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2008年12月27日土曜日

美の壷 

早起きなのでときどきこれを見ようという訳ではなく、NHKの「美の壷」をなんとなく見てしまいます。
今日は「梵鐘」のお話。除夜の鐘まであと5日です。
この梵鐘の音はいくつもの音が重なっているのですが、ド#が基音で、1オクターブ上のレ#、さらに1オクターブ上のファが特徴的だということでした。こんなこと考えながら除夜の鐘を聞いてみるのも面白いかもしれません。

同じチャンネルで雑誌「ニュートン」の編集長を長らく務めていた「竹内 均」氏のアーカイブスを放送していました。東大の地球物理学の教授であり、ラグランジェ賞を受賞された高名な博士です。
後年は社会の「恩奉」したいという気持ちで仕事をしていたそうです。博士は寺田寅彦先生の「茶碗の湯」という随筆を読んで物理学を目指したそうです。私も高校生の頃、同書を読んで物理学に興味をもったところまでは一緒でしたが、いかんせん数学が出来ませんでした。もう一度生まれ変われるなら神様に数学の出来る頭を授けてもらいたいと願います。後年の「恩奉」の精神は昨日の顧問弁護士先生の書簡にも同様のことが記載されていましたが今の日本人に薄くなってしまったようです。

テレビも新聞も景気が悪化していると暗いニュースばかりです。しかし、冬至を過ぎて陽は確実に長くなっています。まさに一陽来福です。「冬種を撒くから春花が咲く」そう信じて一歩一歩前進することが大切な気がします。

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