向って「+A」というのです。
ここは涙もんです。
教育の本質とは見返りを求めずまず贈与することから始まります。そのことがスマートに感動的に描写されています。そして勉強の出来なかったキャメロンは一度だってこんなこと言ってもらえたことはなかったでしょうから、少しずつ学ぶことに興味をもっていくのです。

当年75歳のシャリー・マクレーン(奥様は魔女に出ていた人)も孫のキャメロンが現金をタンスから探しているときに、チラリとみせた演技は貫禄ものです。

そんなこんなで「イン ハー シューズ」お気に入りの映画です。ちなみにインハーシューズとは「彼女の立場」でというような意味があります。キャメロンはやっぱり良いですよ!!
中学のとき私をかばって他の先生の矢面にたってくれた体育S先生、高校のときに浪人できない経済
状況を見かねて田舎に留まろうとしていたところ背中をポンと押してくれた化学のA先生、みんなこの老
人のように私に大切なもの与えてくれた人たちです。

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