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2014年8月5日火曜日

ロードバイクのタイヤのこと

ロードバイクをお持ちの方はチュブラータイヤかクリンチャータイヤはたまたチューブレスタイヤのいずれかにお乗りのことと思います。

そこでつたない例ではありますが、私のタイヤ変遷の歴史をほんの少しばかり報告したいと存じます。

初めは私も安価なクリンチャータイヤを付けていました。当時はチューブレスはなく、必ずチューブを付けなければなりませんでした。

皆さんも経験あると思いますがこのクリンチャータイヤだとリムパンという細い切れ長にチューブが裂けてしまうパンクを多く誘発します。

仕方なしにチューブ交換をする羽目になりますが、これが中々の曲者、指が痛くなるほど力が必要で老骨の身としては辛いものがありました。

さらにクリンチャータイヤは高い空気圧を必要とし乗り心地が良くありません。

それでも当時はチューブラーにするにしてもセメントしか無くて、そのセメントが乾くまで走りだせなかったため実用的でなかったのです。

ですから当時はミシュランPRO2を履いていた覚えがあります。

そうこうしているうちにチューブラーテープというものが売りだされ、乾燥の時間を待たず走りだせる商品が開発されたのです。

これを試してみると中々のものです。圧着は半年程度で弱くなりますが接着は至って簡単です。

そこで最初はビットリアのオープンコルサを使用していました。これが一番長く乗っていたかもしれません。

当時、ヴェロフレックスはハンドメイドに近く価格も高かったのです。

その後何とかヴェロフレックスを購入できる環境になり、レコードやさらに軽量タイプも試しましたが、それほど驚くような乗り心地の変化はありませんでした。それよりビットリアよりさらに早く空気漏れするのに驚きました。

その後、ダイワボウからシームレスタイヤが発売され試してみましたがこれが今まで購入したタイヤで一番高いものでしたが、やはり乗り心地にあまり差は感じませんでした。

後に同じようなシームレスで安価版が発売されましたが同様だった気がします。

そして究極のハンドメイドのFMBと出会いました。最初はケーシングコットンを履いていましたが、多少の値段差ならと絹のケーシングにしています。

これは察かに乗り心地が違いました。ただし、空気抜けは早くヴェロフレックス以上です。

とまあ乗り心地を追求してきた訳ですが、このタイヤの弱点があります。とにかくタイヤが細いため山道やカーブの連続する道は弱いのです。軽くて最高の乗り心地ですが、この点を注意しないでハンドルを引いたりすると側面が一発でやられます。

そこで邪道かもしれませんが、私はこのFMBにノーチューブスというブランドのパンク修理剤を入れて走っています。何故、ノーチューブスにしたかといえば水溶性で汚れてもすぐ拭き取れるからです。

ただし、入れ方にコツがあってピンの取れるタイプでないと万が一ピンの部分に圧着したら大変なのでお勧めしません。それにタイヤを十分回転させ平均にしておかないとバランスが崩れるのと、最低口金を左右の45度以上の角度にしておきます。これも同様の事です。

とつれづれ書いてきましたが、良いタイヤとは結局その人の走り方にあったタイヤということになります。

ヒルクライムに出て1秒でも早くタイムを縮めたいと言う人には超軽量のタイヤが必要でしょうし、
ヤベツをガンガンに攻めるような走りをする人や、SCSのコーナーを高速で抜けるような人にはそれなりの幅と強度の高いタイヤが求められることになるのだということです。

皆さんも自分にあったタイヤを見つけられんことを!!





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