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2009年7月16日木曜日

虹の橋 T先輩


昨年7月28日に大腸がんの摘出手術を行ったものの、すでに肝臓への複数の転移が見つかりステージ4と宣告され、いくつかの抗がん剤で治療を行っていた尊敬するT先輩が14日パリ祭の日に逝去されました。享年51歳です。本当に悲しいです。

T先輩は私が会社に入社したてのころ本当にお世話になりました。というより会社に入って私が一番違和感を覚えたのは、上のものにへつらい自分を無くしている人間の多いことに辟易していたのです。ところがこのT先輩はそんなことどこ吹く風とばかりマイペースを貫いていました。カーキ色のコットンスーツにジェフリービーンのネクタイを締めて颯爽と渋谷の街を歩いていました。いつも日焼けしてあまり多くを語らないこんな会社っぽくない先輩でした。

今年の7月5日にサプライズとして自宅近くのホテルで(奥様が提案)この先輩を驚かそうと、先輩、後輩とにかく友人5人で待ち構え、しばし昔話をしたことが最後となってしまいました。唯一の救いはその時の笑顔でした。 写真はその時のT先輩と親友のM先輩です。

思いはつのります。私の自宅にも来て欲しかったし、子供達の手が掛からなくなったら、夫婦単位でマウイにも行きたいと思っていたことも叶いませんでした。医学は進歩しています、しかし万能ではありません。強くそのことを痛感しました。奥様、子供達その心中を察すると言葉もありません。しかし、いずれ私たちも虹の橋を渡るのです。少しだけ早く行ってしまっただけです。こちらで小さなことやアホな事をしている私たちを笑っていることでしょう。T先輩安らかに!!

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