先日、国会前を車で通り過ぎた時に赤信号を無視して大挙して車道を横断する群衆に遭遇した。警察官の指示に従わず彼らの行動は暴挙という他ない。どうやら、左翼系の集会の最中らしい。
話は変わるが、和食がユネスコで無形文化遺産に登録されたという。日本以外で和食を体験されたことのある人ならお分かりだと思うが、ニューヨーク、パリ、ロンドン世界中に和食店は存在するが、どれをとっても日本のそれには敵わない。敵わないという表現ではなく、もう一つ下層の類なのだ。そうレベルが違うのだ。日本の老舗うなぎ店がパリに出店している。ここの味も本家とは別物であったことは前にも記したと思うが、ウォルドルフ・アストリア近くの和食店も和食といえば和食かもしれないが、チェーン店の居酒屋と変わらなかった。こうした理由を職人さんに聞いたことがある。理由は現地の食材では日本の本家の味は出ないというのだ。野菜や肉類はまだいい、刺し身にするような鮮魚が鮮魚ではないといっていた。彼らはその事を知ってはいるがどうしようもない事として看過して料理を作っているのだ。
そんな折、銀座で和食店を営む奥田氏がパリで和食店を開店させたと聞いた。御存知の通り彼の料理には妥協はない。そんな彼がパリに鮮魚店をオープンさせるつもりでやっていくと雑誌で語っていた。大いに注目である。海外の和食店の壁を乗り越えてほしいと願うばかりだ。
ところがそんな記事に中傷する輩がいる。アフリカでは餓死する子供がいる中でそのような高級和食は必要ないというのだ。アホらしくて普段なら取り合わないところであるがデモの群衆の件もあるのでここで断っておきたい。
その御仁はボランティアの語源が「志願兵」であるということはご存知であろうか、そもそも政治的理由が源なのだ。政治的、宗教的個人の思想は暴力や強制で押し付けるべきではない。そうしたならばナチスドイツや旧態日本軍国主義者と何ら変わらないからだ。
デモに参加することを否定しているわけではない。ただ、彼らは家の前にうずたかく積み上げられた雪の山を10歳の少年が何も言わず黙々とスコップで片付けていた事を知っているのだろうか。不平不満で世の中は変えられないのだ。
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