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2009年9月13日日曜日

ミルの危機 エリック・サティ

教育学の講義で当時の教授が経済学で著名なジョン・スチュアート・ミルの自伝を引用し、閉塞的な詰め込め教育の弊害と背反する知性の鷹揚を講義していたことを思い出します。

世の中の大半は父親の背中さえ見せないまったく教育に無関心の親と、執拗なまでに己の価値観を押し付けるファシストのどちらかが多いような気がします。特に中小企業経営者は己が築き上げた会社を愛でるあまり、正気を失っています。所詮会社なんて1人の力では30年すればダメになるのです。大したもんじゃないんです。それを愛でることで人生が終わってしまう。ばかばかしい限りです。

ところで私の好きな作曲家にエリック・アルフレッド・レスリ・サティがいます。そう「オジーヴ」「ジムノベティ」などでも耳にしたことはあるでしょう。彼はその後も「官僚的なソナチネ」「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」「家具の音楽」「胎児の干物」など奇妙な名前を曲につけます。彼がその後のドビッシーやラヴェルらの前衛音楽に与えた影響は大きかったようです。

権力に寄らない姿勢こそ見習うべきです。

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