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2009年1月14日水曜日

ロスチャイルド家 ワイン 











朝刊でヒラリー・クリントン国務長官(予定)の「スマートパワー」外交の記事を読んで、彼女のRohodam といういかにもオランダあるいは南ドイツ近隣の出身をあらわすようなミドルネームから、ロスチャイルド家を思い出しました。
実際に彼女は元々共和党支持者でネルソン・ロックフェラーのためにも働いた経歴がありましたが、ベトナム戦争の共和党の方針に同調できず民主党に宗主替えをした経歴の持ち主です。
そしてネイサンの3男がボルドーの5大シャトーの「シャトー・ムートン・ロートシルト」の所有者になり、ロスチャイルド家草創の人マイヤー・ロスチャイルドの5男が「シャトー・ラフィット・ロートシルト」の所有者になったのです。ワインの世界ではその後2級格付けだったムートンが1級に格上げされた事はあまりに有名です。
一般的に俗耳を喜ばせるために、世界戦略における「ロスチャイルド家」VS「ロックフェラー」などと米シオニスト派と米保守本流派を2項対立で紹介する書籍もありますが、ロイヤルダッジ、BP、ゴールドマンザックス、コカコーラがロスチャイルドで、エクソン、モービル、IBM、メルルリンチ、モルガンスタンレー、ペプシコーラがロックフェラーであることは面白い関係です。確かにアラブの対イスラエルボイコットリストにコカコーラが載っていてペプシコーラが載っていなかったのはこのあたりに原因があるのかも知れません(結局俗耳を喜ばそうとしている???)
もちろんこのシャトーのワインも大好きですが、カリフォルニアの「オーパスワン」チリの「アルマビィーヴァ」もこの格上げに貢献したフィリップが手掛けたものです。








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