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2011年7月3日日曜日

老人と海 解釈



Sパパがスピーチの中で、昨日はなかなか寝つきが悪く、スペンサートレイシーの映画「老人と海」を観ていたと言っていました。最後のライオンの夢のバックにキリマンジェロが映っていたとも・・・・・

偶然です。私もその前日、秋山 嘉、谷 阿休翻訳の「老人と海」を読んでいました。

私はこの本で、ヘミングウェイはいつまでも異邦人として生きてきたのではないかと確信したのです。

そのとき、今まで連想していたキリマンジェロの風景というのは嘘ではなかったのかと、つまり老人はライオンを見た事も、アフリカの大地も何も知らなかったのではという考えです。

そうするとこの物語は深遠になります。我々は知っている世界でのみ知っている、知らない世界は知らないという哲学的思考です。

老人のライオンはもしかするとカジキの顔をした、鮫の胴体をした動物だったのかもしれないと・・・・・・・・

今度、ヘミングウェイについてプールサイドで文学論議をしてみたいと思う私であります・・・・

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