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2009年1月16日金曜日

バックミンスター・フラー 回顧

一緒にプロジェクトに携わっていただいているN氏がジオデシックの専門家であったことは驚きました。
(もちろん彼は大変優秀で吉岡文庫の奨学生ゃメディチ家ともゆかりのあるローマ賞を受賞した秀才でもあります)
私も偶然昨年夏、鎌倉近代美術館で開催されていた「バックミンスター・フラー展」でこのジオデジックドームを観ることが出来ました。「geodesic」とは測地線と呼ばれ、球面の2点を結ぶ曲線です。

バックミンスター・フラー博士は「宇宙船地球号」でも見られるように、ローバート・オーエンのような「理想主義者」と称される事も多く、発明家と思想家の両面を持ち、新たな境地を切り開いた人物です。その功績により後年多くの名誉博士号を取得できましたが、人生の半ばでは自己の理論を酷評されたり、関わっていた会社が倒産するなど必ずしも順風満汎ではなかったようです。



しかしながら、彼は88歳で死去したのですが、妻のアンがこれに遅れる事数ヵ月後に他界したことは、彼の最大の幸せだったのではないでしょうか。 

2 件のコメント:

GKAD さんのコメント...

大変お世話になります。
Nくんは、フラーの研究者です。
お伝えしておけば良かったです。
次回、お話いただければ、彼も大変喜ぶと思います。
katsu

saku1115 さんのコメント...

ええ私もN氏の略歴を見て知りえました。
驚きました。
今度「ジィオテジックドームのトポロジー的解釈」について伺いたいと思っています。