今年のノーベル経済学賞はマッチング理論の構築と実践のアルビン・ロス教授とロイド・シャブレー名誉教授に授与されました。
ノーペル賞というものもはやりすたりがあるようで殊、この経済学賞に至っては2010年にもこのマッチング理論に関する研究者に与えられているのでまたかという印象です。
日本でもこのマッチング理論をもとにして大学の選択基準(入試の選抜方法と選考)などの研究もなされていて、アメリカでは実際に臓器移植の際のドナーとのマッチングにも応用されているそうです。
条件が複雑になり、選択の多様性が増す状態になればなるほど、どうやらこのマッチングは効果をあげるようです。ならば多様性の現代はこのマッチングが重要なキイワードとなることは明白です。
そもそもロイド・シャブレイ氏が安定結婚問題と称するマッチング理論を世に出したのが1969年ですから、この二人にとっては決して早すぎる受賞では無かった訳で、我々のような門外漢がとやかく言うのは控える事にします。
個人的には何故村上春樹氏が受賞しなかったのか、不思議で仕方ありません。ノーベル賞を取るも取らぬもほんの少しの違い、運とタイミングという気がしてなりません。
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