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2012年9月26日水曜日

カーグラフィック#28 G63 AMG

このところ欲しいと思う車もなく、挙句に今日グーグルから5年後にハンドルやアクセル、ブレーキを使わない車を作るとニュースを聞いたところに、最新型のゲレンデが来たとの連絡を受け、試乗の運びとなりました。私の琴線を知り尽くしたディーラーのナイスリコメンド!!

そんな浮気心を察してか、我が白い貴婦人はおへそを斜めにしたようで、ディーラーに着く直前にESPとBASの警告灯がつきました。

試乗の間に調べてもらうことにして、いざ試乗です。

まずはスタイリング、大きく開いたディフューザーは結構決まっています。これはこれで良いと思います。グリルもシンプルながら力強く、正面からの姿は良いですね。ただし、ボコッと出っ張った補助ミラーはスタイル台無しです。


なんでも横の凹凸の多いゲレンデはサイドカメラをつけても死角が出来てしまうようです。

室内は最新型のメルセデスの乗用車と等しくなりました。まず気づいたのはアクセルが手前になり乗用車に近くなりました。





ブレーキにホールド機能が付いたので、坂道は楽になりましたが、私には不要です。

エンジンは以前のスーパーチャージャーからターボに変更され、扱いやすくなっています。

それでもドロドロとしたV8のエンジン音とターボがただ物でないことを証明しています。

あれ以前サイド2本だしのマフラーが1本??なんと後部座席に乗る際にマフラーでやけどをしたので1本は下を向いているとのこと・・・驚きました・・・・

ハンドリングははっきりいって素晴らしくなりました。乗用車とは行きませんが、これなら都心でも扱いやす舵角です。

さらにサスペンション、ゲレンデはラダーなのでエアサスは付きません。リジットなのにここまでフラットに持ってきたのはAMGの経験知のなせる技でしょう。

省エネのためアイドリングストップが付いているのはまだしも、この車にもミリ波レーダーが搭載されています。試しに70kmに設定ししてみると、アクセルもブレーキも踏まなくても、車が勝手に前の車についていきます。まさにグーグルが言っていた車のようです。さらに死角に車が来ていてレーンチェンジしようとすると自動的にハンドルを抑制します。もはやブレードランナーの世界です(古いか)

インテリアも選択肢が増え、赤のレザーも中々良いと担当者のSさんが言っていました。

マットからーは実際手にしてみるとサメ肌のようだと言っていました。そして手垢(脂が付くと)が目立つのが難点とも・・なるほどそうかもしれません。

個人的にはここまでパワーは要りません。また、V8ターボの難点である走行距離が延びると油漏れの心配もありますので、550で十分かと思いますが、ホイールがかっこ悪いのと、色が選べないなど考えると微妙でもあります。

白い貴婦人はどうやらコンピューターの故障らしく、少し長く入庫しないと治らないらしいです。

月末に入庫する約束をして、東名高速に乗ると・・・中々良いじゃありませんか、この車、確かにG63 AMGは良いけれど、これだって捨てたもんじゃありません。

トルクは低速からあるし、ハンドリングも秀逸です。まあ、宝くじがあたれば1800万円の買い物も考えなくもないですが、まだまだこの白い貴婦人で十分と思える今日でありました。

反対側のBMWによってみると担当者M澤さんは今日はお休みとの事、きっとゴルフにでも行っているのでしょう・・・残念、折角M5,M6の北米でのトラブルの話を聞こうと思ったのに・・・・

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