電力会社の社員の人には申し訳ないが、契約企業に対する値上げの要求、さらに姑息な方法で便乗値上げしようとしたとしか考えられないモラルの低さ・・・
そして何よりこれからの日本を変えて行くのはエネルギー政策のはずなのに、その中核となるスマートメーターの受注に至っては政府の声に耳を貸した形だけの公募、さらにその内容は単なる検針作業の簡素化にとどまるものだった。
スマートメーターは電力の自由化をにらんだ新しいツールである。家庭での使用量の可視化はもちろん、自家発電した電力の相互融通し合うことも出来る。
これじゃ、昨今の原発の廃止是非論と同じように、既得権の擁護である。
国民の血税を入れ込んでこんな企業を生かせておく必要はあるのであろうか・・・・・
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吉本隆明氏の著作にこんな本がある。氏は丸山を批判したといっていたが、よく読み返すと吉本は日本人の本質的物は丸山のいう古層ではなく、中層にあると言っているだけで、天皇制の前から日本人の根っこのようなものとしたそれを慧眼していた丸山を賞賛しているのだ・・・・・
吉本はこの日本的なるものつまり既得権はスターリニズム~軍国主義~官僚社会という円環的関係であるとも述べている。
つまり中層(吉本の)内包する日本的なものがこの構造を支えているといっている。
これを借りれば官僚主義の解体とは我々自身のアイデンティティとも深く関わるものだと見えてくる。
これはかなりニヒリスティクな結論であるが・・・・・今のこのようなむ国民世論、マスコミの有様をみてただ納得する。
だらこそ勇気を持って解体する必要があるのではなかろうか。
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