2004年71歳で死去したこの批評家は「写真論」、大江健三郎との往復書簡などつとに有名ですが、この本は実の息子がその最期の姿をつづったものです。個人的にもE・W・ザイードとともに好きな評論家でもあり、特に911以降アメリカの覇権主義を批判していたことは、今日の世界不況の原因を言い当てていたとも思えます。
パリを愛していたポーランドとリトアニア系ユダヤ人の血を引く第三世代アメリカ人は、モンパルナス墓地に埋葬されたそうです。ベケットとボーヴォワールの墓に並んでいるそうです。彼女の好きな光る小石を持って出かけようと思います。
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