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2009年3月2日月曜日

広告 デザイン 象徴主義

大学生の頃、マルラメ、アポリネール、ランボーなど分かりもしないのに象徴主義の詩人に憧れてパリのモンパルナスを夢見ていたことがありました。御茶ノ水付近を日本のモンバルナス(カルチェラタン)と言っていた頃の話です。

古本屋で立ち読みし、原作を読んでいました。(観ていました!)

そんなことが災い(この業種の方には失礼)し、広告も表象表現の一つであると頭でっかちの若造は広告業界の面接も受けました。受けた企業は結構いい線まで行っていましたが、最終的にはとある劇場でのM専務(当時)の「文化と街づくり」、さらに世界的照明デザンナーの先駆けのIMさんの情熱的なお話によりその会社に決めました。その時は電気ショックを掛けられたような強烈な印象でした。

もし広告業界に進んでいたらどうなっていたのでしょう?

あの頃は米国の比較広告というものが話題になっており、電通や博報堂などのトップクラスは「さもしい」として自主規制をしていました。そんな欧米の企業を扱っていたのはマッキャンやグレイでした。
当然、広告にアメリカも日本もない思っていた私が受けたのは後者であります。

そんなこんなで広告にも興味があります。今では媒体もWEBが加わるなど大きく様変わりしましたが、訴求方法は30年前の象徴的手法と変わってないような気がします。(私には今でもアポリネールの雨の詩が印象的です)

オーストラリアにDROGA5というクリエイテイブ集団がいます。作品は国際的にも評価され、個人的には水道水をチャリティーにする広告が好きです。一度、HP覗いて見て下さい。

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