開高 健を読み返している。
彼の釣りの紀行文や酒にまつわるエッセイが多い中、戦争や日本人論についてのエッセイも秀逸だ。
何十年も前に「今の日本人は政治家も、マスコミも白黒をつけたがる。これがいかに危険で、思想を枯渇させているか」と嘆いている。
テレビのTPPや原発の是非を問う番組を見るたびに辟易する。まさに白黒合戦だ。グレイな意見など言おうものなら、信念が無いのかと野次が飛ぶ。馬鹿らしい・・・
しかし、そんな氏だって自己愛についての考察は戴けない。
だって大きな魚を釣りたいと言うのは、自己愛に他なりませんからね・・・・・・・
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