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2010年1月29日金曜日

とりあえず吉報 FRBバーナンキ議長再任  ポール・ボルカー

海の向こうでオバマ大統領がぶち上げた金融法案の賛否を巡って証券・金融業界から反対の狼煙が上がっていました。オバマ人気も急落で国民の追い風もなく、FRB議長の再任がもしなされなかったら、アメリカの景気は二番底どころか、急落し、日本にも大打撃を心配していたので、とりあえず上院で28日にFRB議長の再任が決まったことでホッと一安心です。

ご存知のように、バーナンキ氏は「マエストロ」と一時は大統領を凌ぐ人気のあったアラン・グリーンスパン」の後継者です。アラン・グリーンスパンがマーケットへの介入を極力嫌った市場万能主義者だったのに対して、彼はどちらかというとリフレ主義者です。

しかし、ここで要注目なのが、さらにその前のFRB議長だったポール・ボルカー氏の動きです。オバマ大統領は何かにつけてこのボルカー氏に相談しています。もちろん当の本人は83歳と高齢で正規な顧問団ということではないでしょうが、彼の行った「強いドル・強いアメリカ」は昨日のオバマ大統領の一般教書演説(The state of Union Messege)とも通じるものがありました。

暫くはこの老齢の大男の動きから目が離せません。

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