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2010年8月31日火曜日

アングロサクソン的思考  マイケル・サンデル教授

ご存じのとおりアメリカは人種の坩堝です。プエルトリカン、アフリカ系黒人、アイリッシュ、インド系、アラブ系など様々なアメリカ人が居る訳です。

このようなアメリカ人のなかでアングロサクソンと言われるWASPに代表される建国以来の中心的役割を果たしてきた人種の多くは、経済的にも裕福で、日本の格差などという言葉がふっとんでしまうような豊かな暮らしをしています。

しかしながら、我々アジア人に対してこのWASP達はとても人当たり良く、差別的でなく接するのです。(ここではあくまで表面的という意味です)少なくともリッツカールトンやフォーシーズンズリゾートなど高級ホテルでお目にかかる多くの人はそうです。

それに対してヒスパニック系、サモア系など同じ有色人種の多くは敵対的な感情を露わにします。この人たちはこういったホテルにはほとんどいません。

艾年を越した初老の私にはそれほどではないにしても、もっと若い人たちの間にはその傾向が顕著にあらわれます。

先日、マイケル・サンデル教授が350人の東大生と公募の1100人に安田講堂て講義をしたようです。放送は10月と聞いていますが、内容については一部のマスコミで報道されていました。

その中で富の分配について質問していたとき、日本は平和な国だとつくづく呆れてしまいました。

そう、平等感覚なのです。彼らの主張がつまり己の置かれているポジションを中心に論理的組み立てを行い、良いだの悪いだのという単元的傾向が強いのです。どうも平和ボケをしていたことでいつでも、どこでも、だれでも公平になれる社会だと信じているようです。

話を元に戻します。多くのアメリカ人は自分がどんなに頑張ってもイチローのような年収を得ることは出来ないと思っているし、オバマ大統領のようなポジションになれないと思っているのです。

アメリカンドリームという言葉があるって?そう確かにあります。でもドリームなんです。現実でないことをうすうす知っているのです。

どうしてヒスパニックや他の有色人種が我々アジア人に対して敵意を持つのかもうおわかりのことと思います・・・・・・・・

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