今朝、なにげにチャンネルを回すと(今はチャンネルまわさないんですよね)F兄弟社の弟ことF氏が対談していました。このところ良くテレビに出ています。
兄はSパパのM銀行時代後輩ということですが、弟は私と同期なんです。私たちの大学では卒業を記念して、銅杯、銀杯、金杯とお祝いをするのですが、その時彼はちょんまげ姿に宴会部長のタスキをかけて現れていました。
話は、対談に戻ります。ワークバランスの話でした。結論からいって40代以上の人はあまり働いてはいけないというのです。しかし、それは残業時間を一律に減らせとか、生活の質の向上とかいうのではなく、若いうちは精一杯働き、色々なものを吸収し、もちろん残業だってして構わない。「考えてみて下さい。定時に帰るゲノムの研究者を想像して下さい。気持ち悪いでしょ?」確かに全部がそうなら気持ち悪いでしょう。意見には賛同できるところが多々ありました。
ところで、私の周りには「なんとしても自分の商売を子供に継がせたい」という親が多くいます。はっきりいって気持ち悪いです。色々なことを経験して、それでも同じ職業を見つけるというのならば別です。
親の最大の仕事は人間の多様性を子供に理解させることです。そう、多様性=ダイバーシテイです。
いくつもの選択肢の中で選ぶことと、これしかない中で選択するのでは違います。多様性を育む最大の物差しは「家庭=親」です。似ていないようでも恐ろしいほど親のDNAは子供移るのです。
生物が多様性を獲得し、生きながらえた事つまり「基質」に「環境要因」を加えることで耐性を持つとしたら、「環境」まで揃えてしまうことは危険なのではないてしょうか?
こんなことを逡巡した朝であります。
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